春音アリス*グラム レビュー
2017/07/29 Sat. 01:07 [edit]

更新
今日はNanawindの最新作、春音アリス*グラムのレビュー記事です。
確か自分は割と即予約をしていたのですが、
2016年11月発売予定がようやく先月発売、と大分待たされました。
予習、というつもりでもそんなになかったのですが、
前作であるALIA's CARNIVAL!もWパッケージ版を購入してプレイしておきました。
思ったよりも設定とか世界観とか共通だったので、やっといて良かったわけです。

つづき(ネタバレも含む可能性があります)
シナリオは5人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。攻略順はフリーです。
おそらくサブキャラや深いストーリーの話は前作同様、FDに持ち越しなのかな、と。
ルートそれぞれの時間は
共通 11h
優理 3h
一葉 3h
エリサ 3h
耶々 3h
雪 3h
計26h
学園モノ萌えゲー寄りの本作としてはかなり長いです。
ちなみに本作はマウスジェスチャーでプレイ時間表示機能がありますが、
自分はその機能上はプレイ時間34時間でした。
さすがにずっと集中してプレイしてるわけでもないですが、それでも長いです。
章構成で進行し、6章までが共通、7章~9章が個別となっています。
共通は1章あたり2h前後のボリュームでしょうか。
個別はアフター込で完走に3h程度の時間がかかりました。
共通は章ごとに学園で事件が起き、ドタバタするような形で進行します。
また、その際に各ヒロインに順番にスポットが当たっていきます。
優理→2章、エリサ→3章、雪→4章、一葉→5章、耶々→6章、です。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
設定は前作のALIA's CARNIVAL!と共通となっており、
超能力を発現できるアーケンカード、不思議空間である悠久の場所、
前作では失踪した扱いになっていたキャラ、不思議アイテムなども登場します。
ですので、必須ではないにしろ前作をやっていると楽しめる内容かなと思ってます。
本作には、生徒会組織的なものが二つ存在し、対立している設定です。
共通では、「ZEROという人物が巻き起こす事件に振り回され、
アーケンや不思議空間といったものにも触れつつ、最終的に二つの生徒会が協力し合う」
に至るところまでです。
その中で各章ごとにヒロインに焦点が当たり、
学園内で巻き起こる事件を通して各ヒロインと仲良くなる流れです。
本作の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、
共通が恐ろしく長い割に、特に物語が深く進展していくような作りにもなっていないため、
シナリオ重視で購入するのは控えたほうが良いと思います。
アーケンって一体?悠久の場所とは?主人公は何者?
といったようなガチガチ設定のシナリオゲーにはなっていません。
(個別ルートによっては少々それっぽいルートもあったりはしましたが)
ただ、学園モノの萌えゲーとして購入するのであれば、
設定やキャラも良質であり、進み方含めて楽しい学園モノになっていると個人的に思います。
ボリュームの割に設定の根幹に入っていくような作りにはなっていないですが、
各章ごとに事件や謎を解決する、という流れはあるので、自分はそこそこ楽しく読めました。
また、日付の分かれ目などに「HARUOTO idle Talk」といって
それぞれのキャラ視点の日常ミニシナリオの描写も入れてくるのも良かったかなと。
こういうキャラ自体の関係とか背景の描写はこのメーカー、本当に上手いんですよね。
楽しい学園モノがやりたいという方ならかなりボリューム満点なのでオススメです。
キャラクターも良質なものになっており、サブキャラ含め不快キャラはいませんでした。
ヒロインも原画の好みはあれど、バランスは良かったかなと思います。
表情は耶々がカワイイなー、挙動は雪がカワイイなー、
スプレッドアーケン!のセリフは一葉がいいなー、エッチさはエリサが良さげかなー、と、
自分はDDみたいな感情を抱いてプレイしていましたが。
やはり個人的に推しているキャラはやはり優理さんですかね。
女神すぎるんですよ・・・。良い学園モノという雰囲気を形作っているキャラだなと思います。
こんな生徒会長さんと一緒に学園を良くしていきたいものです。
■優理
最初に攻略しました。
シナリオは2つの生徒会の成り立ちや過去についてです。
アーケンなどの本作特有の設定はあまり登場せず、
本作の中でも1番萌えゲー寄りの印象を受けました。
どのルートも似たような構成ではありますが、個別に入って
7章は起、8章は承(エロシーンやイチャラブはここです)、9章が転結
といった具合になってます。
ここまでクソ長い共通を経た割には
優理ルートは引き込まれるような話でもなく、起伏は薄めです。
特に共通の事件の数々はなんだったのか、というレベルなので、
全体的な構成を踏まえるとイマイチだったかなと感じます。
自分は最初にプレイした上にメインヒロインでしたので、
「あれ?こんな当たり障りないシナリオで大丈夫かな…?他キャラも…?」
という感想でした。
キャラゲーとしては◯でしたので、極端につまらないという印象でもないですが、
なんか期待してた感じと違う…という印象は拭えないルートでした。
キャラはお気に入りです。こういう遥そらさんも良いですね。
元気をもらえるというか、頑張る気持ちになるというか、女神なんですよね。
眩しいキャラクターに日々の元気を分けてもらいたい方にはオススメです。
表情や立ち絵も好みでした。
特にしょんぼりしているような目がデフォルメされた立ち絵が好みです。
シーン数は4。ルート中に3とアフターで1です。
おっぱいゲーを謳う本作ですので、個人的にはシーン数は各キャラ5を期待していました。
シーン自体もCG含めて優理に関しては無難な印象です。
カワイイですが、それ目的という意味では多少厳しいかなと思います。
■一葉
4番目に攻略しました。
シナリオは主人公の家族周りの話や過去にあったことがメイン。
本ルートはそれに絡めてアーケン関係の背景や設定がそれなりに登場します。
主人公の持つ黒のアーケンカードの本質も判明しますし、
唯一Lv2アーケン(Lv3まであるはずだが)を使用するのも本ルートです。
ただ、展開は最終的に小物っぽい悪役に対して力づくでバトルして終わり、なので
「なんかゲーム変わってない!?謎はどうした?」と正直思いました。
FD出すなら一応繋がるような終わり方かなとは思います。
結局、主人公の黒のアーケンカードが頑張るの、本ルートとエリサくらいですしね。
そういった意味で、設定の割に物足りないシナリオかなと思います。
キャラとしては、このマジメなタイプはそこまで刺さらないので可もなく不可もなく。
何故か分からないけど、アーケン発動時のセリフは1番好みです。
共通でも比較的出番が少なく、不遇キャラ?みたいなポジションかなと。
(それにしても月詠といい、ここの金髪はマジメ風紀委員キャラが定番なんだろうか)
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
一葉はエロシーンは本作の中では1番良かったのではないかな!と。
CGもむっちりしてて良いものでしたし、内容もなかなか。
■エリサ
3番目に攻略しました。
シナリオは学園の時計塔の謎について。
ALIA's CARNIVALでも登場したグロウリア関連のアイテムも登場します。
また、共通では騒がせたZEROの正体も本ルートでは判明します。
本作の中ではここまでの流れを汲んだ設定寄りのシナリオだったかなと思います。
個人的には割と想定してた通りのシナリオでした。
本作で描写がある展開だけで、語られない部分は多いですけどね。
特に時計塔を攻略する部分では、
悠久の場所やナナ、主人公のアーケンカードなど、語られない部分が多く、消化不良です。
ZEROのくだりに関しても描写は薄く、物足りないです。
ただ、本作に沿ったシナリオではありますので、不満な方向でもなかったかなと。
キャラクターとしてはよく登場しますし、明るいキャラなので人気はありそうです。
おバカキャラな部分もあるため、共通で映えるキャラかなと思います。
エロシーンは4。ルート中に3、アフターで1です。
割と不安定なCGが多かったかな?と思ってます。
パンツこきなど、結構変態的なシーンは多めです。
■耶々
2番目に攻略しました。
シナリオは耶々の家族関係の背景と関係の修復がメイン。
なんとなく予想通りではありましたが、個人的にはもっとコテコテのシナリオが良かったかなと。
アーケンなどの本作特有の設定もあまり登場しません。
というのもキャラが大分面白いキャラになっているので、
共通であったような謎解きをメインにしたシナリオを期待していた面もあります。
キャラとしては孤高のようで可愛げのある良いキャラクターだったかなと。
表情や意外と分かりやすい性格もチャームポイントになっていました。
黄昏部ということで共通の出番や見せ場もそれなりに多く、優遇キャラかなと。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
オナニーシーンが初っ端とは思ってませんでした。不意打ちです。
キャラとしては好みで、エロシーン映えもするかなと思ってましたが、そうでもなかったです。
■雪
最後に攻略しました。
シナリオは悠久の場所を絡めたシナリオになっています。
それを察知して最後にプレイしましたが、悠久の場所自体というよりかは
きっかけとして使ってるだけ、という雰囲気ですので、
本ルートもどちらかといえば萌えゲー寄りのシナリオになってるかと思います。
こちらもきちんと描写するならFDへ、という感じでしょうかねえ。
(そもそもALIA's CARNIVALでの設定の細かいとこも既に若干忘れてる)
特にこれといった展開もなく、甘い展開ばかりで7章8章と進みますので、
本作の中でもだるみやすいルートになるかなと。
キャラが気に入っていれば、問題ありませんが。
キャラとしては、不器用キャラでほっこりする場面が多いので良かったです。
微妙に敬語になったり、ノリが良かったりと、共通では存在感ありました。
ただ、めんどくさがりなのに、
何故か新生会に所属している理由は最後までよく分からなかったです。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで3。
キャラクター(と声)的に個人的にはくるものはなかったです。
「私、ちっぱいですよ」には意味不明すぎて笑いましたが。
■グラフィック
少々、エロシーンが物足りないとしても萌えゲとしては最高峰かと思います。
ただ、日常CGも少なく、シーン数もさほどではないので全体的には少なめかなと。
日常CGの使いどころも微妙でした。
というか正直、登場シーンと個別以外にほとんどCGはありません。
グッズにはそれなりに力を入れている本メーカーですが、
もう少しゲーム本編は充実させて欲しいかなあと思いました。
何より学園モノであるにも関わらず、
全員で行うイベントというものが存在しないので、
グラフィック周りとしてはかなり弱い印象は受けました。
少なくともみんなでプールに行くところくらいは入れるべきでは?と。
立ち絵はかなり安定しているので、ハイレベルかなと思います。
キャラゲーな部分もあるので、表情もポイントになってます。
個人的には優理と耶々は良いものだったかなと。
CGに関しては印象に残ってるのは優理会長くらいでしょうか。
バレンタイン(兼告白)シーンのCGとか、勉強とか、本作の中では良かったかなと。
エロシーン絡みは一葉がCG面でもお気に入りです。
■サウンド
BGM、ボーカル曲共にかなり好みでした。
オープニングは春音*ベール。
この曲はTheme of Alicegramなど、BGMにも使われていて、
作中でも聞く機会が多かったこともあり、かなり好きな曲に昇格しました。
何よりサビが良いですね。そこまで狙ってる曲ではないですが、高まる印象を受けます。
どこかの現場で聴けたらいいなと思ってます。
エンディングはALICE GRADUATION。
この曲も黄昏部のテーマBGMに使用されていますが、良いですね。
ゲームの展開は物足りないですが、エンディングはかなり余韻に残るタイプの仕上がりだったかなと。
(いつまでもそうですが、卒業に弱いので◯◯ GRADUATIONという曲には弱いです)
BGMも日常のものからシナリオ絡みのものまで、ハイレベルだったかなと。
最近のゲームは曲タイトルが再生時に画面上に表示されるのが良いですね。
■総評
セールスポイントとしてはまずかなりボリュームはあります。
楽しい雰囲気の学園モノ共通をプレイする時間がかなり多く、
そういったものを求めている方は必見です。
(最近の作品は割と短いので、長い作品を求めている方もいるかと)
特に本メーカーはキャラの描写や楽しい世界観作りというものが上手です。
また、章構成になっており、それぞれの章に起伏があることから
共通部分についてはだるむこともなく、楽しくプレイすることが出来ました。
このため、共通部分に関しては評価は高めです。
絵やキャラで萌えるというよりかは楽しい学園生活を感じたい人向けです。
ただ、個別に関しては予想してたものの、広げた風呂敷を仕舞えている様子はなく、
尻すぼみであったり、設定と関係なかったりするルートがほとんどでしたので、
ALIA's CARNIVALから続け、そういった設定面の解決描写に期待するのはNGです。
本メーカーはFDをよく出すメーカー(かつFDは割と作るのが上手い)という印象ですので、
本作やALIA's CARNIVALが好みの方はFDに期待するしかないかなと思います。
個人的には少なくとも主人公周りの描写はしてほしいと思ってます。
(主人公が黒のアーケンカードを持つ理由は?そしてそれを使って何をする?など)
その他、システム、グラフィック、サウンド面は良いものに仕上がっています。
特にサウンド面は目を張るものがありました。
設定重視で夢中になる作品をお探しの方にはオススメできませんが、
全体的に良質な楽しい萌えゲーをお探しの方にはオススメしたい作品です。
自分は設定込みで萌えゲーとして楽しめたので、FDが出れば買うかなと思います。
長い萌えゲーだったこともあって3週間くらいかかってしまいました。
先月はピュアソングガーデンも購入しているので、
そちらをプレイかなと思っています(まだ冒頭シーンのみでほとんどやっていない)
ただ、金曜発売の今月の新作もお家に帰るまでがましまろですを予約しているので、
そちらをやっても良いなあと悩み中です。週末の気分で変えます。
最近は少々仕事も立て込んでおり、平日はなかなかプレイしない日も多いですが、
特に際立って待ち望んでいる新作も近々は無さそうなのでまったりプレイします。
(下手したら8月の新作は1本も買わないかも?)
今月はなかなかにアクティブだったので、在宅成分は控えめでした。
その中でもネタにすることと言えば、
先日はトラベリングオーガスト2017に参加して参りました。

トラベリングオーガストは初参加でしたが、とても楽しめて良い催しでした。
強いて言うなら、昼夜参加しましたがもっと色んな曲を聴きたかったな、と。
それにしてもオーガストは色んな意味で本当に優良メーカーだなあと身にしみました。
来月もお盆の長期休暇はアクティブに色々したいなと思ってますが、
ひとまずは小休止ということで在宅を満喫して休んでおきたいなと思います。
おそらくサブキャラや深いストーリーの話は前作同様、FDに持ち越しなのかな、と。
ルートそれぞれの時間は
共通 11h
優理 3h
一葉 3h
エリサ 3h
耶々 3h
雪 3h
計26h
学園モノ萌えゲー寄りの本作としてはかなり長いです。
ちなみに本作はマウスジェスチャーでプレイ時間表示機能がありますが、
自分はその機能上はプレイ時間34時間でした。
さすがにずっと集中してプレイしてるわけでもないですが、それでも長いです。
章構成で進行し、6章までが共通、7章~9章が個別となっています。
共通は1章あたり2h前後のボリュームでしょうか。
個別はアフター込で完走に3h程度の時間がかかりました。
共通は章ごとに学園で事件が起き、ドタバタするような形で進行します。
また、その際に各ヒロインに順番にスポットが当たっていきます。
優理→2章、エリサ→3章、雪→4章、一葉→5章、耶々→6章、です。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
設定は前作のALIA's CARNIVAL!と共通となっており、
超能力を発現できるアーケンカード、不思議空間である悠久の場所、
前作では失踪した扱いになっていたキャラ、不思議アイテムなども登場します。
ですので、必須ではないにしろ前作をやっていると楽しめる内容かなと思ってます。
本作には、生徒会組織的なものが二つ存在し、対立している設定です。
共通では、「ZEROという人物が巻き起こす事件に振り回され、
アーケンや不思議空間といったものにも触れつつ、最終的に二つの生徒会が協力し合う」
に至るところまでです。
その中で各章ごとにヒロインに焦点が当たり、
学園内で巻き起こる事件を通して各ヒロインと仲良くなる流れです。
本作の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、
共通が恐ろしく長い割に、特に物語が深く進展していくような作りにもなっていないため、
シナリオ重視で購入するのは控えたほうが良いと思います。
アーケンって一体?悠久の場所とは?主人公は何者?
といったようなガチガチ設定のシナリオゲーにはなっていません。
(個別ルートによっては少々それっぽいルートもあったりはしましたが)
ただ、学園モノの萌えゲーとして購入するのであれば、
設定やキャラも良質であり、進み方含めて楽しい学園モノになっていると個人的に思います。
ボリュームの割に設定の根幹に入っていくような作りにはなっていないですが、
各章ごとに事件や謎を解決する、という流れはあるので、自分はそこそこ楽しく読めました。
また、日付の分かれ目などに「HARUOTO idle Talk」といって
それぞれのキャラ視点の日常ミニシナリオの描写も入れてくるのも良かったかなと。
こういうキャラ自体の関係とか背景の描写はこのメーカー、本当に上手いんですよね。
楽しい学園モノがやりたいという方ならかなりボリューム満点なのでオススメです。
キャラクターも良質なものになっており、サブキャラ含め不快キャラはいませんでした。
ヒロインも原画の好みはあれど、バランスは良かったかなと思います。
表情は耶々がカワイイなー、挙動は雪がカワイイなー、
スプレッドアーケン!のセリフは一葉がいいなー、エッチさはエリサが良さげかなー、と、
自分はDDみたいな感情を抱いてプレイしていましたが。
やはり個人的に推しているキャラはやはり優理さんですかね。
女神すぎるんですよ・・・。良い学園モノという雰囲気を形作っているキャラだなと思います。
こんな生徒会長さんと一緒に学園を良くしていきたいものです。
■優理
最初に攻略しました。
シナリオは2つの生徒会の成り立ちや過去についてです。
アーケンなどの本作特有の設定はあまり登場せず、
本作の中でも1番萌えゲー寄りの印象を受けました。
どのルートも似たような構成ではありますが、個別に入って
7章は起、8章は承(エロシーンやイチャラブはここです)、9章が転結
といった具合になってます。
ここまでクソ長い共通を経た割には
優理ルートは引き込まれるような話でもなく、起伏は薄めです。
特に共通の事件の数々はなんだったのか、というレベルなので、
全体的な構成を踏まえるとイマイチだったかなと感じます。
自分は最初にプレイした上にメインヒロインでしたので、
「あれ?こんな当たり障りないシナリオで大丈夫かな…?他キャラも…?」
という感想でした。
キャラゲーとしては◯でしたので、極端につまらないという印象でもないですが、
なんか期待してた感じと違う…という印象は拭えないルートでした。
キャラはお気に入りです。こういう遥そらさんも良いですね。
元気をもらえるというか、頑張る気持ちになるというか、女神なんですよね。
眩しいキャラクターに日々の元気を分けてもらいたい方にはオススメです。
表情や立ち絵も好みでした。
特にしょんぼりしているような目がデフォルメされた立ち絵が好みです。
シーン数は4。ルート中に3とアフターで1です。
おっぱいゲーを謳う本作ですので、個人的にはシーン数は各キャラ5を期待していました。
シーン自体もCG含めて優理に関しては無難な印象です。
カワイイですが、それ目的という意味では多少厳しいかなと思います。
■一葉
4番目に攻略しました。
シナリオは主人公の家族周りの話や過去にあったことがメイン。
本ルートはそれに絡めてアーケン関係の背景や設定がそれなりに登場します。
主人公の持つ黒のアーケンカードの本質も判明しますし、
唯一Lv2アーケン(Lv3まであるはずだが)を使用するのも本ルートです。
ただ、展開は最終的に小物っぽい悪役に対して力づくでバトルして終わり、なので
「なんかゲーム変わってない!?謎はどうした?」と正直思いました。
FD出すなら一応繋がるような終わり方かなとは思います。
結局、主人公の黒のアーケンカードが頑張るの、本ルートとエリサくらいですしね。
そういった意味で、設定の割に物足りないシナリオかなと思います。
キャラとしては、このマジメなタイプはそこまで刺さらないので可もなく不可もなく。
何故か分からないけど、アーケン発動時のセリフは1番好みです。
共通でも比較的出番が少なく、不遇キャラ?みたいなポジションかなと。
(それにしても月詠といい、ここの金髪はマジメ風紀委員キャラが定番なんだろうか)
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
一葉はエロシーンは本作の中では1番良かったのではないかな!と。
CGもむっちりしてて良いものでしたし、内容もなかなか。
■エリサ
3番目に攻略しました。
シナリオは学園の時計塔の謎について。
ALIA's CARNIVALでも登場したグロウリア関連のアイテムも登場します。
また、共通では騒がせたZEROの正体も本ルートでは判明します。
本作の中ではここまでの流れを汲んだ設定寄りのシナリオだったかなと思います。
個人的には割と想定してた通りのシナリオでした。
本作で描写がある展開だけで、語られない部分は多いですけどね。
特に時計塔を攻略する部分では、
悠久の場所やナナ、主人公のアーケンカードなど、語られない部分が多く、消化不良です。
ZEROのくだりに関しても描写は薄く、物足りないです。
ただ、本作に沿ったシナリオではありますので、不満な方向でもなかったかなと。
キャラクターとしてはよく登場しますし、明るいキャラなので人気はありそうです。
おバカキャラな部分もあるため、共通で映えるキャラかなと思います。
エロシーンは4。ルート中に3、アフターで1です。
割と不安定なCGが多かったかな?と思ってます。
パンツこきなど、結構変態的なシーンは多めです。
■耶々
2番目に攻略しました。
シナリオは耶々の家族関係の背景と関係の修復がメイン。
なんとなく予想通りではありましたが、個人的にはもっとコテコテのシナリオが良かったかなと。
アーケンなどの本作特有の設定もあまり登場しません。
というのもキャラが大分面白いキャラになっているので、
共通であったような謎解きをメインにしたシナリオを期待していた面もあります。
キャラとしては孤高のようで可愛げのある良いキャラクターだったかなと。
表情や意外と分かりやすい性格もチャームポイントになっていました。
黄昏部ということで共通の出番や見せ場もそれなりに多く、優遇キャラかなと。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
オナニーシーンが初っ端とは思ってませんでした。不意打ちです。
キャラとしては好みで、エロシーン映えもするかなと思ってましたが、そうでもなかったです。
■雪
最後に攻略しました。
シナリオは悠久の場所を絡めたシナリオになっています。
それを察知して最後にプレイしましたが、悠久の場所自体というよりかは
きっかけとして使ってるだけ、という雰囲気ですので、
本ルートもどちらかといえば萌えゲー寄りのシナリオになってるかと思います。
こちらもきちんと描写するならFDへ、という感じでしょうかねえ。
(そもそもALIA's CARNIVALでの設定の細かいとこも既に若干忘れてる)
特にこれといった展開もなく、甘い展開ばかりで7章8章と進みますので、
本作の中でもだるみやすいルートになるかなと。
キャラが気に入っていれば、問題ありませんが。
キャラとしては、不器用キャラでほっこりする場面が多いので良かったです。
微妙に敬語になったり、ノリが良かったりと、共通では存在感ありました。
ただ、めんどくさがりなのに、
何故か新生会に所属している理由は最後までよく分からなかったです。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで3。
キャラクター(と声)的に個人的にはくるものはなかったです。
「私、ちっぱいですよ」には意味不明すぎて笑いましたが。
■グラフィック
少々、エロシーンが物足りないとしても萌えゲとしては最高峰かと思います。
ただ、日常CGも少なく、シーン数もさほどではないので全体的には少なめかなと。
日常CGの使いどころも微妙でした。
というか正直、登場シーンと個別以外にほとんどCGはありません。
グッズにはそれなりに力を入れている本メーカーですが、
もう少しゲーム本編は充実させて欲しいかなあと思いました。
何より学園モノであるにも関わらず、
全員で行うイベントというものが存在しないので、
グラフィック周りとしてはかなり弱い印象は受けました。
少なくともみんなでプールに行くところくらいは入れるべきでは?と。
立ち絵はかなり安定しているので、ハイレベルかなと思います。
キャラゲーな部分もあるので、表情もポイントになってます。
個人的には優理と耶々は良いものだったかなと。
CGに関しては印象に残ってるのは優理会長くらいでしょうか。
バレンタイン(兼告白)シーンのCGとか、勉強とか、本作の中では良かったかなと。
エロシーン絡みは一葉がCG面でもお気に入りです。
■サウンド
BGM、ボーカル曲共にかなり好みでした。
オープニングは春音*ベール。
この曲はTheme of Alicegramなど、BGMにも使われていて、
作中でも聞く機会が多かったこともあり、かなり好きな曲に昇格しました。
何よりサビが良いですね。そこまで狙ってる曲ではないですが、高まる印象を受けます。
どこかの現場で聴けたらいいなと思ってます。
エンディングはALICE GRADUATION。
この曲も黄昏部のテーマBGMに使用されていますが、良いですね。
ゲームの展開は物足りないですが、エンディングはかなり余韻に残るタイプの仕上がりだったかなと。
(いつまでもそうですが、卒業に弱いので◯◯ GRADUATIONという曲には弱いです)
BGMも日常のものからシナリオ絡みのものまで、ハイレベルだったかなと。
最近のゲームは曲タイトルが再生時に画面上に表示されるのが良いですね。
■総評
セールスポイントとしてはまずかなりボリュームはあります。
楽しい雰囲気の学園モノ共通をプレイする時間がかなり多く、
そういったものを求めている方は必見です。
(最近の作品は割と短いので、長い作品を求めている方もいるかと)
特に本メーカーはキャラの描写や楽しい世界観作りというものが上手です。
また、章構成になっており、それぞれの章に起伏があることから
共通部分についてはだるむこともなく、楽しくプレイすることが出来ました。
このため、共通部分に関しては評価は高めです。
絵やキャラで萌えるというよりかは楽しい学園生活を感じたい人向けです。
ただ、個別に関しては予想してたものの、広げた風呂敷を仕舞えている様子はなく、
尻すぼみであったり、設定と関係なかったりするルートがほとんどでしたので、
ALIA's CARNIVALから続け、そういった設定面の解決描写に期待するのはNGです。
本メーカーはFDをよく出すメーカー(かつFDは割と作るのが上手い)という印象ですので、
本作やALIA's CARNIVALが好みの方はFDに期待するしかないかなと思います。
個人的には少なくとも主人公周りの描写はしてほしいと思ってます。
(主人公が黒のアーケンカードを持つ理由は?そしてそれを使って何をする?など)
その他、システム、グラフィック、サウンド面は良いものに仕上がっています。
特にサウンド面は目を張るものがありました。
設定重視で夢中になる作品をお探しの方にはオススメできませんが、
全体的に良質な楽しい萌えゲーをお探しの方にはオススメしたい作品です。
自分は設定込みで萌えゲーとして楽しめたので、FDが出れば買うかなと思います。
長い萌えゲーだったこともあって3週間くらいかかってしまいました。
先月はピュアソングガーデンも購入しているので、
そちらをプレイかなと思っています(まだ冒頭シーンのみでほとんどやっていない)
ただ、金曜発売の今月の新作もお家に帰るまでがましまろですを予約しているので、
そちらをやっても良いなあと悩み中です。週末の気分で変えます。
最近は少々仕事も立て込んでおり、平日はなかなかプレイしない日も多いですが、
特に際立って待ち望んでいる新作も近々は無さそうなのでまったりプレイします。
(下手したら8月の新作は1本も買わないかも?)
今月はなかなかにアクティブだったので、在宅成分は控えめでした。
その中でもネタにすることと言えば、
先日はトラベリングオーガスト2017に参加して参りました。

トラベリングオーガストは初参加でしたが、とても楽しめて良い催しでした。
強いて言うなら、昼夜参加しましたがもっと色んな曲を聴きたかったな、と。
それにしてもオーガストは色んな意味で本当に優良メーカーだなあと身にしみました。
来月もお盆の長期休暇はアクティブに色々したいなと思ってますが、
ひとまずは小休止ということで在宅を満喫して休んでおきたいなと思います。
category: アニメ・ゲーム
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