天色*アイルノーツ レビュー
2017/01/24 Tue. 23:12 [edit]

更新
今更記事にするか悩んだのですが、
まあやり直したわけでもなく、正真正銘、初見なので書くことにしました。
というわけで今日はゆずソフトの
天色*アイルノーツのレビュー記事です。
今更すぎですね。
1月の新作までの繋ぎとしてヌルヌルとやってたのですが、先日クリアしました。

やったものは積極的に書いていかないと更新しなくなりますからね・・・。
つづき(ネタバレあります)
先日終わりました。
何故、今更アイルノーツかというと、
「ゆずソフトの作品で自分がプレイしていないものがこれだけだから」
といった理由で、せっかくだしやっておくかーと思ったからであります。
(ちょうど何やるか持て余している時にゆずソフトから年賀状が届きましたしね)
そんなにゆず好きを公言しているわけでもなければ、信者でもないつもりなのですが、
結局、毎度買ってしまうメーカーみたいな位置づけになっていたりします。
じゃあぬるっといきます。
シナリオですが、ヒロインは4人。サブヒロイン2人。
サブは2周目以降に攻略可能です。
いつものゆずらしく、短いとはいえちゃんとサブらしいシナリオがついています。
ルートそれぞれの時間は
共通・・・4h
シャーリィ・・・4h
夕音・・・4.5h
愛莉・・・3.5h
真咲・・・4h
ティア・・・2h
木乃香・・・2h
計24h
こうして数字にすると大分長いような。というか長すぎるような。
大体の時間はメモしながらやっているのですが、間違えたかな・・・。
印象としてはシナリオもあってか夕音が長かったような気がします。
■共通
舞台は空の上に浮かぶ島、ライゼルグに主人公が教師として赴任するところから。
空に浮かぶ島やら、人外(獣耳やエルフなど)といった
ファンタジーな設定も強い本作ですが、
ゲームもしては普通の萌えゲで、そんなに設定は強くありません。
共通はヒロインや学校に慣れるくらいまでです。
チャプターとしては6-4くらいまでが共通です。
ゆったりした雰囲気で退屈に感じる人も多いと思いますが、
元々共通は短めなので、個人的にあまり間延びはしなかったです。
というのも、ゆずにしては珍しく
第一印象でビビッときたヒロインが自分は居なかったので
どの子は良さげなんだろ?と品定めしてたおかげで楽しめた印象です。
萌えゲで大事なのはやはりヒロインかなと思いますが、
特別推すキャラがいるのも良いですが、捨てヒロインがいないってのも
ゲームの評価に大きく関わってくるのかなと今回思いました。
共通を抜けた印象としては
「真咲が1番人気そうだなあ、でも夕音ちゃんもエッチだな…
愛莉ちゃんはぷりちーで、シャーリィは…まあ普通かな…」
といった印象でした。
■シャーリィ
最後にプレイしました。
シナリオとしては主人公の過去や気持ちメインです。
この手のゲームって大体はヒロイン側に問題が発生するものなんですが、
そういった流れにならないのは珍しいですね。
分かりやすい悪人とか問題が発生するようなシナリオではなく、
周りに支えられて自分で気付きがあるといった内容です。
個人的には結構好きな部類なので、良かったと思います。
ゆずの特徴といえば特徴なんですが、本当に悪人いないですね。
兄(レナード)も少し突っかかってくるかな?と思ったのですが、
結構最後まで良い人でした。(ちょっとキャラが崩壊してたけど)
そういう流れが嫌いな方には本ルートはオススメできるかな、と。
優しい世界、って感じでした。
キャラですが、個人的に共通の時点ではそんなに興味なかったのですが、
個別は割と良いなと思いました。
少し頭のネジが外れてる変人ぷりが面白かったです。
■夕音
最初にプレイしました。
シナリオは、ヒロイン自身のトラウマやお家事情がメインです。
個人的には1番つまらないルートだったかな、と。
陸上パートも退屈でしたし、オチも特に魅力が無かったので。
強いて言うなら、ルートに入ってご主人様してるときが1番楽しかったです。
キャラとしては結構好きなのですけどね。
車の人のお声も久々に聞いた気がしますが、合ってて良かったです。
あとは何と言っても、陸上競技の服、あれはエッチすぎてズルイでしょう…。
ただ、他ルートでは全然目立ってなかったような気がするのが残念です。
■愛莉
2番目にプレイしました。
シナリオは自身の目標とアイデンティティについてです。
内容はライゼルグにきた目的を考えたり、将来を考えたりと、
ありふれてるのですが、テキストが大分良かったです。
他のルートと雰囲気が違い、なかなかにコメディでした。良い意味で。
可愛いという意味でなく、普通に面白いという意味で心の中でジワジワ笑えたので
これはこれで良いルートだったかなと思ってます、
キャラも良いですね。暴走気味でカラ回りしている感じがうまく出てます。
ゆず声優(夏野こおり)さんの底力でしょうか。貴重なロリ担当です。
個別をやっていると、他ルートでもなんかジワジワきます。
■真咲
3番目にプレイしました。
シナリオはセリアンスロープ(人外設定)の体質について
設定を活かしてキャラを押し出してきている感が満載でした。
本作の中でも萌えに特化したシナリオだったかなと。
あとは本作の中では珍しく設定を少し活かしていますね。
初恋すると発情するとかなんなんだよそれ…って印象でした。
桐谷華さんのお声が好きなら溶けること間違いなし、って具合です。
それに加えてまあまあコンパクトにまとまっていたので悪くなかったかなと。
親父さんが邪魔かのように長い間フェードアウトしてたのは笑いました。
ただ、キャラがヒットしないとおそらく退屈なので、キツイと思われます。
キャラは個別でのキャラ力があったので、悪くなかったです。
性格もウケそうだし、巨乳、そしてお声、これは人気でも頷けます。
加えてそのキャラ力もあってか、他ルートでも映えてましたしね。
■ティア
サブも短めですがそれなりのシナリオがあります。
内容としてはエルフの恋愛についてです。
主人公と恋愛するけど、結婚はできません、みたいな話です。
最終的にはゴリ押しでなんとかするのでオチは普通なのですが、
妙にテキストが綺麗で良かった印象があります。ライター誰だろう?
締め方も花とか、花言葉とか、そういうのに弱いので嫌いじゃなかったです。
テキストのおかげかサブだと思ってたら割と良い気がする印象を持ちました。
途中、選択肢でメガネ有りとメガネ無しが選択できますがCG回収が面倒でした。
どちらか見たら登録してくれて良いです…。
キャラはサブなので、他ルートでは同僚程度で目立ちませんね。
しかしメインヒロイン4人にエルフいないのに
エルフとかいう設定を入れた意味は未だによく分かりません…。
■木乃香
こちらもそれなりのシナリオがあります。
内容としては自身のルーツについてです。
どこからともなく現れた謎の少女設定なので妥当ですね。
しかし、オチが…、
神隠し的に昔から時代をワープしただけという微妙なオチでした。
しかもそれに付随する設定も適当すぎる…。
本作、人外もいたり、島の存在自体だったり、魔石だったりと、
設定だけはファンタジーなので彼方人のルーツは
それなりに大事な内容のはずなのだが…、結構適当でした。
キャラとしては、サブキャラでいる分にはセリフが尖ってて面白いのですが、
別に攻略は出来なくても良いかな…と個人的には思ってます。
褐色属性もないですしね。特別嫌いなわけでもないですが。
■グラフィック
相変わらずハイレベルですね。
日常CGが多めに感じた(共通が短いから?)のがとても良かったです。
ラッキースケベなCG、水着CG、お風呂CG、好きなんですよねえ。
本作はそういったものが多かったので、割とCGは好印象です。
特にゆずはシーンよりも、
そういうCGのほうが抜けるまであると自分は思ってます。
シーンはサブやアフターもあるおかげで予想よりも多かったです。
それにしても、オナ◯ーキャラはもう定番なんですね…。
自分だけなのかもしれないけど、特に主人公と夕音ちゃんのCGが
緋弾のアリアのキンちゃんと白雪にしか見えない…
とずっと思ってました。
■サウンド
ゆずソフトなのにOPがゆいにゃん・・・じゃないッ!
ってのはまあ前から知っていたんですが、なおすんですね。
個人的にOPはイントロは好きですが、サビがパッとしないといった印象です。
で、EDの「天色」ですが・・・
これ、良いですねえ~!(絶賛)
正直に申し上げてこの曲調に弱いです。しかも高まります。
TVアニメ、神のみぞ知るセカイ二期の「アイノヨカン」(大好きな曲)に似てるなぁ・・・
って一人でずっと思ってます。現場で聴きたいデス。
ゆずソフトも昨年のEGGには参戦してくれましたが、
キャラソン等もありますし、ゆずくらい曲があれば単独もできるような。
そんなわけでゆずソフトライブ、まだかなぁ、とアンケートハガキにまた書こうかなと思いマス。
BGMもライゼルグらしい、ほんのり落ち着いたものが多かったように思います。
悪く言うと少々眠くなってくるBGMと言えなくもないかなと。
■総評
本作、ネットの評判()や、知人からの意見であまり期待してませんでした。
そんな中で、という前提なんですが、萌えゲとしては思ったより悪くなかったです。
どのキャラもそれなりに楽しくやってた、ってのが1番でかいかなと。
萌えゲーは自分の印象がゲームの評価に強く繋がるなあ、と実感しました。
本作、第1印象(ビジュアル)は全然ビビっとこなかったのですけどね。
むしろそれが良かったのかもしれません。
良い意味でも悪い意味でも、平均的な魅力がありました。
と、上記は萌えゲとしての感想で、シナリオとしては大分粗が目立ちました。
まず設定についてですが、色んなファンタジー要素を盛る必要あったかな?と。
設定はあるけど、そういう世界なので、細かいことは気にしないでくれ。
のように感じました。
アイランド感を出したいなら、それに必要な設定だけで良かったんじゃないかなあと。
少なくとも彼方人とか、エルフとかはあまり居た意味が分かりませんでした。
そんなわけで
「萌えゲとしては思ったより良かったけど、設定・シナリオの面では雑だった」
というのが自分の感想でしょうか。
ゲームを製品としてみたときは、いつものゆずクオリティでハイレベルですので、
その点は毎度毎度、良いと思います。他メーカーもガンバレ…。
そういえばゆずは1年強に1本出すイメージなので、ぼちぼち春あたりに新作発表でしょうか。
次回作、どっちにしてもまた買うかと思うので期待してます。
明るく少しファンタジーな作品ばかりなので、次もそうなるかなあとは思ってますが、
個人的にはゆずの少し大人しく、綺麗めな作品を見てみたいなー、と思ってます。
1月の新作デーはいつものごとく秋葉原で回収していると思われますが、
もしかしたら戯画の「キミの瞳にヒットミー」の発売記念イベント(現場)に
出没しているかもしれません。。気分次第で。
あとは星恋ティンクルの記念イベントの整理券を掴みに行くかもしれません…。
長らくアダルトゲームの小さい箱の現場も行ってなかったので、どうかなと。
そっちも当日の気分次第です。
最近仕事が多忙なので、
新作もやりたいし、現場も覗きたいけど、力尽きてまったりかもしれません。
前々からなかなか楽しみな月だったので、当たってくれることを祈ってます。
ソフや他のツイッターとか見た感じ1/27は賑わいそうなので、楽しみにしてます。
category: アニメ・ゲーム
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