カルマルカ*サークル レビュー
2017/03/28 Tue. 21:16 [edit]

更新
これまたしばらく更新してませんでしたが、生きています。
今日は随分前のSAGA PLANETSの作品、カルマルカ*サークルのレビュー記事です。
自分は2012-2015あたりはほとんどこの手のゲームをやらない空白期間だったのですが
ここ1年くらいは時間あるときにちょいちょい手を出してるのでそれで購入といった感じです。
今更書いてもしょうがない気もしますが、ちゃんと残しておきたいので。

ぬるっと
つづき
-- 続きを読む --
シナリオは4人。サブキャラの攻略が1人あります。
あとTRUEとNORMALもあります。
ルートそれぞれの時間は
共通 3h
奈月 2h
晴 2h
ニコル 2h
暦 2h
夕姫羽 1.5h
ノーマル 0.5h
TRUE 3h
計16h
分量的には平均的ですね。
サブのシナリオがぼちぼちあるのと、ノーマル、TRUEがあるのでこのくらいになってますが
それぞれの個別の長さは短めです。
■共通
シナリオは
過去も未来も書き換えられるというカルマルカの起動を目的とした同好会の結成から
学園祭で出し物(プラネタリウム)をするまでです。
基本的には学校パートがメインで進みますし、
不思議な設定はあれど、そういった描写は少なめなので一般的な萌えゲの印象が強いです。
王道な青春部活パートとか、キャラが気に入れば良いものかもしれません。
で、萌えゲなのですが、自分がカルマルカを割と後回しにしてたのは、
キャラビジュアルの第一印象がパッとしなかったからです。
その印象は共通でも拭えず、パンチが弱いように感じました。
(強いて言うなら暦は良さげかなあと思ったくらいです)
あとは主人公が加入するのが最後なので、唐突感はありましたかね。
はじめたと思ったら特にきっかけもなく既に全員話に絡んでる…とは思いました。
長くはないのでそんなにだれることもないですが、
雰囲気とテキストが良くてスラスラ読める系でもなく、続きが気になる系でもなかったです。
もうちょい未来の描写や、理事の描写など、
最後に絡めた描写が少し入ってるだけでも、プレイヤーは引き込まれたのではないかな?と。
亮兄、めっちゃ良い声してる…とそこは無駄にドキドキはしました
共通はカルマルカの儀式に失敗し、これからどうするか、というところで終わりです。
■奈月
最後にプレイしました。
シナリオとしては、
二人であれこれ星に関する活動してるうちに、実は思い出のあの娘だった、なやつ。
話としてはとても無難なものになってます。
こちらも共通同様、血筋と母親が設定の根幹に関わってくるなら
このルートくらいはTRUEに繋げる描写あっても良かったのでは?と思ってます。
個別全体に言えますが、
サガプラ特有のカルマルカとか摩訶とかの不思議設定は個別では活きてこないので、
こちらも普通の萌えゲと割り切ってプレイするのが吉です。
ただ、意外と個別で展開した話もTRUEに関わってくるあたりは良いなと思ってます。
(TRUEのニコルと暦の空気っぷりは置いといて)
本ゲーム、パッケージ見たときは誰がメインヒロインなんだ…?とか思ってました。
あんまりメインヒロイン感が無いように思います。
パニクってる顔とか照れ顏の立ち絵は良いんですけどね。
あと本キャラの声優さん、久しぶりに見かけました。
何以来だろう…、自分の中ではFAVORITE絡みかHHGあたり以来な気がします。
■晴
3番目にやりました。
シナリオは、
不仲の父親とその過去について。
過去に父親は罪を本当に犯したのか、をきっかけに不仲になってる
親子が仲直りする話ですが…、個別ではイマイチ父親側の真相は語られずです。
ただ、こちらもカルマルカとか関係ない話かと思いきや、
設定にも少し絡んでくるのでそのあたりでようやく少し合点がいきます。
他ルートではノリ良く愉快なキャラですが、
個別だと若干バカっぽいというか、その割に感情の浮き沈みは激しく、
メンヘラっぽいなあとか正直思ってました。
(ゲームキャラに何を求めているんだ、という感じですが)
■ニコル
2番目にやりました。
シナリオは、
自分の置かれている境遇と故郷について。
発生している問題をカルマルカを使ってなんとかしようと努力する話ですが、
結局叶わず、でも主人公が協力するみたいな結末です。
ニコルは…、他ルートやTRUEでは完全に空気ですね。
暦ルートの話はまあほっといても問題無いような気がしますが、
TRUEとかで本ルートの設定、完全に蚊帳の外で何も解決してない(けどなんかいる)けど、大丈夫?
とか思ってました。まあ細かいことと言えば細かいことですが。
せっかく奈月や晴あたりはうまく絡めてきてるので、
なんとかならんかったかなと思ってます。
キャラ的には、ほんたにかなえ先生原画に目を惹くビジュアルとキャラなので
当初は人気あったのかな?と思ってます。
ノコたん使ったよく分からんノリツッコミとか、
はつゆきなどの個人的にはかなり懐かしい過去作ネタとか、
その辺は面白かったです。まあでもそれだけかな…。
しかし、ノコたんとはなんだったのか…。
■暦
(本能のまま)最初にやりました。
シナリオは自分自身の内面について。
こちら設定には関係ないちょっと哲学的な話がメインでした。
ただ、まあこちらはわざわざ他で出すような話でも無かったです。
孤児出身の経歴と自分の性格などをメインで展開するので、
こちらもよく見かけるシナリオかな、とは思います。
特段、面白いとか雰囲気が良いとかは感じなかったです。
後述しますが、悪くなかったのはキャラが気に入ってたので、というだけですかね。
キャラは本作の中では1番好きです。
立ち絵がキュートです。(あとなんか立ち絵の表情がじわります)
口調とか言い回しとかも結構気に入ってました。
キャラ周りにはパンチが弱いかなと思ってる本作ですが、暦は少し尖ってたのもあるかなと。
(元々ロリ属性はないと思うんだけど、最近ゲームやる度にそっち系気に入る気がする…)
■夕姫羽
確か暦の後にやりました。
シナリオは、お家絡みのサブシナリオ。
サブといいつつもよく出てくるキャラで、ボリュームも多少あります。
よくある話でサブだし、キャラも気に入ってるわけでも無いので
特に言うこともないのですが…。
サガプラの不安定立ち絵を具現化してましたね。いや、嫌いじゃないんですが。
個人的には未来が攻略できなくて、こいつができるのは??です。
■ノーマル
キャラ選択を適当に行っていくとノーマルがあります。
こちらはサブほどのボリュームもなく、オマケですね。
結局、ヒロインとの話に入っていかず、
グダグダと夏休みを過ごして終わりです。杏とかと遊んでる感じのENDです。
ノーマルなんかより杏のサブがあってもいいだろー!と声を大にしたかった。
(杏…攻略したかったのに出来なかった……)
というのも、最初杏を見たときに
「(目がちょっと違うけど)この立ち絵の描き方と髪の描き方、小桜さんか!?」
と思い、ビビッときてしまったからです。まあ違ったんですけども。
こういうふんわりとしたキャラ、好きです。
■TRUE
全員攻略後にプロローグから選択可能です。
シナリオとしては、
「共通でカルマルカの儀式が成功したらその後の展開は?」のifですね。
時系列的にはゲーム序盤の共通の途中あたりから始まります。
これまであんまり設定作ってる意味のなかったカルマルカですが、
ようやく話が始まります。
むしろ、巫女やら昔話やらそんな設定もあったんだ…といった具合です。
最終的な結末はまあそうなるだろうな、といった具合なので
プレイヤーの上を行く展開と描写は無かったですかね。
サガプラらしいシナリオではありました。
展開は予想の範疇でしたが、
意外と設定の繋がりとか登場人物の繋がりとか背景とかはまとまっていたので
そこは良かったと思ってます。
やはりここまで設定が空気過ぎたのがイマイチだったかな?と。
未来や理事の描写がここまでに積めているだけでも印象は大分違ったのではないかと。
そんな印象を抱きました。
■グラフィック
今やお馴染みのメンツですね。
CG数は平均的で、質は萌えという意味では高いです。
謎に立ち絵が不安定と私の中で有名な部分も健在でした(嫌いじゃないです)
最新作のフロフロと比較すると、カルマルカはちょっと昔だなーと絵からも感じます。
シーン数は近年にしては少なめ、過去作と比較すると平均的、といった具合ですが、
本メーカーにゴリゴリのエロを求める人もまあそんないないでしょう。
ただ、キャラビジュアルの第一印象は少し歴代の作品より弱いかな?と感じました。
当時人気だった「ナツユメの羊」や「キサラギの翼」や「はつゆきの希」みたいな
媚び媚びの事前投票で頭一つ抜ける感じのキャラがいる印象は受けなかったです。
(勿論、発売すれば人気は分断されますけどね)
ちなみに、自分はとらのすけ先生の絵はさほど好きでもなかったですが、
本作では暦が良いなあと思ってます。
サガプラといえば、ぶっ飛んだ服装(制服)ですが、そこはやはり良かったです。
しかし…やはり杏を攻略したかった…
■サウンド
サガプラのOPといえばある程度期待してしまいます。
が、本作は個人的には良い曲と思えず終いでしたね。
むしろTRUEのWHITE-LIPSさんは良いなと。その方たちには弱いんですよ。
個別EDはなんか歌が無いですが、
いきなり打ち込みでギュイギュイ鳴り始めたのは少し笑いました。
BGMもプレイ中に良いなーと思った記憶もなく、
サウンド面は過去作よりもダメかなあ、と自分は思ってます。
■総評
ライターの新島夕さんが抜けた最近のサガプラの一発目です。
世間では随分と四季シリーズの印象が定着してたこともあり、
サガプラ色を強く残そうと努力してるなあと感じた作品でした。
もう随分経っているので、世間の評判も知ってはいたのですが、
思ったよりも設定はサガプラらしく、しっかりしていた印象は受けました。
理由は意外と作品の根幹設定に個別で語られた話も絡んでいるからですね。
こういうゲームの場合、個別はそれぞれあちこちの方向にいくもんですが、
結構それぞれの話も収束していてまとまってると思いました。
それまでのナツユメ、はつゆきは当たっていて、期待が高かったのもあるのでしょうが、
個別はそういった印象を全く受けなかった(=ゲームの大半はただの萌えゲだった)ので
あまり受けは良くなかったのかなと思います。
先にも書いている通り、ちょっとしたプレイヤーを引き込む工夫があれば
それだけで印象は変わったと思ってるので、そこが残念です。
個人的には暦あたりはキャラも好きでしたし、
個別は短めだったので、だれることはなかったです。
ただ、あっさり目というか、世間でいう「はつゆき」ほどは読破感とかは無かったかなぁと。
割と設定はまとまってるのにテンプレというか、描写不足というか、そんな印象です。
花咲よりかはサガプラっぽい作品だったと思います。
キャラは少々ビジュアルやキャラやオタク媚びのパンチが弱めなので、
花咲のほうが人気あるのかなあ、なんて思ってます。
3/24の新作は特に予約とかはしてないので、まだ買ってません。
今週は予約してるトリノライン回収で秋葉原うろつく予定なので、
その時に良いのがあったら1本くらいは買ってもいいかなと思ってます。
4月と5月は地味に強いですね。
「コレの発売のことしか考えられない」みたいなやつは無いですが・・・、
「コレ気になるから買おうかなあ」くらいの作品はわらわら出る印象です。
個人的には昨日体験版をプレイした4月の新作「ニュートンと林檎の樹」が、
設定が良く、軽快なテキストでテンポ良く、演出も悪くなく、BGMも良く、
と大分好印象だったので期待してます。楽しみです。
(この手の作品は共通が良くても、「その勢いが個別維持できるか」と
「結末」次第とは思ってはいますけどね。後半失速はよくあること)
chara1の情報もぼちぼち出てくる頃でしょうかね。
グッズ類は前よりかは落ち着いてきてるので、行くかは分かりません。
あと最近、ラブライブのアーケードゲームに少しハマってます。
あとTRUEとNORMALもあります。
ルートそれぞれの時間は
共通 3h
奈月 2h
晴 2h
ニコル 2h
暦 2h
夕姫羽 1.5h
ノーマル 0.5h
TRUE 3h
計16h
分量的には平均的ですね。
サブのシナリオがぼちぼちあるのと、ノーマル、TRUEがあるのでこのくらいになってますが
それぞれの個別の長さは短めです。
■共通
シナリオは
過去も未来も書き換えられるというカルマルカの起動を目的とした同好会の結成から
学園祭で出し物(プラネタリウム)をするまでです。
基本的には学校パートがメインで進みますし、
不思議な設定はあれど、そういった描写は少なめなので一般的な萌えゲの印象が強いです。
王道な青春部活パートとか、キャラが気に入れば良いものかもしれません。
で、萌えゲなのですが、自分がカルマルカを割と後回しにしてたのは、
キャラビジュアルの第一印象がパッとしなかったからです。
その印象は共通でも拭えず、パンチが弱いように感じました。
(強いて言うなら暦は良さげかなあと思ったくらいです)
あとは主人公が加入するのが最後なので、唐突感はありましたかね。
はじめたと思ったら特にきっかけもなく既に全員話に絡んでる…とは思いました。
長くはないのでそんなにだれることもないですが、
雰囲気とテキストが良くてスラスラ読める系でもなく、続きが気になる系でもなかったです。
もうちょい未来の描写や、理事の描写など、
最後に絡めた描写が少し入ってるだけでも、プレイヤーは引き込まれたのではないかな?と。
共通はカルマルカの儀式に失敗し、これからどうするか、というところで終わりです。
■奈月
最後にプレイしました。
シナリオとしては、
二人であれこれ星に関する活動してるうちに、実は思い出のあの娘だった、なやつ。
話としてはとても無難なものになってます。
こちらも共通同様、血筋と母親が設定の根幹に関わってくるなら
このルートくらいはTRUEに繋げる描写あっても良かったのでは?と思ってます。
個別全体に言えますが、
サガプラ特有のカルマルカとか摩訶とかの不思議設定は個別では活きてこないので、
こちらも普通の萌えゲと割り切ってプレイするのが吉です。
ただ、意外と個別で展開した話もTRUEに関わってくるあたりは良いなと思ってます。
(TRUEのニコルと暦の空気っぷりは置いといて)
本ゲーム、パッケージ見たときは誰がメインヒロインなんだ…?とか思ってました。
あんまりメインヒロイン感が無いように思います。
パニクってる顔とか照れ顏の立ち絵は良いんですけどね。
あと本キャラの声優さん、久しぶりに見かけました。
何以来だろう…、自分の中ではFAVORITE絡みかHHGあたり以来な気がします。
■晴
3番目にやりました。
シナリオは、
不仲の父親とその過去について。
過去に父親は罪を本当に犯したのか、をきっかけに不仲になってる
親子が仲直りする話ですが…、個別ではイマイチ父親側の真相は語られずです。
ただ、こちらもカルマルカとか関係ない話かと思いきや、
設定にも少し絡んでくるのでそのあたりでようやく少し合点がいきます。
他ルートではノリ良く愉快なキャラですが、
個別だと若干バカっぽいというか、その割に感情の浮き沈みは激しく、
メンヘラっぽいなあとか正直思ってました。
(ゲームキャラに何を求めているんだ、という感じですが)
■ニコル
2番目にやりました。
シナリオは、
自分の置かれている境遇と故郷について。
発生している問題をカルマルカを使ってなんとかしようと努力する話ですが、
結局叶わず、でも主人公が協力するみたいな結末です。
ニコルは…、他ルートやTRUEでは完全に空気ですね。
暦ルートの話はまあほっといても問題無いような気がしますが、
TRUEとかで本ルートの設定、完全に蚊帳の外で何も解決してない(けどなんかいる)けど、大丈夫?
とか思ってました。まあ細かいことと言えば細かいことですが。
せっかく奈月や晴あたりはうまく絡めてきてるので、
なんとかならんかったかなと思ってます。
キャラ的には、ほんたにかなえ先生原画に目を惹くビジュアルとキャラなので
当初は人気あったのかな?と思ってます。
ノコたん使ったよく分からんノリツッコミとか、
はつゆきなどの個人的にはかなり懐かしい過去作ネタとか、
その辺は面白かったです。まあでもそれだけかな…。
しかし、ノコたんとはなんだったのか…。
■暦
(本能のまま)最初にやりました。
シナリオは自分自身の内面について。
こちら設定には関係ないちょっと哲学的な話がメインでした。
ただ、まあこちらはわざわざ他で出すような話でも無かったです。
孤児出身の経歴と自分の性格などをメインで展開するので、
こちらもよく見かけるシナリオかな、とは思います。
特段、面白いとか雰囲気が良いとかは感じなかったです。
後述しますが、悪くなかったのはキャラが気に入ってたので、というだけですかね。
キャラは本作の中では1番好きです。
立ち絵がキュートです。(あとなんか立ち絵の表情がじわります)
口調とか言い回しとかも結構気に入ってました。
キャラ周りにはパンチが弱いかなと思ってる本作ですが、暦は少し尖ってたのもあるかなと。
(元々ロリ属性はないと思うんだけど、最近ゲームやる度にそっち系気に入る気がする…)
■夕姫羽
確か暦の後にやりました。
シナリオは、お家絡みのサブシナリオ。
サブといいつつもよく出てくるキャラで、ボリュームも多少あります。
よくある話でサブだし、キャラも気に入ってるわけでも無いので
特に言うこともないのですが…。
サガプラの不安定立ち絵を具現化してましたね。いや、嫌いじゃないんですが。
個人的には未来が攻略できなくて、こいつができるのは??です。
■ノーマル
キャラ選択を適当に行っていくとノーマルがあります。
こちらはサブほどのボリュームもなく、オマケですね。
結局、ヒロインとの話に入っていかず、
グダグダと夏休みを過ごして終わりです。杏とかと遊んでる感じのENDです。
ノーマルなんかより杏のサブがあってもいいだろー!と声を大にしたかった。
(杏…攻略したかったのに出来なかった……)
というのも、最初杏を見たときに
「(目がちょっと違うけど)この立ち絵の描き方と髪の描き方、小桜さんか!?」
と思い、ビビッときてしまったからです。まあ違ったんですけども。
こういうふんわりとしたキャラ、好きです。
■TRUE
全員攻略後にプロローグから選択可能です。
シナリオとしては、
「共通でカルマルカの儀式が成功したらその後の展開は?」のifですね。
時系列的にはゲーム序盤の共通の途中あたりから始まります。
これまであんまり設定作ってる意味のなかったカルマルカですが、
ようやく話が始まります。
むしろ、巫女やら昔話やらそんな設定もあったんだ…といった具合です。
最終的な結末はまあそうなるだろうな、といった具合なので
プレイヤーの上を行く展開と描写は無かったですかね。
サガプラらしいシナリオではありました。
展開は予想の範疇でしたが、
意外と設定の繋がりとか登場人物の繋がりとか背景とかはまとまっていたので
そこは良かったと思ってます。
やはりここまで設定が空気過ぎたのがイマイチだったかな?と。
未来や理事の描写がここまでに積めているだけでも印象は大分違ったのではないかと。
そんな印象を抱きました。
■グラフィック
今やお馴染みのメンツですね。
CG数は平均的で、質は萌えという意味では高いです。
謎に立ち絵が不安定と私の中で有名な部分も健在でした(嫌いじゃないです)
最新作のフロフロと比較すると、カルマルカはちょっと昔だなーと絵からも感じます。
シーン数は近年にしては少なめ、過去作と比較すると平均的、といった具合ですが、
本メーカーにゴリゴリのエロを求める人もまあそんないないでしょう。
ただ、キャラビジュアルの第一印象は少し歴代の作品より弱いかな?と感じました。
当時人気だった「ナツユメの羊」や「キサラギの翼」や「はつゆきの希」みたいな
媚び媚びの事前投票で頭一つ抜ける感じのキャラがいる印象は受けなかったです。
(勿論、発売すれば人気は分断されますけどね)
ちなみに、自分はとらのすけ先生の絵はさほど好きでもなかったですが、
本作では暦が良いなあと思ってます。
サガプラといえば、ぶっ飛んだ服装(制服)ですが、そこはやはり良かったです。
■サウンド
サガプラのOPといえばある程度期待してしまいます。
が、本作は個人的には良い曲と思えず終いでしたね。
むしろTRUEのWHITE-LIPSさんは良いなと。その方たちには弱いんですよ。
個別EDはなんか歌が無いですが、
いきなり打ち込みでギュイギュイ鳴り始めたのは少し笑いました。
BGMもプレイ中に良いなーと思った記憶もなく、
サウンド面は過去作よりもダメかなあ、と自分は思ってます。
■総評
ライターの新島夕さんが抜けた最近のサガプラの一発目です。
世間では随分と四季シリーズの印象が定着してたこともあり、
サガプラ色を強く残そうと努力してるなあと感じた作品でした。
もう随分経っているので、世間の評判も知ってはいたのですが、
思ったよりも設定はサガプラらしく、しっかりしていた印象は受けました。
理由は意外と作品の根幹設定に個別で語られた話も絡んでいるからですね。
こういうゲームの場合、個別はそれぞれあちこちの方向にいくもんですが、
結構それぞれの話も収束していてまとまってると思いました。
それまでのナツユメ、はつゆきは当たっていて、期待が高かったのもあるのでしょうが、
個別はそういった印象を全く受けなかった(=ゲームの大半はただの萌えゲだった)ので
あまり受けは良くなかったのかなと思います。
先にも書いている通り、ちょっとしたプレイヤーを引き込む工夫があれば
それだけで印象は変わったと思ってるので、そこが残念です。
個人的には暦あたりはキャラも好きでしたし、
個別は短めだったので、だれることはなかったです。
ただ、あっさり目というか、世間でいう「はつゆき」ほどは読破感とかは無かったかなぁと。
割と設定はまとまってるのにテンプレというか、描写不足というか、そんな印象です。
花咲よりかはサガプラっぽい作品だったと思います。
キャラは少々ビジュアルやキャラやオタク媚びのパンチが弱めなので、
花咲のほうが人気あるのかなあ、なんて思ってます。
3/24の新作は特に予約とかはしてないので、まだ買ってません。
今週は予約してるトリノライン回収で秋葉原うろつく予定なので、
その時に良いのがあったら1本くらいは買ってもいいかなと思ってます。
4月と5月は地味に強いですね。
「コレの発売のことしか考えられない」みたいなやつは無いですが・・・、
「コレ気になるから買おうかなあ」くらいの作品はわらわら出る印象です。
個人的には昨日体験版をプレイした4月の新作「ニュートンと林檎の樹」が、
設定が良く、軽快なテキストでテンポ良く、演出も悪くなく、BGMも良く、
と大分好印象だったので期待してます。楽しみです。
(この手の作品は共通が良くても、「その勢いが個別維持できるか」と
「結末」次第とは思ってはいますけどね。後半失速はよくあること)
chara1の情報もぼちぼち出てくる頃でしょうかね。
グッズ類は前よりかは落ち着いてきてるので、行くかは分かりません。
あと最近、ラブライブのアーケードゲームに少しハマってます。
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category: アニメ・ゲーム
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