千の刃濤、桃花染の皇姫 レビュー
2016/09/27 Tue. 23:20 [edit]

更新
早いもので、もう9月も終わりでございます。
今日は先週発売した、AUGUST最新作、
千の刃濤、桃花染の皇姫(愛称:千桃)のレビューです。
先程、サブルート含めて完走しました。

軽く2週間はかかるんだろうな、と思ってたんですが、かなり早めに終わってしまいました。
つづき(ネタバレあります)
-- 続きを読む --
今作、特にアダルトゲーム追っかけてたわけではない時期だったので、
詳しくないのですが、初報からかなり経ってますよね。
2年、とは言いませんけど・・・、1年半くらいは経っているのでは?という印象です。
個人的には今月オーガストかー、ようやく出るのかー、くらいでしたが、
ファンの方からしたら、随分と焦らされたもんだなと思います。
明らかに力を入れているし、大作の雰囲気を感じたので、悩むことなく購入しました。
では、参ります。
ルート構成ですが、開放順はサブ以外フリーみたいです。
サブだけは朱璃以外の4人を攻略後に開放されたので、そういうフラグがあるのでしょう。
本作のシナリオは基本的に階段です。物語の途中途中で個別に分岐します。
個別といってもさほど大きな物語があるわけでもないので、
分岐後は割とあっさり終わってしまいますが・・・。
最後まで1本道を楽しんだ後に個別を楽しんでも良いですし、
階段の頭から順番に攻略していっても楽しめるかと思います。
(自分は警戒して純粋に頭から攻略していきましたが・・・)
ルートそれぞれの時間は
共通(滸分岐まで)・・・4h
滸・・・1h
共通(滸分岐~奏海分岐まで)・・・3h
奏海・・・1h
共通(奏海分岐~エルザ分岐まで)・・・1h
エルザ・・・1h
共通(エルザ分岐~古杜音分岐まで)・・・4h
古杜音・・・1.5h
朱璃・・・3h
紫乃・・・0.5h
睦美・・・0.5h
子柚・・・0.5h
サブシナリオ・後日談・・・3h(1つあたり10分くらい×20)
約24h
奏海分岐~エルザ分岐は同じ章内なので、書き間違いでなく、実際短いです。
※個別に入ってもその後共通テキストがあるので、時間は多少前後します。
勝手にハードル上げすぎていたのか、個人的には思ったより短いです。
古杜音の個別はそれなり・・・、朱璃の個別はさすがに力が入ってますが、
それ以外のヒロインの個別は大分おざなりに感じました。
各々のシナリオついて見ていきます。
■共通(滸分岐まで)
物語の導入。
自分は本作をそれほど追っかけしていなかったので、
設定コテコテの固有名詞満載で世界観理解するのに時間かかるかも・・・と思ってました。
ですが、それほどでもなく・・・、
開始2時間もすれば、何があって、何が目的で、どんな世界観なのか、
割とすっと馴染んでいました。
細かい内容としては、
「そんなに不思議パワーに溢れた世界だったんだ・・・」とか
「学校描写とか、制服の描写、めっちゃ浮いてる・・・」と思っていましたが。
街中では共和国人が人を殺すほどドンパチしているのに、
学校では食堂が分かれているのと授業の描写があったくらいで
結構、和気藹々としているのも終わった今でも少し違和感あります。
学校の描写は全体的に上手くなかったかな、と自分は思ってます。
それ以外の、奉刀会の描写などは期待通り、良いものになっていたと思います。
これからの物語を気にさせるという意味では、かなり出来の良い導入だと感じました。
世界観の導入と、滸中心のシナリオが展開されていたかなと思います。
■滸
自分は最初に攻略しました。
感想としては、適当な打ち切りルートもいいとこだな・・・と正直思いました。
滸のトラウマを克服して奉刀会を前向きにさせる → うん
そして奉刀会は勢力を伸ばし、皇国を取り戻したのだ → えっ!?それで終わり!?
といった印象でした。
本作も美少女ゲームの性質がありますから、
個別ヒロインを攻略できないといけないのは、まあ分かるんですけど・・・
適当もいいとこすぎるでしょう。
キャラとしては中身次第で人気があっても良さそうですけど、
その点では恵まれなかったかな、と思います。
あのルートだと、
アイドル設定もエロシーンのために用意したコスチュームにしか見えませんでした・・・。
■共通(滸分岐~奏海分岐まで)
お話のスポットはここまでほとんど出番のなかった現皇帝である奏海に移ります。
同時に、エルザの策略とお互いに化かし合いをしていきます。
最初の章よりかは、ヒロインの掘り下げが展開されている印象を受けました。
奏海については、キャラ自体の描写、
エルザについては、物語としての描写、が多かったかなと思ってます。
奏海は出番がなかったこともあり、どういったキャラなのか掴めてませんでしたが、
まさかのヤンデレ気質が強い妹キャラでびっくりしました。
エルザについては、別視点描写も多くあり、
(ここまでのヒロインに比べたら)よく物語と内面の描写がされているなと感じました。
海に行くのは正直に申し上げてグッジョブ!でした。
■奏海
自分は2番目に攻略しました。
感想としては、滸よりは良かったけど・・・、といった印象です。
相変わらず短いですが、
ギリギリ分からんでもないラインのエピローグを迎えていたので。
キャラやビジュアルとしては結構好きではあるんですが・・・、
物語の最初のほうはもう少しお淑やかだったような気がするのだけど、
後半にいくにつれて、お義兄様以外は何がどうなってもいいや感が強く出過ぎていたので、
「キミ、キャラ変わってない・・・?」というのが終わった後の印象でしょうか。
シーンは割と期待していたんですが、奏海については全然でした。
突っ立ってる立ち絵のほうが、エッチだな・・・と感じるくらいでした。
■共通(奏海分岐~エルザ分岐まで)
奏海分岐から地続きになっている章なので、この間は短いです。
本章の最後に物語が大きく動きますので、
ここまでで前半、それ以降が後半といっても差し支えはないでしょう。
お話の中心はエルザの策略がついに動き、それに対するアレコレといった感じでしょうか。
後半に向けて、謎部分であったキャラの設定や、話の本質が見えてきます。
(前情報を全然見ていなかったので、エルザのこと、サブヒロインかと思ってました)
先にも書きましたが、エルザの描写は割と優遇されていたように感じます。
本章以降は本作の物語と設定の根幹に関わる描写が多くありますので、
休憩するならここらで一息入れておくことをオススメします・・・。
■エルザ
自分は3番目に攻略しました。
懲りもなく短いです。
こちらもエピローグはギリギリ分からんでもないラインでしたが、
呆気なさと言いますか、それだけで解決してしまって良いんだ・・・という印象が残ります。
親父さんも腹になんか抱えている大物なのかと思いきや、あっさり死んだりしますしね。
キャラとしては、最初はさほど眼中に無かったんですが、
ここまでよく描かれていたこともあって当初よりは好きになりました。
グラフィックやシーンの意味でもエロ担当でしたかね。まあまあ良かったです。
■共通(エルザ分岐~古杜音分岐まで)
ここまでのお話で一段落つき、物語は本作の根幹に入っていきます。
具体的に言うと、2000年前の過去編がはじまります。
ここでは、過去に何があり、主人公やヒロインは何者なのかといった物語になります。
さすがにここは設定投げ捨ての適当な作りではなかったので、
テキストを読むのが捗りました。
期待していたような大作が展開されるので、
逆にここまでの話のスケールの小ささとは・・・、といった印象は抱いてしまいますかね。
古杜音、朱璃の描写も多く、根幹に関わってきますので、
自然と個別に分岐してからも違和感なく進めることができました。
■古杜音
自分は4番目に攻略しました。
ここまでのお話、そして流れとして自然にルートは楽しめました。
相変わらず短いですが、斎巫女の設定やキャラ自身の性格とも調和が取れていたので、
エピローグまで良いものだったと思います。
キャラもさることながら、良いものになっていますね。
表情、感情の起伏が豊か、ビジュアルも王道を攻めてますし、人気出そうです。
自分もビジュアルは勿論やる前から可愛いけど・・・とは思ってましたが、
ルートが良かったので、一層好きになりました。
シーンもミルキーベイビーなものがあって思わずグッと頷いてしまいましたね。
一つ言うならばその声で「あかり様」と言われるとドキッと闇を抱えそうになります。
■朱璃
自分は5番目に攻略しました。
当たり前ですが、ここまでのお話の結末を迎えます。
主には後半以降に展開した話がメインであり、
前半までのアレコレとかキャラの存在感の無さがすごいです。
切なくも力強い物語になっていますので、読み応えのあるものでした。
メインヒロインの設定や、本作のタイトルも綺麗なものになっていますしね。
キャラとしては、強くも儚い本作らしいヒロインになっていてとても良かったと思います。
ひたすらに可愛いなあ・・・とかいう豚感情はあまり湧きませんでしたが。
ただ、山奥に引きこもっていた割には感情の起伏があるキャラだなあ
とは、前半からずっと思ってました。
■サブヒロイン
攻略対象は紫乃、睦美、子柚の3人です。
どれもオマケなので、大した話でもなく30分くらいで終わります。
正直に申し上げると、睦美さんのシーンが用意されてるのは嬉しかったです。
ある程度、進めないと開放されないようですが、
途中でやっておいたほうが良い、ということもなく
とりあえずメインルートを一通り楽しんでからやれば良いのかなと思います。
■サブシナリオ・後日談
簡単に言うと、
メインヒロイン5人のエロシーン回収用のサイドストーリー・後日談です。
1つ1つは10分程度と短いので、気楽にやれば良いですが、
結構、キャラの掛け合いとかクスリと笑わせてもらったので面白かったです。
各ヒロイン終えた後にやれば良いかなと思います。
その他、相変わらず全ルートクリア後に
タイトル画面のAUGUSTロゴをクリックすると、なんかはじまります。
■グラフィック
ここは本当に変わらない・・・と言いたいところなんですが、
自分は違った印象を受けました。
端的に言うと、グラフィックだけで言うなら、少しエロくなりましたかね。
グッズ展開もなかなか良く、結構手が出そうでした。
今作、シーン自体はさほどでしたが、
絵だけで言うなら結構エロに天秤が傾いたような気がしました。
自分がオーガスト久々だから、ってだけかもしれませんけどね・・・。
CG数は期待していたよりも少ないかな?といった印象でした。
シーンについては
メインヒロインは各4回、サブヒロイン各1回、とあるキャラが1回の計24シーン。
数にするとなかなかですが、内容はそんなに期待しないほうが良いですかね。
原因としては仕方のないことなんですが、主人公のキャラが大きいですかね。
あ、でもミルキーベイビーは好きです。
■サウンド
世界観にあった良いBGMが多かったです。
実はゲーム中の曲名タイトルの3秒表示とか設定できる機能、気に入っています。
ボーカル曲ですが、
「桃花染に咲いて」「嗚呼 絢爛の泡沫が如く」は印象深さで言うと強烈ですね。
先日、ディファ有明で行われたオーガストライブにこっそり参加したのですが、
その時は千桃の曲は特に予習もしてなければ、まだ発売してないじゃん・・・くらいだったので
大して沸くこともなかったのです。
EGGでは「桃花染に咲いて」が聴けそうなので、楽しみな限りです。
今度はそれなりに沸けそうですね。
ゲーム終わってから口笛を吹きたくなってしまいます。
EDはOPほどの強烈さはありませんでしたが、良い曲でした。
■総評
ここまで結構文句も先行していたように思いますが、
全体的な一本のシナリオとしては、かなり気合の入ったものであり、
レベルの高い作品になってました。
特に光るのは演出、テキスト(言葉)の言い回しであり、
シナリオ自体はそれに磨かれたおかげで
魂の一本の作品に仕上がっているように感じるのかなと思ってます。
そういった意味で、読み物、美少女ゲームとして面白く、良い作品でした。
こういった作品が出てくるとこの業界もまだ頑張ってるなーと思います。
一方で、散々書きましたが、
適当で済まされた部分、まだ磨ける設定部分があったようにも思えます。
こういう壮大な設定の作りがオーガストの良いとこなんですけどね。
その分、釣り合いが取れた良い物を出すのは難しいんでしょうね。
本メーカーは物作りに本気だなあという姿勢を感じるので、
何年後の話か分かりませんが、次回作にも期待しています。
千桃は思ったより早く終わりましたが、
まだタユタマ2が手付かずで残っているので、
10月はまったりそちらをプレイしてます。
それにしても10月はあまり買うものがないような気がする。
ミドルプライスの終わる世界がなんとやら、を気にしてたけど、
延期してしまったし。
ここらでちと古い2、3年前の作品に手を出す余力ができるかな?
気の向くまま、良い作品に多く触れて幸せを感じたい所存です。
今作、特にアダルトゲーム追っかけてたわけではない時期だったので、
詳しくないのですが、初報からかなり経ってますよね。
2年、とは言いませんけど・・・、1年半くらいは経っているのでは?という印象です。
個人的には今月オーガストかー、ようやく出るのかー、くらいでしたが、
ファンの方からしたら、随分と焦らされたもんだなと思います。
明らかに力を入れているし、大作の雰囲気を感じたので、悩むことなく購入しました。
では、参ります。
ルート構成ですが、開放順はサブ以外フリーみたいです。
サブだけは朱璃以外の4人を攻略後に開放されたので、そういうフラグがあるのでしょう。
本作のシナリオは基本的に階段です。物語の途中途中で個別に分岐します。
個別といってもさほど大きな物語があるわけでもないので、
分岐後は割とあっさり終わってしまいますが・・・。
最後まで1本道を楽しんだ後に個別を楽しんでも良いですし、
階段の頭から順番に攻略していっても楽しめるかと思います。
(自分は警戒して純粋に頭から攻略していきましたが・・・)
ルートそれぞれの時間は
共通(滸分岐まで)・・・4h
滸・・・1h
共通(滸分岐~奏海分岐まで)・・・3h
奏海・・・1h
共通(奏海分岐~エルザ分岐まで)・・・1h
エルザ・・・1h
共通(エルザ分岐~古杜音分岐まで)・・・4h
古杜音・・・1.5h
朱璃・・・3h
紫乃・・・0.5h
睦美・・・0.5h
子柚・・・0.5h
サブシナリオ・後日談・・・3h(1つあたり10分くらい×20)
約24h
奏海分岐~エルザ分岐は同じ章内なので、書き間違いでなく、実際短いです。
※個別に入ってもその後共通テキストがあるので、時間は多少前後します。
勝手にハードル上げすぎていたのか、個人的には思ったより短いです。
古杜音の個別はそれなり・・・、朱璃の個別はさすがに力が入ってますが、
それ以外のヒロインの個別は大分おざなりに感じました。
各々のシナリオついて見ていきます。
■共通(滸分岐まで)
物語の導入。
自分は本作をそれほど追っかけしていなかったので、
設定コテコテの固有名詞満載で世界観理解するのに時間かかるかも・・・と思ってました。
ですが、それほどでもなく・・・、
開始2時間もすれば、何があって、何が目的で、どんな世界観なのか、
割とすっと馴染んでいました。
細かい内容としては、
「そんなに不思議パワーに溢れた世界だったんだ・・・」とか
「学校描写とか、制服の描写、めっちゃ浮いてる・・・」と思っていましたが。
街中では共和国人が人を殺すほどドンパチしているのに、
学校では食堂が分かれているのと授業の描写があったくらいで
結構、和気藹々としているのも終わった今でも少し違和感あります。
学校の描写は全体的に上手くなかったかな、と自分は思ってます。
それ以外の、奉刀会の描写などは期待通り、良いものになっていたと思います。
これからの物語を気にさせるという意味では、かなり出来の良い導入だと感じました。
世界観の導入と、滸中心のシナリオが展開されていたかなと思います。
■滸
自分は最初に攻略しました。
感想としては、適当な打ち切りルートもいいとこだな・・・と正直思いました。
滸のトラウマを克服して奉刀会を前向きにさせる → うん
そして奉刀会は勢力を伸ばし、皇国を取り戻したのだ → えっ!?それで終わり!?
といった印象でした。
本作も美少女ゲームの性質がありますから、
個別ヒロインを攻略できないといけないのは、まあ分かるんですけど・・・
適当もいいとこすぎるでしょう。
キャラとしては中身次第で人気があっても良さそうですけど、
その点では恵まれなかったかな、と思います。
あのルートだと、
アイドル設定もエロシーンのために用意したコスチュームにしか見えませんでした・・・。
■共通(滸分岐~奏海分岐まで)
お話のスポットはここまでほとんど出番のなかった現皇帝である奏海に移ります。
同時に、エルザの策略とお互いに化かし合いをしていきます。
最初の章よりかは、ヒロインの掘り下げが展開されている印象を受けました。
奏海については、キャラ自体の描写、
エルザについては、物語としての描写、が多かったかなと思ってます。
奏海は出番がなかったこともあり、どういったキャラなのか掴めてませんでしたが、
まさかのヤンデレ気質が強い妹キャラでびっくりしました。
エルザについては、別視点描写も多くあり、
(ここまでのヒロインに比べたら)よく物語と内面の描写がされているなと感じました。
海に行くのは正直に申し上げてグッジョブ!でした。
■奏海
自分は2番目に攻略しました。
感想としては、滸よりは良かったけど・・・、といった印象です。
相変わらず短いですが、
ギリギリ分からんでもないラインのエピローグを迎えていたので。
キャラやビジュアルとしては結構好きではあるんですが・・・、
物語の最初のほうはもう少しお淑やかだったような気がするのだけど、
後半にいくにつれて、お義兄様以外は何がどうなってもいいや感が強く出過ぎていたので、
「キミ、キャラ変わってない・・・?」というのが終わった後の印象でしょうか。
シーンは割と期待していたんですが、奏海については全然でした。
突っ立ってる立ち絵のほうが、エッチだな・・・と感じるくらいでした。
■共通(奏海分岐~エルザ分岐まで)
奏海分岐から地続きになっている章なので、この間は短いです。
本章の最後に物語が大きく動きますので、
ここまでで前半、それ以降が後半といっても差し支えはないでしょう。
お話の中心はエルザの策略がついに動き、それに対するアレコレといった感じでしょうか。
後半に向けて、謎部分であったキャラの設定や、話の本質が見えてきます。
先にも書きましたが、エルザの描写は割と優遇されていたように感じます。
本章以降は本作の物語と設定の根幹に関わる描写が多くありますので、
休憩するならここらで一息入れておくことをオススメします・・・。
■エルザ
自分は3番目に攻略しました。
懲りもなく短いです。
こちらもエピローグはギリギリ分からんでもないラインでしたが、
呆気なさと言いますか、それだけで解決してしまって良いんだ・・・という印象が残ります。
親父さんも腹になんか抱えている大物なのかと思いきや、あっさり死んだりしますしね。
キャラとしては、最初はさほど眼中に無かったんですが、
ここまでよく描かれていたこともあって当初よりは好きになりました。
グラフィックやシーンの意味でもエロ担当でしたかね。まあまあ良かったです。
■共通(エルザ分岐~古杜音分岐まで)
ここまでのお話で一段落つき、物語は本作の根幹に入っていきます。
具体的に言うと、2000年前の過去編がはじまります。
ここでは、過去に何があり、主人公やヒロインは何者なのかといった物語になります。
さすがにここは設定投げ捨ての適当な作りではなかったので、
テキストを読むのが捗りました。
期待していたような大作が展開されるので、
逆にここまでの話のスケールの小ささとは・・・、といった印象は抱いてしまいますかね。
古杜音、朱璃の描写も多く、根幹に関わってきますので、
自然と個別に分岐してからも違和感なく進めることができました。
■古杜音
自分は4番目に攻略しました。
ここまでのお話、そして流れとして自然にルートは楽しめました。
相変わらず短いですが、斎巫女の設定やキャラ自身の性格とも調和が取れていたので、
エピローグまで良いものだったと思います。
キャラもさることながら、良いものになっていますね。
表情、感情の起伏が豊か、ビジュアルも王道を攻めてますし、人気出そうです。
自分もビジュアルは勿論やる前から可愛いけど・・・とは思ってましたが、
ルートが良かったので、一層好きになりました。
シーンもミルキーベイビーなものがあって思わずグッと頷いてしまいましたね。
一つ言うならばその声で「あかり様」と言われるとドキッと闇を抱えそうになります。
■朱璃
自分は5番目に攻略しました。
当たり前ですが、ここまでのお話の結末を迎えます。
主には後半以降に展開した話がメインであり、
前半までのアレコレとかキャラの存在感の無さがすごいです。
切なくも力強い物語になっていますので、読み応えのあるものでした。
メインヒロインの設定や、本作のタイトルも綺麗なものになっていますしね。
キャラとしては、強くも儚い本作らしいヒロインになっていてとても良かったと思います。
ひたすらに可愛いなあ・・・とかいう豚感情はあまり湧きませんでしたが。
ただ、山奥に引きこもっていた割には感情の起伏があるキャラだなあ
とは、前半からずっと思ってました。
■サブヒロイン
攻略対象は紫乃、睦美、子柚の3人です。
どれもオマケなので、大した話でもなく30分くらいで終わります。
正直に申し上げると、睦美さんのシーンが用意されてるのは嬉しかったです。
ある程度、進めないと開放されないようですが、
途中でやっておいたほうが良い、ということもなく
とりあえずメインルートを一通り楽しんでからやれば良いのかなと思います。
■サブシナリオ・後日談
簡単に言うと、
メインヒロイン5人のエロシーン回収用のサイドストーリー・後日談です。
1つ1つは10分程度と短いので、気楽にやれば良いですが、
結構、キャラの掛け合いとかクスリと笑わせてもらったので面白かったです。
各ヒロイン終えた後にやれば良いかなと思います。
その他、相変わらず全ルートクリア後に
タイトル画面のAUGUSTロゴをクリックすると、なんかはじまります。
■グラフィック
ここは本当に変わらない・・・と言いたいところなんですが、
自分は違った印象を受けました。
端的に言うと、グラフィックだけで言うなら、少しエロくなりましたかね。
グッズ展開もなかなか良く、結構手が出そうでした。
今作、シーン自体はさほどでしたが、
絵だけで言うなら結構エロに天秤が傾いたような気がしました。
自分がオーガスト久々だから、ってだけかもしれませんけどね・・・。
CG数は期待していたよりも少ないかな?といった印象でした。
シーンについては
メインヒロインは各4回、サブヒロイン各1回、とあるキャラが1回の計24シーン。
数にするとなかなかですが、内容はそんなに期待しないほうが良いですかね。
原因としては仕方のないことなんですが、主人公のキャラが大きいですかね。
あ、でもミルキーベイビーは好きです。
■サウンド
世界観にあった良いBGMが多かったです。
実はゲーム中の曲名タイトルの3秒表示とか設定できる機能、気に入っています。
ボーカル曲ですが、
「桃花染に咲いて」「嗚呼 絢爛の泡沫が如く」は印象深さで言うと強烈ですね。
先日、ディファ有明で行われたオーガストライブにこっそり参加したのですが、
その時は千桃の曲は特に予習もしてなければ、まだ発売してないじゃん・・・くらいだったので
大して沸くこともなかったのです。
EGGでは「桃花染に咲いて」が聴けそうなので、楽しみな限りです。
今度はそれなりに沸けそうですね。
ゲーム終わってから口笛を吹きたくなってしまいます。
EDはOPほどの強烈さはありませんでしたが、良い曲でした。
■総評
ここまで結構文句も先行していたように思いますが、
全体的な一本のシナリオとしては、かなり気合の入ったものであり、
レベルの高い作品になってました。
特に光るのは演出、テキスト(言葉)の言い回しであり、
シナリオ自体はそれに磨かれたおかげで
魂の一本の作品に仕上がっているように感じるのかなと思ってます。
そういった意味で、読み物、美少女ゲームとして面白く、良い作品でした。
こういった作品が出てくるとこの業界もまだ頑張ってるなーと思います。
一方で、散々書きましたが、
適当で済まされた部分、まだ磨ける設定部分があったようにも思えます。
こういう壮大な設定の作りがオーガストの良いとこなんですけどね。
その分、釣り合いが取れた良い物を出すのは難しいんでしょうね。
本メーカーは物作りに本気だなあという姿勢を感じるので、
何年後の話か分かりませんが、次回作にも期待しています。
千桃は思ったより早く終わりましたが、
まだタユタマ2が手付かずで残っているので、
10月はまったりそちらをプレイしてます。
それにしても10月はあまり買うものがないような気がする。
ミドルプライスの終わる世界がなんとやら、を気にしてたけど、
延期してしまったし。
ここらでちと古い2、3年前の作品に手を出す余力ができるかな?
気の向くまま、良い作品に多く触れて幸せを感じたい所存です。
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category: アニメ・ゲーム
アマツツミ レビュー
2016/09/19 Mon. 23:28 [edit]
-- 続きを読む --
それでは元気に参ります。
パープルはかなりしばらくぶりですね。
克さん原画になってから買っていませんでしたので。
理由は結構単純で絵がどうも好みな方向ではなかったというだけなんですけどね。
といっても、克さん、結構昔は好きでした。
具体的にはなかだしトリロジー、ステルラエクエスあたりの時は好きだったんですよ。
パープルにいってから、塗りとかおっぱいの形がう、うーん・・・となり離れてました。
今作買うきっかけになったのは、自分が好きそうな作風だったからです。
ルート構成ですが、開放順はほたるEND2以外はフリーです。
本作の特色ですが、基本的にヒロインの抱える話を解決していった先に個別があります。
なので、共通という感じはしません。1人ずつ、順番にスポットが当たっていきます。
最終的には全個別を回避すると勝手にほたるルートに入ります。
フリーではありますが、理由がなければ道なりをオススメします。
こころ→響子→愛→ほたる です。
理由は明確で話が進むごとに主人公の感情の動きが大きく成長していくからです。
(私は身体つきの誘惑に負けて響子から攻略したチンパンジーなんですけどね・・・)
ルートそれぞれの時間は
共通(こころ)・・・3.5h
こころ・・・2.5h
共通(響子)・・・3.5h
響子・・・2.5h
共通(愛)・・・3.5h
愛・・・2.5h
ほたるEND1・・・4.5h
ほたるEND2・・・1.5h
約22h
それぞれシナリオの起伏も考えると非常に良い分量になっていると感じます。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
共通と区別しても仕方ないので本作はキャラ毎にまとめて。
■こころ
一番最初のお話です。
物語は言霊(相手を言葉で好きなようにできる)の力を持つ主人公が、
コミュニケーションがない秘境から、人の世界を求めて出てきます。
そこで行き倒れているところをこころに助けられて始まります。
共通ではこころと言霊で家族になり、人の世界を知り、家族を知る
という流れになっていて、とても暖かいシナリオになっています。
主人公が人の温もりと幸せについて最初に触れた過程が描かれていて
見ごたえのあるシナリオでした。あずきさんと主人公の表現が良かったです。
言霊の本質もここでようやく主人公が理解します。
あとは最後に繋げるためか、ほたるのセリフも導入としてかなり印象的でした。
個別では仮の家族を救った主人公が家族という関係を解消するか葛藤するのですが・・・
派生的な扱いみたいなので、こっちのほうが雰囲気軽いですかね。
で、このこころんなのですが、見どころが一つ。
エロシーンが変態的すぎてとても良かったです。ありがとうございます。
普段の挙動もとても可愛いキャラになってます。表情とか、セリフとか。
目がバッテンになってる顔とか、涙目の顔とか。フフ・・・ってなります。
声も良いですね。秋野花さん、本当によく見かけます。
■響子
二つ目のお話です。
共通では人の後悔と願いと死生観が描かれているように感じました。
特に主人公がこころルートで取ったような行動を響子が取ろうとした際に
色々考えたり諭されたりしていたのが印象的ですね。
響子ルートではないですが、鈴香もこのルートっきりではなく、
しっかり最後にポイントで出てきたのも、良い演出でした。
悩む主人公と、前向きになったヒロインが見ることができてまずまず良かったです。
個別では主人公に色々尽くそうとしてくれます。
自分は最初、響子から攻略したんですが、実に性欲を唆るキャラですね・・・。
シーンにも期待してたんですが、こっちはそこまででもなく・・・。隠語全開なのは良いですけど。
他ルートでも、いじらしくて可愛いのに結構印象が薄いので悲しかったりします。
■愛
三つ目のお話です。
共通では自らの立場、あとは主人公たちの過去が主軸でした。
んですが・・・、個人的には本作で一番イマイチなシナリオだったかなと。
具体的に言うとヒロインがあまりにも自分勝手です。
人里にきた主人公が楽しそうで好かれてるのが我慢できないし認められんわ、の一存で
迷惑極まりない現象を起こしてたような印象を強く受けたので・・・。
他のルートの時は意外と可愛げのあるところとか、良いんですけどね。
個別はトラウマ解消して前向きになったので、個人として恋をして幸せになりたい、
な流れでした。
こちらも共通がイマイチだったので、そんなには感情移入できず・・・。無念。
あと・・・、陥没乳首さんは完全に個人的な趣味ですが・・・、NGでした。
■ほたる
最後のお話。間違いなく本作のテーマであるためのヒロインでした。
全体的には、人のエゴとか人そのものに対して表現しているお話でした。
これまででもほたるの描写はチラホラ出てきますが、謎がようやく解けるのはここです。
ほたるEND1では愛する人に幸せをもたらすために、犠牲となって散ります。
ノーマルエンドですね。ですが、自分はこのルートが大分好きです。
具体的には、これまでのルートを通して人の温かさとか感情に触れた主人公が
初めて怒りに出会い、最後にヒロインを想って初めて泣く、というのが
これまでのルートから通してとても綺麗な流れになっており、最高でした。
ここまでのルートがココのためにあったのなら、よく出来てるなぁ、とか感じました。
CG、セリフ、歌、ムービーの力も大きいかなとは思ってますが。
ほたるEND2はEND1で受け入れられなかったものを受け入れ、
最終的にはハッピーエンドなのですが・・・、目指すところはとても良いんです。
しかし、過程はEND1に比べると、少し「ん?」と思ってしまいましたかね。
道中、END1と共通部分も多く、展開が違う箇所は短いというのも勿論ありますが、
結局、おち○ぽで分からせてやった、みたいな印象を持ったため、ですかね・・・。
ここまでやったなら、本作のテーマについて、もっとしっかり見たかったです。
ですがEND2も、主人公が成長するのなら、そうだよね。良いね。
という印象は勿論持ちました。
キャラですが、小倉結衣さんの声と演技は昔から変わらず好きですね。
■グラフィック
かなり良かったですね。
シナリオを演出するような綺麗なCGが多かったり、
シーン中も性的過ぎるよくわからない変態的なズームアップがあったりと(褒め言葉)
田舎だとか、世界観の雰囲気がよく出てる作品が好きな方にはとても好みなものになってると思います。
ですが、一つだけ大にして物申したいことが・・・
拡大したときにジャギるの、今の時代のゲームなんだから、勘弁してくれ!
本当にいつのゲームだよ、と。
■サウンド
これ、久しぶりに痺れました!
まずはOPの「こころに響く恋ほたる」。
ヒロインの名前を無理矢理繋げたみたいなタイトルです。
単純だけど個人的には好きな手法です。順当にいったら攻略順になっているのも○です。
キャッチなメロディーで第一印象もウケますが、
プレイ前後で味が変わるといった印象も持ちました。現場で聴けたら良いなと思います。
でも、自分が一番心を奮ったのは第2OPの「コトダマ紬ぐ未来」です。
挿入されるタイミング、ムービーの出来、曲、どれを取っても良かったです。
この手のゲームをやっていて久々に心が澄むくらいの威力がありました。
終わった後に見ると映像の出来の良さがとても映えます。
綺麗で、メッセージ性が強く、強烈な印象が残ったムービーと歌でした。
EDの「繋がるココロ」は前2つに比べると個人的には印象薄いでしょうか。
BGMもピアノ調や世界観とテーマにあった綺麗な曲調が多くてとても良かったです。
あんまり気にしてなかったですが、サントラついてて嬉しくなりました。
・・・と喜んでたんだけど、サントラにボーカル曲はないのね。なんでやねん・・・。
■総評
買う前は半信半疑だったんですが、自分好みの作品でとても楽しめました。
雰囲気とかシナリオの好みが同系統なら今年勧めるならコレかなぁと思ってます。
10年前の"良い"と言われている作品と比べても戦えるくらいと感じます。
人の感情や生活や死生観をシナリオに出来ていて、描写もついてきているなぁ
と、心が澄むような感覚は全体的に確かに感じることができましたので。
ただ、複数ライター?なのかはよく分からないですが、
多少の緩急や雰囲気の差はキャラや共通/個別で出てしまったかなとは思います。
ここも好みではあるのかなとは思いますが・・・。
自分は特に「こころ共通」「響子共通」「ほたるEND1」あたりが好きですかね。
ただ人を選ぶ要素が自分には大きく一つ思い浮かびます。
本作は共通ルートでエロシーンが普通にあります。何なら冒頭から余裕でしてます。
なので、例えばほたるを攻略しようとしたら、そこまでに全員と致してるわけですね。
これが受け入れられなかったり、中身が薄く感じてしまう人はいるだろなぁ、
とは思いました。そしてそういった印象も単純だけど、結構納得できてしまうかなと。
個人的な見解としては、
主人公が元は人ならざる身ということを表した一部の表現かなぁ、と思うと同時に
別に嫌悪感もないので、こういうもの、と思えましたけどね。
あと、こちらはそれほど大したことではないですが、ツメが甘いというか、
そこは昔なんだなぁって感じる部分があったのも個人的にはパープルらしいですね。
開発費もあるでしょうが、「今のアダルトゲーム、もっとがんばれますよ」って。
手の届かない痒いところはあまり行き届いていない印象でした。
これだけ綺麗な作品なら、スクリプトとか演出の類は最上の力を入れたくなりそうなものだけど・・・。
そういった印象はあまり受けませんでした。
というわけで、主にシナリオ、歌(ムービー)で心を攫っていってくれた良い作品でした。
やはり自分好みのテーマがシナリオになるっていうのはかなり大きいですね。
公式紹介の「言葉が紡ぐ、絆のADV」、良い紹介だと思います。
このような作品が出るならば、次回も、期待してしまうかもしれません。
アマツツミが終わったので、今週は金曜日までやる作品がないですね。
良いものに出会えたので、仕事がんばって、ゆっくり休んで、週末に備えますかね。
(シルバーウィークとかいうものはありません・・・)
金曜日はお休みを取っていまして、
「千桃」と「タユタマ2」を購入する予定です。。。
9月はとりあえずそれだけかな・・・。
最近、関東でもやることないせいか、自宅に帰っていないなぁ・・・。それでは。
パープルはかなりしばらくぶりですね。
克さん原画になってから買っていませんでしたので。
理由は結構単純で絵がどうも好みな方向ではなかったというだけなんですけどね。
といっても、克さん、結構昔は好きでした。
具体的にはなかだしトリロジー、ステルラエクエスあたりの時は好きだったんですよ。
パープルにいってから、塗りとかおっぱいの形がう、うーん・・・となり離れてました。
今作買うきっかけになったのは、自分が好きそうな作風だったからです。
ルート構成ですが、開放順はほたるEND2以外はフリーです。
本作の特色ですが、基本的にヒロインの抱える話を解決していった先に個別があります。
なので、共通という感じはしません。1人ずつ、順番にスポットが当たっていきます。
最終的には全個別を回避すると勝手にほたるルートに入ります。
フリーではありますが、理由がなければ道なりをオススメします。
こころ→響子→愛→ほたる です。
理由は明確で話が進むごとに主人公の感情の動きが大きく成長していくからです。
(私は身体つきの誘惑に負けて響子から攻略したチンパンジーなんですけどね・・・)
ルートそれぞれの時間は
共通(こころ)・・・3.5h
こころ・・・2.5h
共通(響子)・・・3.5h
響子・・・2.5h
共通(愛)・・・3.5h
愛・・・2.5h
ほたるEND1・・・4.5h
ほたるEND2・・・1.5h
約22h
それぞれシナリオの起伏も考えると非常に良い分量になっていると感じます。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
共通と区別しても仕方ないので本作はキャラ毎にまとめて。
■こころ
一番最初のお話です。
物語は言霊(相手を言葉で好きなようにできる)の力を持つ主人公が、
コミュニケーションがない秘境から、人の世界を求めて出てきます。
そこで行き倒れているところをこころに助けられて始まります。
共通ではこころと言霊で家族になり、人の世界を知り、家族を知る
という流れになっていて、とても暖かいシナリオになっています。
主人公が人の温もりと幸せについて最初に触れた過程が描かれていて
見ごたえのあるシナリオでした。あずきさんと主人公の表現が良かったです。
言霊の本質もここでようやく主人公が理解します。
あとは最後に繋げるためか、ほたるのセリフも導入としてかなり印象的でした。
個別では仮の家族を救った主人公が家族という関係を解消するか葛藤するのですが・・・
派生的な扱いみたいなので、こっちのほうが雰囲気軽いですかね。
で、このこころんなのですが、見どころが一つ。
エロシーンが変態的すぎてとても良かったです。ありがとうございます。
普段の挙動もとても可愛いキャラになってます。表情とか、セリフとか。
目がバッテンになってる顔とか、涙目の顔とか。フフ・・・ってなります。
声も良いですね。秋野花さん、本当によく見かけます。
■響子
二つ目のお話です。
共通では人の後悔と願いと死生観が描かれているように感じました。
特に主人公がこころルートで取ったような行動を響子が取ろうとした際に
色々考えたり諭されたりしていたのが印象的ですね。
響子ルートではないですが、鈴香もこのルートっきりではなく、
しっかり最後にポイントで出てきたのも、良い演出でした。
悩む主人公と、前向きになったヒロインが見ることができてまずまず良かったです。
個別では主人公に色々尽くそうとしてくれます。
自分は最初、響子から攻略したんですが、実に性欲を唆るキャラですね・・・。
シーンにも期待してたんですが、こっちはそこまででもなく・・・。隠語全開なのは良いですけど。
他ルートでも、いじらしくて可愛いのに結構印象が薄いので悲しかったりします。
■愛
三つ目のお話です。
共通では自らの立場、あとは主人公たちの過去が主軸でした。
んですが・・・、個人的には本作で一番イマイチなシナリオだったかなと。
具体的に言うとヒロインがあまりにも自分勝手です。
人里にきた主人公が楽しそうで好かれてるのが我慢できないし認められんわ、の一存で
迷惑極まりない現象を起こしてたような印象を強く受けたので・・・。
他のルートの時は意外と可愛げのあるところとか、良いんですけどね。
個別はトラウマ解消して前向きになったので、個人として恋をして幸せになりたい、
な流れでした。
こちらも共通がイマイチだったので、そんなには感情移入できず・・・。無念。
あと・・・、陥没乳首さんは完全に個人的な趣味ですが・・・、NGでした。
■ほたる
最後のお話。間違いなく本作のテーマであるためのヒロインでした。
全体的には、人のエゴとか人そのものに対して表現しているお話でした。
これまででもほたるの描写はチラホラ出てきますが、謎がようやく解けるのはここです。
ほたるEND1では愛する人に幸せをもたらすために、犠牲となって散ります。
ノーマルエンドですね。ですが、自分はこのルートが大分好きです。
具体的には、これまでのルートを通して人の温かさとか感情に触れた主人公が
初めて怒りに出会い、最後にヒロインを想って初めて泣く、というのが
これまでのルートから通してとても綺麗な流れになっており、最高でした。
ここまでのルートがココのためにあったのなら、よく出来てるなぁ、とか感じました。
CG、セリフ、歌、ムービーの力も大きいかなとは思ってますが。
ほたるEND2はEND1で受け入れられなかったものを受け入れ、
最終的にはハッピーエンドなのですが・・・、目指すところはとても良いんです。
しかし、過程はEND1に比べると、少し「ん?」と思ってしまいましたかね。
道中、END1と共通部分も多く、展開が違う箇所は短いというのも勿論ありますが、
結局、おち○ぽで分からせてやった、みたいな印象を持ったため、ですかね・・・。
ここまでやったなら、本作のテーマについて、もっとしっかり見たかったです。
ですがEND2も、主人公が成長するのなら、そうだよね。良いね。
という印象は勿論持ちました。
キャラですが、小倉結衣さんの声と演技は昔から変わらず好きですね。
■グラフィック
かなり良かったですね。
シナリオを演出するような綺麗なCGが多かったり、
シーン中も性的過ぎるよくわからない変態的なズームアップがあったりと(褒め言葉)
田舎だとか、世界観の雰囲気がよく出てる作品が好きな方にはとても好みなものになってると思います。
ですが、一つだけ大にして物申したいことが・・・
拡大したときにジャギるの、今の時代のゲームなんだから、勘弁してくれ!
本当にいつのゲームだよ、と。
■サウンド
これ、久しぶりに痺れました!
まずはOPの「こころに響く恋ほたる」。
ヒロインの名前を無理矢理繋げたみたいなタイトルです。
単純だけど個人的には好きな手法です。順当にいったら攻略順になっているのも○です。
キャッチなメロディーで第一印象もウケますが、
プレイ前後で味が変わるといった印象も持ちました。現場で聴けたら良いなと思います。
でも、自分が一番心を奮ったのは第2OPの「コトダマ紬ぐ未来」です。
挿入されるタイミング、ムービーの出来、曲、どれを取っても良かったです。
この手のゲームをやっていて久々に心が澄むくらいの威力がありました。
終わった後に見ると映像の出来の良さがとても映えます。
綺麗で、メッセージ性が強く、強烈な印象が残ったムービーと歌でした。
EDの「繋がるココロ」は前2つに比べると個人的には印象薄いでしょうか。
BGMもピアノ調や世界観とテーマにあった綺麗な曲調が多くてとても良かったです。
あんまり気にしてなかったですが、サントラついてて嬉しくなりました。
・・・と喜んでたんだけど、サントラにボーカル曲はないのね。なんでやねん・・・。
■総評
買う前は半信半疑だったんですが、自分好みの作品でとても楽しめました。
雰囲気とかシナリオの好みが同系統なら今年勧めるならコレかなぁと思ってます。
10年前の"良い"と言われている作品と比べても戦えるくらいと感じます。
人の感情や生活や死生観をシナリオに出来ていて、描写もついてきているなぁ
と、心が澄むような感覚は全体的に確かに感じることができましたので。
ただ、複数ライター?なのかはよく分からないですが、
多少の緩急や雰囲気の差はキャラや共通/個別で出てしまったかなとは思います。
ここも好みではあるのかなとは思いますが・・・。
自分は特に「こころ共通」「響子共通」「ほたるEND1」あたりが好きですかね。
ただ人を選ぶ要素が自分には大きく一つ思い浮かびます。
本作は共通ルートでエロシーンが普通にあります。何なら冒頭から余裕でしてます。
なので、例えばほたるを攻略しようとしたら、そこまでに全員と致してるわけですね。
これが受け入れられなかったり、中身が薄く感じてしまう人はいるだろなぁ、
とは思いました。そしてそういった印象も単純だけど、結構納得できてしまうかなと。
個人的な見解としては、
主人公が元は人ならざる身ということを表した一部の表現かなぁ、と思うと同時に
別に嫌悪感もないので、こういうもの、と思えましたけどね。
あと、こちらはそれほど大したことではないですが、ツメが甘いというか、
そこは昔なんだなぁって感じる部分があったのも個人的にはパープルらしいですね。
開発費もあるでしょうが、「今のアダルトゲーム、もっとがんばれますよ」って。
手の届かない痒いところはあまり行き届いていない印象でした。
これだけ綺麗な作品なら、スクリプトとか演出の類は最上の力を入れたくなりそうなものだけど・・・。
そういった印象はあまり受けませんでした。
というわけで、主にシナリオ、歌(ムービー)で心を攫っていってくれた良い作品でした。
やはり自分好みのテーマがシナリオになるっていうのはかなり大きいですね。
公式紹介の「言葉が紡ぐ、絆のADV」、良い紹介だと思います。
このような作品が出るならば、次回も、期待してしまうかもしれません。
アマツツミが終わったので、今週は金曜日までやる作品がないですね。
良いものに出会えたので、仕事がんばって、ゆっくり休んで、週末に備えますかね。
(シルバーウィークとかいうものはありません・・・)
金曜日はお休みを取っていまして、
「千桃」と「タユタマ2」を購入する予定です。。。
9月はとりあえずそれだけかな・・・。
最近、関東でもやることないせいか、自宅に帰っていないなぁ・・・。それでは。
category: アニメ・ゲーム
ナツイロココロログ レビュー
2016/09/10 Sat. 13:54 [edit]

更新
ガンガンしていきましょう。
今日はこの間買った
Hearts最新作、ナツイロココロログのレビュー記事です。

この間買ったといいつつ、5月発売の作品なので今更感すごいですけどね。
少し気になってたんですが、萌えゲーの流れあるなーと思ったので購入。
つづき(ネタバレあります)
-- 続きを読む --
本題です。
あんまり聞き覚えのないメーカーですね。
と思ったらどうやらまだ歴は浅い模様。
そういえば処女作のメルクリアはタイトルだけ聞き覚えがあるなー!といった印象です。
本作ですが、まぁ買う人の99%は絵買いでしょう。
一昔前はこんな感じのゲームが量産されてた気がしますが、
最近はメーカーも個性出すために少し尖らせてくるので、ここまでの典型的な萌えゲーは久々です。
ルート構成ですが、開放順はおそらくすべてフリーです。
気に入ったキャラからやれば良いとは思いますが、綺新は最後が良いと思います。
ルートそれぞれの時間は
共通・・・2.5h
久遠・・・2.5h
鈴・・・2.5h
綺新・・・2.5h
小都音・・・2.5h
香奈恵・・・1.5h
約14h
昨日終えたばかりなので、大体は合ってると思います。
近年のゲームにしては大分短めです。長さ的にはミドルプライスでも出せるんじゃ?と。
ただ、この手のゲームで長すぎるのは悪手なので、少し短いかなーと思ったくらいで不満はないです。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
■共通
本作の世界観は近未来設定です。
簡単に言うとネットダイブ型ゲームを通して、関係を深めてイチャラブするゲームです。
そして現実ヒロインとネットヒロインが存在し、それそれ性格もあるので、
キャラが倍いるような感覚になります。おそらく本作の売りですね。
この手のゲームにしては共通は結構短いです。
作品の性質上、これといったこともなくハーレム状態の萌えゲーが進行するだけなので良いかと。
強いていうならもうちょいネットヒロインは引っ張っても良かったかなと思います。
あとは主人公がなんだかんだで有能設定というかいい人設定なんだけど、全然そう見えん・・・。
■久遠
シナリオはよくある感じのお家事情の話です。
個人的に現実とネットのキャラの差、その理由が一番良かったキャラです。
ものすごく無難すぎてシナリオが良かったとかは何も無かったんですが、
シリアスすぎる展開もなく、引っ張る展開もなく、優しい世界ダナァといった具合でそのまま終わりました。
キャラが結構良かったので、これ買うターゲット層には刺さるかなと。
久遠の声優さん、全然覚えはなかったんですが、良い声しますね。
どうやらここ1、2年で出てきた方のようで。
声自体はともかく雰囲気と演技が丹下桜さんのようなものを感じてとても良かったです。
頭についてるドリル・・・クロワッサン・・・チャームポイントですね。良いです。
■鈴
シナリオはよくある近親系のアレコレ、思い出と折り合いをつけていく話です。
久々に良妹キャラに出会えたので大変満足です。
立ち絵もとても好きで、声もとても好き。
これまた見ない名前だなと思ったら新しめの方でした。なるほど、罪ノ光の円来ちゃんでしたか。
春日野穹ちゃんみたいなダメダメではなく、千歳佐奈ちゃんみたいなしっかりタイプの実妹でしたね。
シナリオは主人公が若干キモイナーとか思ってましたが、
本作ならではの現実とネットの設定を上手く使ってたのでまずまずだったと思ってます。
周りにバレて~、とかいう展開だったら「bukkorosuzo」とか思ってましたが・・・、
こちらも無難に終わらせた感があります。狙ってるんですかね。波風立てないのが上手いです。
最後のED前のCGがとても良かったです。眩しいCGに弱い。
なかなかのイチオシキャラです。
■綺新
シナリオは父親の夢、自身の成長、リアルリンクプロジェクト自体に関わる話です。
本ルートをやると本作の設定についての理由が分かるので、最後にやっても良いかもしれません。
心なしか、少しだけ他ルートよりも長かったような気もしています。
キャラも人気投票して一位にはならんでしょうが、万人に好かれるようなものになっていますね。
しかし本ルートも若干主人公が弱々しい。
父親とか夢の話に入る手前も随分といきなり入るなぁ・・・といった印象は受けました。
こちらも短いながらも丁寧に収められていたと思います。
■小都音
シナリオは自分の性格と向き合う流れ、そして二重人格へ、の話。
オッドアイのキャラはそれだけで映えるし、キャラとして当たり率も高いかなと思ってるんですが。
本作の中では一番シナリオは微妙でしたね・・・。
他キャラは個性や設定や展開の理由がそれなりにはなっていますが、
小都音ちゃんは個性が弱すぎる上に、展開も(悪い意味で)よくある萌えゲーのコピーみたいになってました。
花言葉とか、そういう込められた想い的なブツには弱いオタクではありますけどね。
唯一のシーン数優遇(5回)と3P有りで補っている感じでしょうか・・・。
■香奈恵
このキャラってサブキャラ・・・だよね?
正直買ったときは攻略対象とは全く思ってなかったので。えっ、この方攻略できるの・・・という。
一応シナリオらしいシナリオはありましたが、他よりもさらに短く、サブらしいものだったと思います。
いや・・・キャラとして出てくる分には全然良いキャラだと思うんだけど・・・
攻略できます、とか言われると個人的には、うーん・・・別にいいです・・・、って印象だったので
ヒロインと思っていなかったこともあり、大分モチベ的に進めるのは鈍足でした。
働いてるお姉さんキャラだから三十路近いキャラなのかなーとか思い、
キャラ紹介みると24歳。あらやだ・・・若い・・・。少しダメージ受けました。
■グラフィック
現実/ネットヒロインがあるため8パターン分のキャラがあり、服装もそれなりに豊富。
特に制服デザインはとても良いなと思ってます。制服がかわいいゲームにはとても弱いです。
売りでもあると思うので、力を入れたなーと感じています。
立ち絵についても、特に表情が特に好ましいものになっていました。
ただ、ゲーム自体が短いので、CG数や入れドコロは少し弱かったかな。
もう一つ、このメーカーはグッズ展開がとても良いですね。
数も豊富でよく出すし、描きおろし絵のシチュ、構図、配色が飾り向きです。
実はゲーム買う前に気になっていたのは、知らんけど良いグッズよく出すなーと思ってたからです。
今時ここまでグッズ展開良いなーと思った萌えゲメーカーはあまりないですね。
■サウンド
サウンドモードにすると1つ1つに作曲者コメントが入っている点は愛を感じました。
本作は近未来設定でネット描写がよく出ることから電子音が多かった印象です。
BGMは作風にあっているかなと思いましたが、
ボーカル曲は全く刺さらず。OPは疾走感に欠けました。EDは耳に残らない印象でした。
■総評
少しバラつきはありますが、個別は丁寧に作られていて短めであり、
絵が気に入っていてそこそこの萌えゲーを短時間で楽しむには良いゲームだったと思います。
キャラもデザインとか、表情とか、よくわからない引き抜きCVとかも映えてました。
ただ、共通や作品一本としてみると、味はないので、多くの作品をやった層には物足りないです。
そういった意味で初心者向けです。
原画もこのジャンルのゲームやる層にはウケるもので、特に若い層がターゲットかなと思うのですが、
問題はそのターゲット層は「タダの」萌えゲーはやらん、といった点でしょうかね・・・。
客層自体、前々からやっているオッサン層が今やメインだと思うので
個人的な意見ですが、一昔前は萌えゲーはそこそこ需要ありましたが、近年はないですからね。
正確に言えば、萌えはあるのは当たり前で、
そこから読み物として凝ったもの(面白いものとは言っていない)に人が集まるイメージです。
あとは舞台の狭さでしょうか。
最近は世界観が広大=力が入っている、と取れますからね。
本作はほとんど部室とネット内の描写しかないので、とても狭い作品になってしまってると思います。
というわけで、本作もおそらく埋もれていってるのかなとか思ってます。
そんな中で、もしも自分みたいに絵に目が止まり、萌えゲをやりたい方がいれば、買ってもいいのかな、と。
9月の新作はガッツリやりたいので、それまで積んであったアマツツミ、やります。
あんまり聞き覚えのないメーカーですね。
と思ったらどうやらまだ歴は浅い模様。
そういえば処女作のメルクリアはタイトルだけ聞き覚えがあるなー!といった印象です。
本作ですが、まぁ買う人の99%は絵買いでしょう。
一昔前はこんな感じのゲームが量産されてた気がしますが、
最近はメーカーも個性出すために少し尖らせてくるので、ここまでの典型的な萌えゲーは久々です。
ルート構成ですが、開放順はおそらくすべてフリーです。
気に入ったキャラからやれば良いとは思いますが、綺新は最後が良いと思います。
ルートそれぞれの時間は
共通・・・2.5h
久遠・・・2.5h
鈴・・・2.5h
綺新・・・2.5h
小都音・・・2.5h
香奈恵・・・1.5h
約14h
昨日終えたばかりなので、大体は合ってると思います。
近年のゲームにしては大分短めです。長さ的にはミドルプライスでも出せるんじゃ?と。
ただ、この手のゲームで長すぎるのは悪手なので、少し短いかなーと思ったくらいで不満はないです。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
■共通
本作の世界観は近未来設定です。
簡単に言うとネットダイブ型ゲームを通して、関係を深めてイチャラブするゲームです。
そして現実ヒロインとネットヒロインが存在し、それそれ性格もあるので、
キャラが倍いるような感覚になります。おそらく本作の売りですね。
この手のゲームにしては共通は結構短いです。
作品の性質上、これといったこともなくハーレム状態の萌えゲーが進行するだけなので良いかと。
強いていうならもうちょいネットヒロインは引っ張っても良かったかなと思います。
あとは主人公がなんだかんだで有能設定というかいい人設定なんだけど、全然そう見えん・・・。
■久遠
シナリオはよくある感じのお家事情の話です。
個人的に現実とネットのキャラの差、その理由が一番良かったキャラです。
ものすごく無難すぎてシナリオが良かったとかは何も無かったんですが、
シリアスすぎる展開もなく、引っ張る展開もなく、優しい世界ダナァといった具合でそのまま終わりました。
キャラが結構良かったので、これ買うターゲット層には刺さるかなと。
久遠の声優さん、全然覚えはなかったんですが、良い声しますね。
どうやらここ1、2年で出てきた方のようで。
声自体はともかく雰囲気と演技が丹下桜さんのようなものを感じてとても良かったです。
頭についてるドリル・・・クロワッサン・・・チャームポイントですね。良いです。
■鈴
シナリオはよくある近親系のアレコレ、思い出と折り合いをつけていく話です。
久々に良妹キャラに出会えたので大変満足です。
立ち絵もとても好きで、声もとても好き。
これまた見ない名前だなと思ったら新しめの方でした。なるほど、罪ノ光の円来ちゃんでしたか。
春日野穹ちゃんみたいなダメダメではなく、千歳佐奈ちゃんみたいなしっかりタイプの実妹でしたね。
シナリオは主人公が若干キモイナーとか思ってましたが、
本作ならではの現実とネットの設定を上手く使ってたのでまずまずだったと思ってます。
周りにバレて~、とかいう展開だったら「bukkorosuzo」とか思ってましたが・・・、
こちらも無難に終わらせた感があります。狙ってるんですかね。波風立てないのが上手いです。
最後のED前のCGがとても良かったです。眩しいCGに弱い。
なかなかのイチオシキャラです。
■綺新
シナリオは父親の夢、自身の成長、リアルリンクプロジェクト自体に関わる話です。
本ルートをやると本作の設定についての理由が分かるので、最後にやっても良いかもしれません。
心なしか、少しだけ他ルートよりも長かったような気もしています。
キャラも人気投票して一位にはならんでしょうが、万人に好かれるようなものになっていますね。
しかし本ルートも若干主人公が弱々しい。
父親とか夢の話に入る手前も随分といきなり入るなぁ・・・といった印象は受けました。
こちらも短いながらも丁寧に収められていたと思います。
■小都音
シナリオは自分の性格と向き合う流れ、そして二重人格へ、の話。
オッドアイのキャラはそれだけで映えるし、キャラとして当たり率も高いかなと思ってるんですが。
本作の中では一番シナリオは微妙でしたね・・・。
他キャラは個性や設定や展開の理由がそれなりにはなっていますが、
小都音ちゃんは個性が弱すぎる上に、展開も(悪い意味で)よくある萌えゲーのコピーみたいになってました。
花言葉とか、そういう込められた想い的なブツには弱いオタクではありますけどね。
唯一のシーン数優遇(5回)と3P有りで補っている感じでしょうか・・・。
■香奈恵
このキャラってサブキャラ・・・だよね?
正直買ったときは攻略対象とは全く思ってなかったので。えっ、この方攻略できるの・・・という。
一応シナリオらしいシナリオはありましたが、他よりもさらに短く、サブらしいものだったと思います。
いや・・・キャラとして出てくる分には全然良いキャラだと思うんだけど・・・
攻略できます、とか言われると個人的には、うーん・・・別にいいです・・・、って印象だったので
ヒロインと思っていなかったこともあり、大分モチベ的に進めるのは鈍足でした。
働いてるお姉さんキャラだから三十路近いキャラなのかなーとか思い、
キャラ紹介みると24歳。あらやだ・・・若い・・・。少しダメージ受けました。
■グラフィック
現実/ネットヒロインがあるため8パターン分のキャラがあり、服装もそれなりに豊富。
特に制服デザインはとても良いなと思ってます。制服がかわいいゲームにはとても弱いです。
売りでもあると思うので、力を入れたなーと感じています。
立ち絵についても、特に表情が特に好ましいものになっていました。
ただ、ゲーム自体が短いので、CG数や入れドコロは少し弱かったかな。
もう一つ、このメーカーはグッズ展開がとても良いですね。
数も豊富でよく出すし、描きおろし絵のシチュ、構図、配色が飾り向きです。
実はゲーム買う前に気になっていたのは、知らんけど良いグッズよく出すなーと思ってたからです。
今時ここまでグッズ展開良いなーと思った萌えゲメーカーはあまりないですね。
■サウンド
サウンドモードにすると1つ1つに作曲者コメントが入っている点は愛を感じました。
本作は近未来設定でネット描写がよく出ることから電子音が多かった印象です。
BGMは作風にあっているかなと思いましたが、
ボーカル曲は全く刺さらず。OPは疾走感に欠けました。EDは耳に残らない印象でした。
■総評
少しバラつきはありますが、個別は丁寧に作られていて短めであり、
絵が気に入っていてそこそこの萌えゲーを短時間で楽しむには良いゲームだったと思います。
キャラもデザインとか、表情とか、よくわからない引き抜きCVとかも映えてました。
ただ、共通や作品一本としてみると、味はないので、多くの作品をやった層には物足りないです。
そういった意味で初心者向けです。
原画もこのジャンルのゲームやる層にはウケるもので、特に若い層がターゲットかなと思うのですが、
問題はそのターゲット層は「タダの」萌えゲーはやらん、といった点でしょうかね・・・。
客層自体、前々からやっているオッサン層が今やメインだと思うので
個人的な意見ですが、一昔前は萌えゲーはそこそこ需要ありましたが、近年はないですからね。
正確に言えば、萌えはあるのは当たり前で、
そこから読み物として凝ったもの(面白いものとは言っていない)に人が集まるイメージです。
あとは舞台の狭さでしょうか。
最近は世界観が広大=力が入っている、と取れますからね。
本作はほとんど部室とネット内の描写しかないので、とても狭い作品になってしまってると思います。
というわけで、本作もおそらく埋もれていってるのかなとか思ってます。
そんな中で、もしも自分みたいに絵に目が止まり、萌えゲをやりたい方がいれば、買ってもいいのかな、と。
9月の新作はガッツリやりたいので、それまで積んであったアマツツミ、やります。
category: アニメ・ゲーム
千恋*万花 レビュー
2016/09/06 Tue. 20:35 [edit]

更新
三日坊主にならないようにがんばります。
今日は先月購入した
ゆずソフト最新作、千恋*万花のレビュー記事です。

7/29発売ですが、もう9月になってしまいました。
といっても、作品自体は2週間前くらいに終わってるんですけどね。
なんか書くタイミングがなくて引っ張ってしまいました。思い出しながら書きます。
つづき(ネタバレあります)
-- 続きを読む --
千恋*万花、みんな、「千恋」って呼んでますね。
自分は「せんこい」で良いのかと思ってたんですが、
タイトル読み通り、「せんれん」って言うみたいですね・・・。
AUGUSTの新作も「千桃」で「せんもも」だし、ややこしくい・・・。
もう「ゆず最新」でいいか、って最終的になりました。。
本題です。
これ書いてて思ったんですが、自分、ゆずも何気にほとんどやってるんですね。
天色アイルノーツだけ買ってないですけど、それ以外は。
サノバウィッチも実は結構最近買ってやりました。あれは・・・とても良かったです(割愛)
ファンのつもりはあまりないんだけど、むりこぶ氏はみんな大好きってことですかね。
さて、今作の千恋ですが、
一目情報を見たときに真っ先に目を引いたのは、個人的にはフルHD化でしょうか。
SVGAとワイドが混在していた2009あたりも感動しましたけどね。
この業界で画面サイズが大きくなり、CGがきめ細かくなるのはそれだけで大きいですよね。
他は「いつものゆずっぽいなぁ~、特にパっと見だけで惹かれるキャラはいないなぁ」
が第一印象でした。スミマセン。
ルート構成ですが、開放順はサブキャラ以外はフリーです。
フローチャート機能があるので、未読シナリオの回収はし易いです。
設定が凝ってた(特に過去から続く物語の一部)っぽかったので、
TRUE的なものが最後にあるかな?と思ってたんですが、なかったですね。
ルートそれぞれの時間は
共通・・・4h
芳乃・・・4h
茉子・・・4h
ムラサメちゃん・・・4h
レナ・・・4h
サブ共通・・・1.5h
小春・・・1.5h
芦花・・・1.5h
約25h
くらいだったかなと。
読むスピードはどちらかと言うと早いほうですが、ジャンルが萌えゲなのでまったりやってこれです。
体感は結構長めに感じます。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
■共通
導入、起承転結の起は展開が早くて好きです。
すぐにそういう設定でそういうお話を展開していくんだなー、と感じられるので。
あとは共通から個別に入る段階で一区切り付くのが印象的ですね。
それ故に設定の割にボリューム感じないといったところがあるんですけど。
で、やはりキャラのパンチは少し物足りなかったですね。何が足りないって共通のイベントですかね。
学園モノならいくらでも作りようがありますが…。
川には行ってましたが…、どうしてもその類のイベントが弱かったです。
設定もあるので、その先どうなるかな〜といった感想で共通はそこそこ楽しくやってました。
■芳乃
シナリオ自体は消えたはずの呪いがあるきっかけで再発して頭を悩ませるというもの。
メインヒロインかと思っていたんですが、
過去のいざこざ要素は弱く、設定の本質に近いルートでもなかったですね。
話の運び方は「あれ、普通の萌えゲーだ・・・」って印象でした。いや、萌えゲーなんですけども。
特に終盤はペロペロしてたら終わってしまった印象があります。
キャラが気に入れば良かったのかもしれないけど、そこまで来ず、個人的にはイマイチ。
■茉子
シナリオは人の気が理解できない怨念に恋する気持ちを教えていくというもの。
知ってる!このキャラ、人気だ!と、やってて思いました。
実際、キャラビジュにも特徴があり、キャラもウケやすく、声がアレ(tkmrさん)ですからね。
他ルートと比較してデレデレなのもありますし、カワイカッタデスヨ。
特にCGが良かったですねぇ・・・
情けないながらも壁ドンCGはニッコニコでしたよ。展開とCGがエッチでもありましたね。
シナリオは割と淡々と進むなーと思いましたが、キャラがカバーできてる印象です。
■ムラサメちゃん
シナリオは呪いが消えた町の町おこしがきっかけで叢雨丸を返し、人に戻るというもの。
どうでしょう。あんまり人気ではないと思うんですけど、個人的には発売前から一番株が上がりました。
ヒョコヒョコしてる小動物的なところから、無駄に達観してるけど寂しがりなところとかが。
私服とかもプリチーでした。
自分、巨乳キャラのほうが好きなはずなんですけどね・・・。
最近、何故か新作買う度に貧乳(ロリ)キャラを「良いぞ~(*^_^*)」って言ってる気がする。
呪い、怨念絡みの続きの話もあまりないですが、シナリオも割と好きです。
「ご主人に会うために何百年も叢雨丸に~~」みたいなセリフと展開あったかと思うんですが
ああいうセリフと展開、いつまで経っても好きなんだよなぁ。
個人的にやった後に「これは良かったなぁ~」と思ったのが、ムラサメちゃんルートでした。
■レナ
シナリオは設定の本質に近い部分を通じて解決に向かうというもの。
いや、おっぱい担当かと思ってたんですけどね。
まさかの読めば設定が分かる一番近いルートになってるとは思いませんでした。
というわけでシナリオは緩急あって読みやすかったように思います。
犬っころと女神様の描写、何があったかもよく分かる話になっていますし。
問題はキャラがそんな好きでもなかったことですかね・・・。
桐谷華さんだし、巨乳だし、なんでだろうね・・・外人キャラだから?とかになるのかな。
ミルキーベイビー(授乳手コキ)なシーンはやはり良かったですな。
特にグラが。もうちょい主人公がのめり込んでキモさ全開だったら最高だったんですが・・・。
■小春
サブヒロインの共通から分岐
自分の記憶にはないんですが、攻略キャラで原画がむりりん氏、こぶいち氏ではないって過去にいたっけっかな?
サブなので、お話自体は本筋とは関係ないです。
おまけでできる萌えゲという印象でしょうか。
キャラ自体は割と好き、というかぶっちゃけるとエロシーンは割と良かったような気がします。
■芦花
サブヒロインの共通から分岐
サブ共通やってるときは、「良いぞ~、この先のCG、楽しみだぞ~」とか思ってたけど、そんなでもなかったです。
こちらもサブなのでお話自体は本筋と関係なし。
ぜんざいとか普通に食いたくなってくるので間食がとても捗るルート()
■グラフィック
さすがのクオリティ。年々塗りが艶めかしくなってる気がします。
あと全体的に年々巨乳化が進んでいる気がします。
日常CGでさえね、「ンー…エッチ!!!」って感想でしたからね。
強いて言うならエロシーン自体は割と普通だったのでもう少し冒険したものが欲しかった……。
グラ見てエッチエッチ言いつつも何するでもなくニコニコしてただけですからね・・・。。
個人的には久々にゆずの茶髪キャラが見たいですが…、最近、明るめな方向に色鮮やかですよね。
■サウンド
ネガになるんですけど、今までのゆず作品でボーカル曲が刺さったこと、あんまないんですよね…
近年はキャラソンも毎度出してるというのに。。何故だろう。
本当に好きなのは、ぶらばん、夏カナくらいでしょうか。
というわけで本作もボーカル、BGM問わず特にサウンド面は刺さらず。
刺さらないといっても別に嫌いなわけでもない。普通…って感想です。
EGGに参戦するので、少なくともサノバウィッチ、千恋は聴けるんだけどね。
いざ現場だと、湧いてるとは思います。
■総評
売りのキャラゲーを残しつつ、シナリオを頑張ってみました。という印象。
ゆずソフトとしての大体の方向が決まった天神以降の作品としては、
明らかにシナリオ色が強めだったかな、と思います。
とはいえ、そのシナリオは良かったか?と言われると個人的には微妙でした。
収まりよくまとめてありますけど、それだけに結構呆気ない印象を持ちました。
「あっ、それ集めるだけでとりあえず祟り神消えるんだ…しかも集まるのはや!」とか、そんな感じでした。
本気でやるといくらでも長くできそうな設定ですからね…。
キャラの作り方はさすがに得意といった模様で、
この手の作品をやるプレイヤーのツボを抑えて不快にさせてこないあたりはさすがです。
ヒロイン、サブキャラ、男キャラ問わずです。
しかしここも前作、サノバウィッチに及ばず。前作はヒロインが良すぎました。
結果的にどちらも中途半端で前作のほうが良かったかなぁ、って気分にさせられます。
本作はゆずが作ったゲームらしさはありますが、一味違いましたね。
パッと見で設定とかキャラとか良さそうだな~!と感じる人は買う価値はあるかと思います。
あとはゆずだから当たり前に感じてますが、大体のことはメーカーとしてハイクオリティです。
システム、表情変え、延期しない、とか。色々。
シナリオが当たればさらに良いメーカーになりそうで嬉しい限りです。
ハガキも徒然書いて出しました。
なんだかんだでゆずは買い確定みたいなところがあるので、次回作、楽しみにしてます。
■その他の徒然
・笑いの取り方が相変わらずパロと勘違い思い込みネタが多かったです
・夏野こおりさんはもういないのですね…
・オナニー担当キャラの選出基準が気になります(毎度人気出そうなキャラだし)
・実は先日、京都に行く機会があったので聖地巡礼してきました(写真は下手なので割愛)
9月は千桃とタユタマ2を購入予定です。ついでに仕事のお休みも取得予定です。
がっつりやるなら千桃からかな、と思ってます。
あとEGG、参加します。実は去年のEGGも参加しています。
今年はブランドが発表されたときに行くしか選択肢がないと思いました。
しかし、去年の感じを見ると新しめ作品の歌がやはり多そうですね。
どちらかというと結構前の作品の歌を聴きたいですけど、
最近は完全にこのジャンルに戻って新作買っていってるので、新作でもいいかな、って気分です。
8月の新作は今持ってるPCのスペック的な意味で「バルド」「ハナヒメ」あたりは買わなかったんですが
VAのどっかが出してる「銀色、遥か」が元々気になってた上に良さそうなので、悩み中です。
悩み中というのも、実は最近2本買ってまして・・・、
5月に出た「ナツイロココロログ」と7月の「アマツツミ」なんですけどね。
前者は今日あたり終わりますが、アマツツミやってたら9月の新作きちゃうんじゃないかなーと。
そんなわけでブログ復活させましたが、今年に入ってからは月2くらいは新作など買っていってます。
さすがにやったのが前だと細かい箇所まで頭に残ってないので、とりあえず記事は割愛ですが。
しばらく何もしてなかったので、見てる人は全くいなさそうですが、元々雑記だったので。
また09~11年あたりみたいにぼちぼち人が覗いてくれるようなブログを目指します。
それでは。
自分は「せんこい」で良いのかと思ってたんですが、
タイトル読み通り、「せんれん」って言うみたいですね・・・。
AUGUSTの新作も「千桃」で「せんもも」だし、ややこしくい・・・。
もう「ゆず最新」でいいか、って最終的になりました。。
本題です。
これ書いてて思ったんですが、自分、ゆずも何気にほとんどやってるんですね。
天色アイルノーツだけ買ってないですけど、それ以外は。
サノバウィッチも実は結構最近買ってやりました。あれは・・・とても良かったです(割愛)
ファンのつもりはあまりないんだけど、むりこぶ氏はみんな大好きってことですかね。
さて、今作の千恋ですが、
一目情報を見たときに真っ先に目を引いたのは、個人的にはフルHD化でしょうか。
SVGAとワイドが混在していた2009あたりも感動しましたけどね。
この業界で画面サイズが大きくなり、CGがきめ細かくなるのはそれだけで大きいですよね。
他は「いつものゆずっぽいなぁ~、特にパっと見だけで惹かれるキャラはいないなぁ」
が第一印象でした。スミマセン。
ルート構成ですが、開放順はサブキャラ以外はフリーです。
フローチャート機能があるので、未読シナリオの回収はし易いです。
設定が凝ってた(特に過去から続く物語の一部)っぽかったので、
TRUE的なものが最後にあるかな?と思ってたんですが、なかったですね。
ルートそれぞれの時間は
共通・・・4h
芳乃・・・4h
茉子・・・4h
ムラサメちゃん・・・4h
レナ・・・4h
サブ共通・・・1.5h
小春・・・1.5h
芦花・・・1.5h
約25h
くらいだったかなと。
読むスピードはどちらかと言うと早いほうですが、ジャンルが萌えゲなのでまったりやってこれです。
体感は結構長めに感じます。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
■共通
導入、起承転結の起は展開が早くて好きです。
すぐにそういう設定でそういうお話を展開していくんだなー、と感じられるので。
あとは共通から個別に入る段階で一区切り付くのが印象的ですね。
それ故に設定の割にボリューム感じないといったところがあるんですけど。
で、やはりキャラのパンチは少し物足りなかったですね。何が足りないって共通のイベントですかね。
学園モノならいくらでも作りようがありますが…。
川には行ってましたが…、どうしてもその類のイベントが弱かったです。
設定もあるので、その先どうなるかな〜といった感想で共通はそこそこ楽しくやってました。
■芳乃
シナリオ自体は消えたはずの呪いがあるきっかけで再発して頭を悩ませるというもの。
メインヒロインかと思っていたんですが、
過去のいざこざ要素は弱く、設定の本質に近いルートでもなかったですね。
話の運び方は「あれ、普通の萌えゲーだ・・・」って印象でした。いや、萌えゲーなんですけども。
特に終盤はペロペロしてたら終わってしまった印象があります。
キャラが気に入れば良かったのかもしれないけど、そこまで来ず、個人的にはイマイチ。
■茉子
シナリオは人の気が理解できない怨念に恋する気持ちを教えていくというもの。
知ってる!このキャラ、人気だ!と、やってて思いました。
実際、キャラビジュにも特徴があり、キャラもウケやすく、声がアレ(tkmrさん)ですからね。
他ルートと比較してデレデレなのもありますし、カワイカッタデスヨ。
特にCGが良かったですねぇ・・・
情けないながらも壁ドンCGはニッコニコでしたよ。展開とCGがエッチでもありましたね。
シナリオは割と淡々と進むなーと思いましたが、キャラがカバーできてる印象です。
■ムラサメちゃん
シナリオは呪いが消えた町の町おこしがきっかけで叢雨丸を返し、人に戻るというもの。
どうでしょう。あんまり人気ではないと思うんですけど、個人的には発売前から一番株が上がりました。
ヒョコヒョコしてる小動物的なところから、無駄に達観してるけど寂しがりなところとかが。
私服とかもプリチーでした。
自分、巨乳キャラのほうが好きなはずなんですけどね・・・。
最近、何故か新作買う度に貧乳(ロリ)キャラを「良いぞ~(*^_^*)」って言ってる気がする。
呪い、怨念絡みの続きの話もあまりないですが、シナリオも割と好きです。
「ご主人に会うために何百年も叢雨丸に~~」みたいなセリフと展開あったかと思うんですが
ああいうセリフと展開、いつまで経っても好きなんだよなぁ。
個人的にやった後に「これは良かったなぁ~」と思ったのが、ムラサメちゃんルートでした。
■レナ
シナリオは設定の本質に近い部分を通じて解決に向かうというもの。
いや、おっぱい担当かと思ってたんですけどね。
まさかの読めば設定が分かる一番近いルートになってるとは思いませんでした。
というわけでシナリオは緩急あって読みやすかったように思います。
犬っころと女神様の描写、何があったかもよく分かる話になっていますし。
問題はキャラがそんな好きでもなかったことですかね・・・。
桐谷華さんだし、巨乳だし、なんでだろうね・・・外人キャラだから?とかになるのかな。
ミルキーベイビー(授乳手コキ)なシーンはやはり良かったですな。
特にグラが。もうちょい主人公がのめり込んでキモさ全開だったら最高だったんですが・・・。
■小春
サブヒロインの共通から分岐
自分の記憶にはないんですが、攻略キャラで原画がむりりん氏、こぶいち氏ではないって過去にいたっけっかな?
サブなので、お話自体は本筋とは関係ないです。
おまけでできる萌えゲという印象でしょうか。
キャラ自体は割と好き、というかぶっちゃけるとエロシーンは割と良かったような気がします。
■芦花
サブヒロインの共通から分岐
サブ共通やってるときは、「良いぞ~、この先のCG、楽しみだぞ~」とか思ってたけど、そんなでもなかったです。
こちらもサブなのでお話自体は本筋と関係なし。
ぜんざいとか普通に食いたくなってくるので間食がとても捗るルート()
■グラフィック
さすがのクオリティ。年々塗りが艶めかしくなってる気がします。
あと全体的に年々巨乳化が進んでいる気がします。
日常CGでさえね、「ンー…エッチ!!!」って感想でしたからね。
強いて言うならエロシーン自体は割と普通だったのでもう少し冒険したものが欲しかった……。
グラ見てエッチエッチ言いつつも何するでもなくニコニコしてただけですからね・・・。。
個人的には久々にゆずの茶髪キャラが見たいですが…、最近、明るめな方向に色鮮やかですよね。
■サウンド
ネガになるんですけど、今までのゆず作品でボーカル曲が刺さったこと、あんまないんですよね…
近年はキャラソンも毎度出してるというのに。。何故だろう。
本当に好きなのは、ぶらばん、夏カナくらいでしょうか。
というわけで本作もボーカル、BGM問わず特にサウンド面は刺さらず。
刺さらないといっても別に嫌いなわけでもない。普通…って感想です。
EGGに参戦するので、少なくともサノバウィッチ、千恋は聴けるんだけどね。
いざ現場だと、湧いてるとは思います。
■総評
売りのキャラゲーを残しつつ、シナリオを頑張ってみました。という印象。
ゆずソフトとしての大体の方向が決まった天神以降の作品としては、
明らかにシナリオ色が強めだったかな、と思います。
とはいえ、そのシナリオは良かったか?と言われると個人的には微妙でした。
収まりよくまとめてありますけど、それだけに結構呆気ない印象を持ちました。
「あっ、それ集めるだけでとりあえず祟り神消えるんだ…しかも集まるのはや!」とか、そんな感じでした。
本気でやるといくらでも長くできそうな設定ですからね…。
キャラの作り方はさすがに得意といった模様で、
この手の作品をやるプレイヤーのツボを抑えて不快にさせてこないあたりはさすがです。
ヒロイン、サブキャラ、男キャラ問わずです。
しかしここも前作、サノバウィッチに及ばず。前作はヒロインが良すぎました。
結果的にどちらも中途半端で前作のほうが良かったかなぁ、って気分にさせられます。
本作はゆずが作ったゲームらしさはありますが、一味違いましたね。
パッと見で設定とかキャラとか良さそうだな~!と感じる人は買う価値はあるかと思います。
あとはゆずだから当たり前に感じてますが、大体のことはメーカーとしてハイクオリティです。
システム、表情変え、延期しない、とか。色々。
シナリオが当たればさらに良いメーカーになりそうで嬉しい限りです。
ハガキも徒然書いて出しました。
なんだかんだでゆずは買い確定みたいなところがあるので、次回作、楽しみにしてます。
■その他の徒然
・笑いの取り方が相変わらずパロと勘違い思い込みネタが多かったです
・夏野こおりさんはもういないのですね…
・オナニー担当キャラの選出基準が気になります(毎度人気出そうなキャラだし)
・実は先日、京都に行く機会があったので聖地巡礼してきました(写真は下手なので割愛)
9月は千桃とタユタマ2を購入予定です。ついでに仕事のお休みも取得予定です。
がっつりやるなら千桃からかな、と思ってます。
あとEGG、参加します。実は去年のEGGも参加しています。
今年はブランドが発表されたときに行くしか選択肢がないと思いました。
しかし、去年の感じを見ると新しめ作品の歌がやはり多そうですね。
どちらかというと結構前の作品の歌を聴きたいですけど、
最近は完全にこのジャンルに戻って新作買っていってるので、新作でもいいかな、って気分です。
8月の新作は今持ってるPCのスペック的な意味で「バルド」「ハナヒメ」あたりは買わなかったんですが
VAのどっかが出してる「銀色、遥か」が元々気になってた上に良さそうなので、悩み中です。
悩み中というのも、実は最近2本買ってまして・・・、
5月に出た「ナツイロココロログ」と7月の「アマツツミ」なんですけどね。
前者は今日あたり終わりますが、アマツツミやってたら9月の新作きちゃうんじゃないかなーと。
そんなわけでブログ復活させましたが、今年に入ってからは月2くらいは新作など買っていってます。
さすがにやったのが前だと細かい箇所まで頭に残ってないので、とりあえず記事は割愛ですが。
しばらく何もしてなかったので、見てる人は全くいなさそうですが、元々雑記だったので。
また09~11年あたりみたいにぼちぼち人が覗いてくれるようなブログを目指します。
それでは。
category: アニメ・ゲーム
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