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時計仕掛けのレイライン Special Memorial Edition レビュー 

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更新

今日は少し前のユニゾンシフトブロッサムの作品、時計仕掛けのレイラインの記事です。

3部作構成になっており、未プレイだったのですが、2月に3本まとめたパックが
お手頃な価格で発売されていましたので、購入した次第です。

ブロッサムの作品はFlyable Candy Heart以降だったかと思います。
と思ったけど、それ以降はユニゾンスターズとかいうよく分からんやつがあるくらいで
次はコレなんですね。FHとか随分前な気がしますが・・・

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ブロッサムはかなり好きなメーカーですし、楽しみにプレイしてました。




つづき(ネタバレも含む可能性があります)

まずは3部作構成の概要から。

・時計仕掛けのレイライン-黄昏時の境界線-
・時計仕掛けのレイライン-残影の夜が明ける時-
・時計仕掛けのレイライン-朝霧に散る花-

頭から上記3本立てとなっております。


3本目である「朝霧に散る花」には、後日談やif世界のアナザーストーリーなど
FD的要素も含まれますが、3本すべて本編になっています。
ですので、3本目までプレイしないとオールクリアにはならない形になってます。

とんでもなく長いのでは?とも思いましたが、
1本あたりのボリュームは長くなく、1本あたり10h程度です。
当初はミドルプライスに近い値段の模様です。

本パッケージは3作がまとまった商品になっており、外箱などは簡素なものになっています。
ですが、かなり安価かつ良い作品なので未プレイの方にはオススメです。
追加要素などはまったく無いようです。


長くなりそうですが、1作目から順に気ままに書いていこうと思います。


■プレイ前に
本作は攻略キャラ分岐の他に推理ランクというものがゲーム最後に発表されます。

選択肢に「正解/不正解」のフラグがあり、特にゲームのシナリオは変化しませんが
プレイ中に選んだものによって最後にランク発表があるといった内容になってます。

「シナリオが変わらないならどうでもいい」という方は良いですが
上記も楽しみたい方は攻略サイト等を見ないほうが良いかもしれません。



■時計仕掛けのレイライン-黄昏時の境界線-

シリーズ1本目です。
全5章構成になっており、攻略キャラは3人+ノーマルとなっています。

すべて完走して10h程度。
本編部分7h程度、攻略キャラ部分1h×3人。といったところです。


魔術が生きている学校に主人公が転入してくるところから始まります。
学校には遺品と呼ばれる魔術道具がいくつもあり、
それが巻き起こす騒動をアレコレ解決しながら本作はお話が進みます。

学校には昼の世界と夜の世界があり、魔術によって夜の世界を呼び寄せています。
物語の根幹となるのは遺品よりかは、夜の世界のほうですが
本作で言及されるのは、夜の世界を呼び寄せる方法くらいで、
その存在意義や真相など、細かいことは2作目以降に続くため、
謎が多いまま、1作目は完結します。


ファンタジー色の強い設定ですが、異能バトル的な展開はなく、
遺品が起こす不思議現象を推理しながらドタバタ解決していく感じです。

各章ごとにお話はひと段落する感じで進みますので、
少し昔のファンタジーモノラノベの短編集を読んでる感じですね。
最近はこういったゲームやラノベにあまり触れなかったので懐かしい気持ちになりました。


設定は面白いものになってますし、
各章それぞれ小まめに盛り上がりますので、スラスラ読めます。

1作目は世界観の導入と風呂敷を広げるだけ広げた、という印象です。
本筋の話が進展するのは2作目以降なので、
当時リアルタイムで買ってたら、「えぇ…続きは?」となったかもしれません。

細かい文章にまで設定や伏線といった内容が盛り込まれてますので、
3作やると改めて物語のレベルの高さが感じられる作りになっている点が良かったです。

例えば、本作で出てくる遺品が後ほどガッツリ出てきたり、
本作の会話が最後へのリードになっていたり、という点がなかなかに多いです。
ですので、やはり3作一気にやるのが推奨ですね…。


キャラクターとしては憂緒、眠子、鍔姫の3人が攻略出来ます。
一応ノーマルENDもあります。ルート分岐は階段式なので、
メインヒロインである憂緒ルート(またはノーマル)から2作目に続いている形です。

憂緒のキャラの強さが本領発揮するのは2作目以降なので、
本作としては眠子がお気に入りでした。

少女具合がまさにブロッサムだなぁ〜(嬉)といった印象だったからです。
本当にブロッサムはこういうキャラ書くのが上手いよね。


主人公、サブキャラに関しても俗に言う不快キャラは無かった印象です。

シーンとしては各キャラ2回のため、エロ方面では期待しないほうが良いです。



■時計仕掛けのレイライン-残影の夜が明ける時-

シリーズ2本目です。
全6章構成になっており、攻略キャラは3人+ノーマルとなっています。

こちらもすべて完走して10h程度。
本編部分7h程度、攻略キャラ部分1h×3人。といったところです。


本作も基本的に1作目と同じ遺品の騒動がメインで話が進みますが、
新しい要素であるホムンクルスという重要な設定が登場したり、
後半で夜の世界に関する謎が大きく判明したりします。

最終的には夜の世界が消失し、完結編である3作目に続きます。


本作からの新キャラクターであるアーデルハイトとルイも良い味出してます。
特にルイは3作目まで良いところを持っていきますし、面白くて良いですね。
登場時はなんだこいつら、でしたが、最終的には大分良いキャラでした。


感覚的には1作目に近い形で進みますが、
後半は風呂敷をたたみ始めるため、より引き込む展開になってたかと思います。

2作目で良いなと思ったところはここですね。
1作目から続くウズウズした内容を畳んでくるのが引き込まれてとても良かったです。

主人公の妹の登場とかはちょっと唐突だな?とか思いましたが、
基本的には1作目からの流れを上手く汲んでいたかと思います。


感動とか雰囲気ゲーといったものではなく、
単純に段々物語自体に引き込むのが上手い作品だなぁと思いました。


キャラクターとしては憂緒、アーデルハイト、二人の3人が攻略出来ます。
こちらも1作目同様、ルート分岐は階段式なので、
メインヒロインである憂緒ルートから3作目に続いている形です。

個人的には二人は攻略できるんだ…と思いました。
明らかに攻略ヒロインじゃなくても良いよね?と思ってしまいました。
というか、リトを攻略させてくれ…とこの頃自分は祈ってました。
(要望が多かったのか、3作目のifストーリーといった形でリトルートあります)

本作あたりから憂緒の破壊力が増してきて、
あれ?憂緒が…良い…?みたいな感情になり始めます。
テンプレ気味といえばそうですが、アダルトゲームではあまり見ないタイプですね。


1作目同様、シーンは各キャラ2回です。



■時計仕掛けのレイライン-朝霧に散る花-

シリーズ3本目です。
全6章構成になっており、完結編のため攻略キャラは憂緒の1人のみですが、
その代わりに後日談やアナザーストーリーも収録されています。

こちらもすべて完走して10h程度。
本編部分7h程度、アナザーストーリー1.5h、後日談1h程度。といったところです。


本作は2作目から完全に地続きになっており、ルート分岐はありません。
完結編になっており、本編自体は短めですが、
その代わりにアフターやアナザーストーリーが収録されています。


完結編ということでここまで面白くプレイした人であれば、
一気に読み進められるものになっていると思います。

設定自体は2作目までで大体語られてますが、
その背景と結末をキレイに書けている内容だなと感じます。


最終的に主人公つえーとなり、まあそれも予想の範疇ではありましたが、
ここまでしっかりとした展開になっているので不満は無かったです。

一つ言うならラズリットが残した遺品を憂緒が使った後の描写が弱かったかな?と。


3作目で特に良いなーと感じたのは、
道中よりも、ここまでの風呂敷設定がキレイに片付いて
事後にも読破感があったことですかね。

ヒロインを含む、登場キャラの関係性もここまでで納得できる深い形になってますし、
おまるをメインにした描写も良い形で終わっていると思います。


アフターストーリーは基本に後日談を含むエロ回収といった内容で
長さもさほど無いため、オマケ程度に思って良い代物です。
エロとしては、1作目/2作目ヒロイン、レズなど、なんでもアリです。


アナザーストーリーはリトメインのものだけ少し長い内容になってます。
長さとしては1h以上は余裕であったと思います。
設定としては主人公が災厄の魔女の力を持ったまま入学し、
特査に入ることもなく(そもそも特査がない)、リトとのやり取りメインで進む内容です。

こちらは多分リトが人気だから入れたんだろうなぁ…とは思ってます。
まあ嬉しいは嬉しいのですが、本編がよく出来ていたので、
こちらもやはりオマケという印象は拭えません。



■グラフィック
のいぢ先生が描かなくなったのが過去作と比べて大きく変わった点かと思います。
原画に多少不安定感を感じる部分はあるものの、悪くは無かったかと思います。

特に立ち絵の表情とか、塗りはとてもブロッサムらしかったです。
SDは変わっていないので当然ですが、こちらも健在ですね。


CGについては割とよくわからないところで入る印象でした。
日常CGとしては平均以上あったような印象ですが、
シーン数が多くないので、全体的には少なめに感じるかもしれません。


秋姫すももさんをはじめとした、のいぢ先生の原画は勿論大好きですが、
だからといって本作はダメだった、という印象もありません。


■サウンド
作中は割と共通のBGMが使われていますが、良いですね。
OPが独特で非常に耳に残ります。BGMにも使われています。

ブロッサムのサウンドはチャレンジャーな感じがすごくします。
他にはない当たり方をしますので、とても気に入っています。

次回作は新生ブロッサムを語ってるようですが、
ここはやはり期待したいところだなあと思ってます。


■総評
最近、設定投げ捨ての短いゲームをよく見かける中で、
ここまでまとまっていれば良ゲー以上の評価は必然でしょう。面白かったです。

1作目だけやって待ち惚けにされた当時は惜しいなあ、と。


特に気に入っているのはシナリオ道中で
キャラの関係性や設定、背景をキレイにまとめ上げてる点に尽きますね。
ここが良かったので3作やった後の満足感がとても高く感じられました。


シナリオ自体も通して悪くなく、引き込まれるものになってると自分は思いました。

強いて言うなら、少々1作目の導入が弱いですかね。
始めて1時間で夢中になってた、というようなものでは無かったです。
特査をはじめとした学園全体の雰囲気、キャラに慣れ始めてから良さが感じられました。

プレイ後に1作目から通して所々に良さを感じる作りになってた点はとても満足です。


キャラは自分の第1印象は歴代作品よりも明らかに弱いよなあと思ってたのですが、
本作も悪くないですね。

キャラ自体が崇高というよりかは、
シナリオを通して背景と関係性が深まっていく点が上手く書けてるので、
それに引きずられて良かったと思えるようになった、という印象です。


少々、歴代のブロッサム作品とは味が違いますが、プレイして損無しかと思いますし、
このボリュームなのに今はお安いので、とてもオススメです。

次回作、いかにもな作品が発表されてますが、どうなりますかね…。
個人的には少々不安だったりします。
萌えよりなのは良いとして、ブロッサム特有の雰囲気が無くなってたら嫌だなぁと。





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予約した回収CP。

4月はニューリンを楽しみにしてましたが、延期しました。
今月買うのはぱれっと新作の9nineだけになりそうです。おそらく。

つばす先生のサイン会は応募しましたが、外れてしまいました。残念。


自分はGWは長い休暇になりそうですが、買うものも積んでるものもあまりないので、
こっち方面のゲーム漬けというよりかは、他メインで遊んでそうな気配です。

とはいえ、何かしらはやっていたいので、
GW入るあたりに発売済の作品を1本くらい何か買おうかな?と思ってます。

category: アニメ・ゲーム

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