というわけでフローラブ・フローラブ、愛称フロフロです。
まずルート構成ですが、開放順はグランドエンド以外はフリーです。
カハマルカサークルはやってないですが、花咲はグランド無かった気がするので、
サガプラでこういうシナリオになってるのははつゆきぶりですかね。
基本的に萌えゲなんですけど、定期的にすごい尖ったものを出してくるんですよね。
ナツユメしかり、はつゆきしかり。フロフロもどうやらその系譜の模様。
正直、以前ほど前情報を追っかけてなかったので、王道萌えゲかなと思ってたのですが・・・。
(四季シリーズまで完全に追っかけてたけど、もしかして最近また迷走している・・・?)
少し時間が経ってるので疎覚えですが・・・それぞれの時間は
共通(あーちゃん、こはね分岐まで)・・・4h
共通(夏乃、七緖分岐まで)・・・2h
夏乃・・・3h
七緖・・・3h
あーちゃん・・・3h
こはね・・・3h
愁(サブ)・・・1.5h
グランド・・・3h
約22~23h
程度だったかな、と。平均より少し長い分量ですが、
シナリオの風呂敷も結構大きいので、その割にはコンパクトにまとまってます。
各々のシナリオ、キャラについて見ていきます。
■共通基本的には萌えゲです。
が、主人公の出生を巡るエピソードや、成長、能力についての思わせぶりな展開を
ちょいちょいぶっこんでくるので退屈さはあまり感じなかったです。
ただ・・・、本当にブレるというか、気になることをスラスラ展開して広げていく割に
萌え要素も展開していくので、緩急が激しかったです。
共通の時点で「こやつ・・・いつものサガプラではないな!?」と一人で思ってました。
主に主人公の描き方が顕著に出てますね。
後々、やり終えた後にここまで詰め込む必要あったかな・・・?というのは置いといて。。
■夏乃3周目or4周目を推奨します。
やはりこのメーカーの顔となるほんたに先生のメインヒロイン。
個人的感想ですが、第一印象でオタクの目を惹く要素は歴代サガプラでもトップクラスだと感じました。
と、とても期待していたのですが、シナリオは結構肩透かしでしたかね・・・。
このパターンは99%お家の身分違いシナリオだなぁ・・・と思ってたのですが、案の定。
もう少しグランドに関わるような流れにできなかったかなぁ?と。
設定の割にどこにでもありそうな展開とラストでしたからね・・・。
まぁ自分が「分かりやすい壁キャラを配置してそれを乗り越えてゆけ」
みたいなシナリオに飽きてるからってのもありますが・・・。
最後の持っていきかたもそんなに好きではないのだよなぁ。
■七緖1周目or2周目を推奨します。
発売前は割と興味なかったのに化けたキャラ①
主にシナリオで。こういうシナリオ、大好物です!!
他と比べて尖った所はそんなにないのですが、
「相手の幸せを願い合う」 もー、これに弱いんですよ!
設定とか関係無しにザ・王道ルートではありましたが、ヒロイン力も高くてとても良かったです。
主人公自身のこととヒロインの絡みをうまく書いてるルートだなぁと思ってます。
■あーちゃん3周目or4周目を推奨します。
発売前は割と興味なかったのに化けたキャラ②
主にキャラで。破壊力が結構高くて満足でした。
秋野花さん、5年以上前は全然見たことなかったですが、最近すごいですね。割とどこでもいます。
シナリオは時折過去の利成絡みの話は出るものの、そんなにうまく活かしきれていない印象。
設定云々は置いといて、萌えてればとても良いルートではありました。
(こんだけの背景を色々詰め込んだ作品でそれは問題だと思うが・・・)
■こはね1周目or2周目を推奨します。
あまり言うこともないのですが・・・、これも設定関係無さすぎない・・・?
珍獣がシナリオ展開に噛むとは正直思ってませんでした。
ルートに入る前の選択肢は割と美少女ゲームって感じが出ていて好きです。
全て包み込んでくれるようなキャラは割と好きなんですけどねえ・・・。
■愁適当なタイミングで。
シナリオはサブヒロインらしい展開ですが、
地味にグランドに噛むのはとても上手いなと思いました。そういう意味で価値あるルートだと思います。
■グランド最後固定。
ここまで広げたものがコンパクトにまとまっていますし、面白かったですけど、
思い返すと、ここまでヒロイン4人を攻略して、全然回収してないもの回収しに行きますルートであった感も否めない。
というかアナタ、これまでのルートやっても完全に謎のキャラと化してたけど、
まさかそんなに重要キャラだったんすか・・・、というかヒロインでしたか・・・、といった感想なので。
読破感はこれまでの色んなものが線で繋がるので、それなりにはありました。
でもやっぱこのグランドがあるから、各ヒロイン少しずつ過去と根幹に触れるような何かが欲しかったかな。
■グラフィック確実にレベル上がってますねえ。若い層が新規に入ってくるのもここが一番大きいでしょう。
サガプラの絵はキービジュやCGはすごい整っているのですが、
立ち絵は不安定、という印象が自分にはありまして。今作は立ち絵も安定しててビックリしました。
(ここは元からそんなに期待はしてないですが、最近のゲームにしては相変わらずエロ薄・・・)■サウンドボーカル曲。発売前はそんなに興味なかったですが、割と良いのでは?とやり終わって思いました!
BGMもそれなりに世界観に合ってるものが多く、耳に残ったものもありました。
夏らしいメロディと聖属性を感じるメロディがやはり印象深いですかね。
■総評はつゆきまではイベントに行き、雑誌を買い、情報共有し、考察し、体験版をやり、と
色々と前情報も仕入れていたので
力の入れ具合とか、懸けてるかどうかも結構分かってたつもりですが今作は不意打ちでした。
ここまで割とネガティブ先行で書いていた気がしますが、
サガプラも「より良い向上のためにこれに懸けてるなあ」と、とても感じました。
サガプラが今のメーカー規模と客層を獲得できたのは、間違いなく四季シリーズのおかげ。
特に人気を押し上げたのは、ナツユメがきっかけであり、はつゆきでそれを更に広げたのは
当時追っかけしてた私としてはまず間違いないと思ってます。
知名度、そしてグラフィック共に申し分ない形のメーカーになって期待は確実に獲得しています。
そこで悩んでいるのがシナリオ部分なんでしょう。
ここらで一発・・・!という気概は間違いなく感じました。ただ、設定過多すぎましたね。
ついでに言うことじゃないですが、まあ面白かったです。粗もかなりあると思ってますが。
絵に釣られて買うと、人によって割れる中身してると思います。
次回作、期待です。今作をバネにしてくるか、また方向転換するか、見ものです。
■その他の徒然・教会の描写が少なかったです
・前みたいに遊びルートは搭載してないのでしょうか
・謎のお歌パートは廃止されたんでしょうか
・発売記念イベントでアキバに出向いたら色紙当たりました。嬉しいです
・またバレンタイン企画、お願いします
・あーちゃんの布は私服でお願いします
・次回作は小桜さん復活を熱望致しております
久々に書いたら疲れました。。ゆず、最新作も近いうちに。。
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