お家に帰るまでがましまろです レビュー
2017/08/27 Sun. 00:32 [edit]

更新
今日はま〜まれぇどの最新作、お家に帰るまでがましまろですのレビュー記事です。
前作、プライマルハーツ2ぶりですので、2年弱程度でしょうか。
今や萌えゲ分類でも最高峰のグラフィックと抜き性能を誇る本メーカーですが、
少し前に恋愛ルセットという似たような?ゲームがあったからか
そこまで事前に楽しみにしてたわけでもないです。
理由は初報のインパクトが若干薄かったからですかね。
作品タイトルもマイルド気味ですし(作品やると結構良いタイトルなんですが)。
キャラも兎姫ちゃんくらいパッと見で惹かれやすくて分かりやすいキャラいないかなと。
まあ結局買ったんですけどね!
初回特典として前作、プライマルハーツ2のアリスティアちゃんの
えっちコンテンツが付いてると聞いて、そっちもウキウキしてたんですが、
配信開始は発売から3ヶ月後らしいですね……。
3ヶ月って…、10月末か。忘れちまうよ…。

いつも通りぼちぼち行きたいと思います。
つづき(ネタバレも含む可能性があります)
シナリオは4人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。攻略順はフリーです。
人数は少ない本作ですが、ボリュームは短くありません。
ルートそれぞれの時間は
共通 7h
花音 3h弱
汐 3h弱
紗々 3h弱
礼羽 3h弱
計18h
萌えゲとしてはどちらかと言うと長めなほうですね。
誰からプレイしても良いシナリオ構成なのでお好きな順でプレイして良いと思います。
■共通
世界観としては洋菓子屋さんを切り盛りしていくお仕事モノです。
登場キャラはまだ学園生のため、学園パートも存在しますが、影は薄いです。
学園パートいらないんじゃね?とも思いましたが、
ガッツリお仕事モノにすると萌えゲとしては少々雰囲気が重くなるかと思いますので
ヒロインの若さとか雰囲気をフレッシュにするために入れたのかなと個人的に思ってます。
ファンタジーや急展開といった要素はまったくありません。
肝心の洋菓子要素ですが、濃すぎず薄すぎず、程々の描写に収まってます。
ケーキのことばっかで展開が進むというわけでもないです。
王道萌えゲだと思って大丈夫かと。
洋菓子要素はどっちかというと恋愛ルセットのほうがお菓子要素は強かったなと。
それをプラスと取るかマイナスと取るかは人次第かなと思います。
月夜野兎姫ちゃんがほんのちょこっとだけゲスト出演したりするため
世界観はプライマルハーツシリーズと共有しているかとは思いますが、
内容には全く関係がないので前作をプレイしていなくてもOKです。
共通は行き倒れている主人公がヒロイン達が経営する洋菓子屋に拾われ
厳しかった洋菓子屋の状況を改善していくような流れになってます。
なかなか長い共通なので、道中でピンチや山場が3回くらいはあったかなと思います。
ドタバタモノというよりかは、まったりした雰囲気が好みの方にオススメです。
主人公はここのメーカーらしく、鈍感だけど結構デキる人間、という設定です。
舞台となるケーキ屋の初期メンツは花音、汐、JCの3人であり、
そこに主人公が拾われてくるところが本作の冒頭になりますが
残りのヒロイン2人が入ってくる過程が結構長く取られており、丁寧なのが好印象です。
(てっきり一瞬で仲間になりたそうにこちらを見ている、となるかと思ってたので)
ビジュアルの段階からそうなんですが、
やはりさそりがため先生原画の2キャラが個人的には好みです。
花音は分かりやすく「早く抜かせてください!」って感じだし
汐お姉ちゃんは最近の流行をよく汲み取ったバブみを感じるキャラに仕上がってます。
ただ、原画パワーによるところも大きいので、世間の人気は結構割れるかな?とは思います。
多分、汐お姉ちゃんが1番人気なのかなとは思ってますが。
■花音
2番目に攻略しました。
個別ルートの流れとしてはどのルートも似たような構成になっており、
「研修(合宿)パート(意識しだす)→恋人になるまでの過程→イチャラブ怒涛のエロ→〆」
という感じになってますね。
花音のシナリオは過去に出会った少年(初恋)絡みとお家騒動絡み。
プレイヤー目線では既に共通やってる時点で判明していることなんですが、
花音の初恋相手が主人公になっており、
それが露呈するのが個別に入ってからという流れですね。
例えば主人公と主人公の昔の友人が話している内容を偶然花音が聞いてしまい、
そっからドキドキトキメキみたいな流れになることを個人的には期待してたんですが・・・。
どちらかと言うと軽いノリで進んでいったのが少々残念だったかな?と。
判明した瞬間に主人公だいしゅきマンと化すので、
ものすごい勢いでセックスアピールし始めます(それはそれで良かったんですが)
お家騒動は割と〆るためにさくっと使われますが、
共通から地味に続いている流れとかも汲んでいてすごく適当というわけでもなかったです。
展開としては「うーん・・・」だったんですが、結末とかは結構良かったので○です。
キャラは勿論好きですね。買う前から「(この娘は抜けるでしょう!)」と思ってたので。
そういった方面でも結構良かったのでその点は満足です。
萌え方向としては結構バカっぽいところとか表情とかが良かったです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
アフターはタイトル画面に映っているキャラとクリックすることで選択できます。
さすがの数とクオリティです。
下手な抜きゲメーカーは真っ青な長さ、隠語盛り盛りっぷりを発揮してます。
後者は逆にすごすぎて正直ギャグかと笑っちゃうくらいの勢いになってます。
本メーカー定番の朝までセックス(最後にはレイプ目)は勿論搭載してますし、
授乳だのウェディングドレスだの、かなりなんでもアリでした。
(シーンは申し分ないけど、その分、日常CGが少なめなんですけどね・・・)
■汐
最後に攻略しました。
汐のシナリオは自身のケーキ作りスキルであったり、主人公のトラウマ克服絡み。
汐以外の3人は割と共通の時点で既に主人公ラブなんですが、
汐お姉ちゃんだけは共通ではまだ薄めですね。
そのあたりの発展から入っていくルートになってます。
個人的にものすごい好きなポイントがありまして、
勘違いやすれ違いから始まり、最終的にドア越しにもたれかかって会話する、みたいな
人生(アニメとアダルトゲーム)で30回くらいは見ただろみたいな定番シーンがあるのですが、
相変わらずアレに弱いんですよね。すごく良いです。
〆としては主人公のトラウマであるケーキが食べられないということを
解決するような形で終わります。
ハートフルなので良いんですが・・・、
解決のために作ったケーキが本物ラーメンにしか見えなかったのが少し。
もうちょっと他に適役がいたんじゃないかとかは思ってしまいます。
キャラとしては好きですが、1番ではないかなと。
人気な理由は勿論分かるんですが、個人的な好みとは少し違うかなといったところ。
ロリキャラというのもありますが、個人的にはロリキャラは
無駄に不幸な、とか不器用、とかで儚い感じのほうが好みなんですよね。
妹キャラってなってくるとまた話は違いますが・・・。
勿論、汐お姉ちゃんは節々で刺してくるので強力キャラなのは間違いないんですが。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらもさすがの数とボリュームとやりたい放題っぷりです。
放尿、青姦となんでもござれですね。
なかなかのロリキャラ仕立てなので厳しい人には厳しいとは思いますが・・・。
■紗々
最初に攻略しました。
紗々のシナリオは自身の成長と設定通り絵本作家絡み。
と、なんかいい話そうに見えるのですが・・・、
主人公をインポ野郎と勘違いして神社にお参りデートにいったり、
絵本で一儲けして主人公とのラブハウスを買おう!となったり、
結構ぶっ飛んでるシナリオだったかなと思います。
節々では結構笑いましたけど。お参りのところとか。
ということで、本作の中で明るく、ギャグ色も強いルートだったかなと思います。
紗々は完全に共通の時点で主人公ラブと化しているので、
ルート入った後からイチャラブにたどり着くまでの前半はかなり勢いがありました。
良いシナリオだったかというとそんなことはないので、おそらく印象には残りづらいです。
キャラとしては発売前はあまり興味無かったんですが、期待度以上でした。
まずは声と演技が思ったより好みでしたね。
誰かと思ったらあのお方でびっくりしましたけど。
言われてみれば確かに声質はそうだけど・・・。こういうキャラと声出来たんだ、と。
あとはネガティブに入るセリフが結構面白かったです。
可愛らしい小動物感と、周りから少々雑に扱われている感じも好みでした。
あと、何気にキャラBGMの中では紗々のテーマが1番好きです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらも申し分ないですが、メガネ入りシーンがあれば良かったです・・・。
作中では残念おっぱいポジションだったけど、全然そんなことないよね・・・。
■礼羽
3番目に攻略しました。
礼羽のシナリオはこちらも花音同様、お家騒動絡み。
ただ、花音と違って、お家設定に伴う制約がルート中付きまとうので
単に〆の展開で使われるだけ、という話でもないところですね。
個人的には共通で語られた母親とその子供絡みとかまた出てくるのかな?
とも思っていたのですが、そちらは解決済ということであまり登場せずでした。
(家事情で)付き合わないけどセックスはしまくるみたいな展開になっているので、
人によっては受け付けない人もいるかも?と思いました。
ただ、ルート中付きまとう割には最後とエピローグはかなり軽めな感じなので
道中はなんだったんだ・・・という印象もあります。
上記を考慮すると、本作の中では1番エロ寄りの展開かなあと。
(他のキャラも大概いい勝負してるんですけどね)
キャラとしてはビジュアルはそこまでではないですが、面白いところが良いですね。
地味にサブキャラであるジェイク社長との絡みは好きだったりします。
シーン数は8。ルート中に6、アフターで2です。
礼羽はルート中の最後シーンで選択肢が発生します。
CG差分だけかと思ったら、選んだ選択肢によってエピローグの内容まで変わります。
(その関係で礼羽だけ1シーン数が多いです)
さすがの私も仮にも萌えゲで「ぶっかける」or「孕ませる」の選択肢を選んで
エンディング後のエピローグ展開まで変わるゲームやるのは始めてな気がするよ・・・。
■グラフィック
萌えゲメーカーとしては最高峰の原画と塗りだと思います。
塗りは少々、エロに特化している面もあるので、テカテカしすぎかなとも思いますが。
立ち絵、CG含めてまったく問題ありません。あとは原画の好みだけかなと。
シーン数も萌えゲとしては圧倒的な数とボリュームになってますので、
絵買いや抜き目的として買うのはオススメします。
その分、日常CGは少なめですが、
そもそも最近の作品はエロを頑張り、日常CGが少なめにある傾向だと思うので、
極端に少ないわけでもないのかなと。
個人的には日常CG大好物なので、あまり無さ過ぎると残念なんですが。
グッズ類や店舗特典について、これも好みの問題なんですが、
少々エロに走りすぎてると思うので、普通の萌えシチュとかも出してくれると嬉しいです。
個人的にはコンシューマ版の店舗特典で付くような絵柄のほうが好みであることが多いので。
ともあれ、ゲーム本編中のグラフィック周りには不満はありません。
■サウンド
BGMは日常や学園で使用する明るいものと洋菓子屋と表した優しい曲調のものがメイン。
特に優しい曲調のものは作風にあっていて良かったのではないかなと。
キャラクターBGMについては、上記でも書いたように紗々が1番好みです。
ボーカル曲については、意外と力入れてますね。これ。
オープニングはましまろホイップ。
お歌は月夜野兎姫さん(萌花ちょこさん)というメーカーを上手く使った配役。
初見で聴いたときは特に印象に残るものは無かったのですが、
作品をプレイして聴いていると次第にハマっていくスルメ曲だなと思います。
作中でも4種類くらいの様々なアレンジがされてBGMとして使用されています。
機会はないと思いますが、どこかの現場でふと聴けたらかなりアガってしまうと思います。
エンディングはキャラ毎に用意されています。計4曲。
事前の段階では全く知らなかったので、ここってそういうところに力入れてたっけ?と。
どれどれは名曲だなあ、といった印象はないですが、
どれもキャラクター(とそのシナリオ)に合わせてあるような曲でした。
■総評
ボリュームに不足もなく、良い萌えゲに仕上がっていると思います。
本作はお菓子のお店モノということで、
タイトルや設定をはじめとした作品自体の雰囲気も柔らかいところも良かったです。
シナリオ面では共通の尺が思ったよりも長く、山場も複数あり、
意外と丁寧な共通だった点はかなりポイントが高いです。
そのおかげでプレイヤー(俺)もマシュマロツリーに入っていける感じがありました。
個別に関してはエロに寄らせている関係もあり、少々シナリオは雑な面もありますが、
それでもコンパクトかつ無難に入っています。
思ってたのとは違いましたが、なんだかんだで王道パターンの花音は好きですね。
その他、グラフィックは最高峰、システムは高水準、サウンドも頑張ってました。
推しポイントとしてはやはりかなりエロ寄りの萌えゲといったところでしょうか。
萌えゲとして抑えるボリュームや展開も勿論ありますし、
セールスポイントであるエロに関してはかなり力を入れてます。
シナリオの完成度や面白さに対して購入はさすがにやめたほうが良いですが、
シナリオ含め、無難にまとまっている王道萌えゲであり、
かつグラフィック寄り、エロ寄り目的として購入するのであればオススメです。
個人的にはま~まれぇどへの需要をしっかり供給してくれたので良かったです。
次回作、多分ましまろFDとかは出ないんじゃないかな?とは思ってますが、
また結構スパンが空くかなあと思ってます。勿論チェックはすると思います。
ただ、その前にアリスティアちゃんのラブラブアフターがやりたすぎるのでそれを待ちます。
(発売から3ヶ月経ってから配信って長すぎでしょ・・・。存在を忘れちまうよ)
夏の連休まで仕事が忙しかったのですが、ようやく落ち着きました。
夏の連休は気の知れた友人と旅行いったり飲酒したりその他色々してましたが、
それも過ぎ去ったのでまた大人しい日々に戻りそうかなと。
ということで2ヶ月近く放置してましたが、
現在はピュアソングガーデンをプレイしてます。
気合入れれば仕事も忙しくないし、すぐ終わりそうだなとは思っているんですが、
今月の新作は私は何も買っていないので、まったりやってもいいかなと。
その分、ゲーセンにいってラブライブのアーケードゲームにまた少々熱を出してます。
実はピュアソングガーデンの他にも、
少し前の作品で1本やりたかった作品を購入して積んでいますし、
買ってはないけど暇あったらやりたいかも、という作品が2本くらいあるので、
やることはあるんですけどね。
まだ1ヶ月先ですが、9月の新作は2本予約しているので、購入予定です。
久々にプレミアムフライデー(自主)からの秋葉原出没かなと。
それまでにピュアソング+買ってある作品くらいはプレイしておきたいところです。
来週はKOTOKOさんの「アニソンゲーソン夏の陣」いうライブツアーに参戦予定です。
かなり期待できるセトリなので、楽しんできます。
それ以外は特にイベント事の予定はないので、在宅、遊び、飲酒を繰り返す秋になりそうです。
category: アニメ・ゲーム
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