お家に帰るまでがましまろです レビュー
2017/08/27 Sun. 00:32 [edit]

更新
今日はま〜まれぇどの最新作、お家に帰るまでがましまろですのレビュー記事です。
前作、プライマルハーツ2ぶりですので、2年弱程度でしょうか。
今や萌えゲ分類でも最高峰のグラフィックと抜き性能を誇る本メーカーですが、
少し前に恋愛ルセットという似たような?ゲームがあったからか
そこまで事前に楽しみにしてたわけでもないです。
理由は初報のインパクトが若干薄かったからですかね。
作品タイトルもマイルド気味ですし(作品やると結構良いタイトルなんですが)。
キャラも兎姫ちゃんくらいパッと見で惹かれやすくて分かりやすいキャラいないかなと。
まあ結局買ったんですけどね!
初回特典として前作、プライマルハーツ2のアリスティアちゃんの
えっちコンテンツが付いてると聞いて、そっちもウキウキしてたんですが、
配信開始は発売から3ヶ月後らしいですね……。
3ヶ月って…、10月末か。忘れちまうよ…。

いつも通りぼちぼち行きたいと思います。
つづき(ネタバレも含む可能性があります)
-- 続きを読む --
シナリオは4人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。攻略順はフリーです。
人数は少ない本作ですが、ボリュームは短くありません。
ルートそれぞれの時間は
共通 7h
花音 3h弱
汐 3h弱
紗々 3h弱
礼羽 3h弱
計18h
萌えゲとしてはどちらかと言うと長めなほうですね。
誰からプレイしても良いシナリオ構成なのでお好きな順でプレイして良いと思います。
■共通
世界観としては洋菓子屋さんを切り盛りしていくお仕事モノです。
登場キャラはまだ学園生のため、学園パートも存在しますが、影は薄いです。
学園パートいらないんじゃね?とも思いましたが、
ガッツリお仕事モノにすると萌えゲとしては少々雰囲気が重くなるかと思いますので
ヒロインの若さとか雰囲気をフレッシュにするために入れたのかなと個人的に思ってます。
ファンタジーや急展開といった要素はまったくありません。
肝心の洋菓子要素ですが、濃すぎず薄すぎず、程々の描写に収まってます。
ケーキのことばっかで展開が進むというわけでもないです。
王道萌えゲだと思って大丈夫かと。
洋菓子要素はどっちかというと恋愛ルセットのほうがお菓子要素は強かったなと。
それをプラスと取るかマイナスと取るかは人次第かなと思います。
月夜野兎姫ちゃんがほんのちょこっとだけゲスト出演したりするため
世界観はプライマルハーツシリーズと共有しているかとは思いますが、
内容には全く関係がないので前作をプレイしていなくてもOKです。
共通は行き倒れている主人公がヒロイン達が経営する洋菓子屋に拾われ
厳しかった洋菓子屋の状況を改善していくような流れになってます。
なかなか長い共通なので、道中でピンチや山場が3回くらいはあったかなと思います。
ドタバタモノというよりかは、まったりした雰囲気が好みの方にオススメです。
主人公はここのメーカーらしく、鈍感だけど結構デキる人間、という設定です。
舞台となるケーキ屋の初期メンツは花音、汐、JCの3人であり、
そこに主人公が拾われてくるところが本作の冒頭になりますが
残りのヒロイン2人が入ってくる過程が結構長く取られており、丁寧なのが好印象です。
(てっきり一瞬で仲間になりたそうにこちらを見ている、となるかと思ってたので)
ビジュアルの段階からそうなんですが、
やはりさそりがため先生原画の2キャラが個人的には好みです。
花音は分かりやすく「早く抜かせてください!」って感じだし
汐お姉ちゃんは最近の流行をよく汲み取ったバブみを感じるキャラに仕上がってます。
ただ、原画パワーによるところも大きいので、世間の人気は結構割れるかな?とは思います。
多分、汐お姉ちゃんが1番人気なのかなとは思ってますが。
■花音
2番目に攻略しました。
個別ルートの流れとしてはどのルートも似たような構成になっており、
「研修(合宿)パート(意識しだす)→恋人になるまでの過程→イチャラブ怒涛のエロ→〆」
という感じになってますね。
花音のシナリオは過去に出会った少年(初恋)絡みとお家騒動絡み。
プレイヤー目線では既に共通やってる時点で判明していることなんですが、
花音の初恋相手が主人公になっており、
それが露呈するのが個別に入ってからという流れですね。
例えば主人公と主人公の昔の友人が話している内容を偶然花音が聞いてしまい、
そっからドキドキトキメキみたいな流れになることを個人的には期待してたんですが・・・。
どちらかと言うと軽いノリで進んでいったのが少々残念だったかな?と。
判明した瞬間に主人公だいしゅきマンと化すので、
ものすごい勢いでセックスアピールし始めます(それはそれで良かったんですが)
お家騒動は割と〆るためにさくっと使われますが、
共通から地味に続いている流れとかも汲んでいてすごく適当というわけでもなかったです。
展開としては「うーん・・・」だったんですが、結末とかは結構良かったので○です。
キャラは勿論好きですね。買う前から「(この娘は抜けるでしょう!)」と思ってたので。
そういった方面でも結構良かったのでその点は満足です。
萌え方向としては結構バカっぽいところとか表情とかが良かったです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
アフターはタイトル画面に映っているキャラとクリックすることで選択できます。
さすがの数とクオリティです。
下手な抜きゲメーカーは真っ青な長さ、隠語盛り盛りっぷりを発揮してます。
後者は逆にすごすぎて正直ギャグかと笑っちゃうくらいの勢いになってます。
本メーカー定番の朝までセックス(最後にはレイプ目)は勿論搭載してますし、
授乳だのウェディングドレスだの、かなりなんでもアリでした。
(シーンは申し分ないけど、その分、日常CGが少なめなんですけどね・・・)
■汐
最後に攻略しました。
汐のシナリオは自身のケーキ作りスキルであったり、主人公のトラウマ克服絡み。
汐以外の3人は割と共通の時点で既に主人公ラブなんですが、
汐お姉ちゃんだけは共通ではまだ薄めですね。
そのあたりの発展から入っていくルートになってます。
個人的にものすごい好きなポイントがありまして、
勘違いやすれ違いから始まり、最終的にドア越しにもたれかかって会話する、みたいな
人生(アニメとアダルトゲーム)で30回くらいは見ただろみたいな定番シーンがあるのですが、
相変わらずアレに弱いんですよね。すごく良いです。
〆としては主人公のトラウマであるケーキが食べられないということを
解決するような形で終わります。
ハートフルなので良いんですが・・・、
解決のために作ったケーキが本物ラーメンにしか見えなかったのが少し。
もうちょっと他に適役がいたんじゃないかとかは思ってしまいます。
キャラとしては好きですが、1番ではないかなと。
人気な理由は勿論分かるんですが、個人的な好みとは少し違うかなといったところ。
ロリキャラというのもありますが、個人的にはロリキャラは
無駄に不幸な、とか不器用、とかで儚い感じのほうが好みなんですよね。
妹キャラってなってくるとまた話は違いますが・・・。
勿論、汐お姉ちゃんは節々で刺してくるので強力キャラなのは間違いないんですが。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらもさすがの数とボリュームとやりたい放題っぷりです。
放尿、青姦となんでもござれですね。
なかなかのロリキャラ仕立てなので厳しい人には厳しいとは思いますが・・・。
■紗々
最初に攻略しました。
紗々のシナリオは自身の成長と設定通り絵本作家絡み。
と、なんかいい話そうに見えるのですが・・・、
主人公をインポ野郎と勘違いして神社にお参りデートにいったり、
絵本で一儲けして主人公とのラブハウスを買おう!となったり、
結構ぶっ飛んでるシナリオだったかなと思います。
節々では結構笑いましたけど。お参りのところとか。
ということで、本作の中で明るく、ギャグ色も強いルートだったかなと思います。
紗々は完全に共通の時点で主人公ラブと化しているので、
ルート入った後からイチャラブにたどり着くまでの前半はかなり勢いがありました。
良いシナリオだったかというとそんなことはないので、おそらく印象には残りづらいです。
キャラとしては発売前はあまり興味無かったんですが、期待度以上でした。
まずは声と演技が思ったより好みでしたね。
誰かと思ったらあのお方でびっくりしましたけど。
言われてみれば確かに声質はそうだけど・・・。こういうキャラと声出来たんだ、と。
あとはネガティブに入るセリフが結構面白かったです。
可愛らしい小動物感と、周りから少々雑に扱われている感じも好みでした。
あと、何気にキャラBGMの中では紗々のテーマが1番好きです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらも申し分ないですが、メガネ入りシーンがあれば良かったです・・・。
作中では残念おっぱいポジションだったけど、全然そんなことないよね・・・。
■礼羽
3番目に攻略しました。
礼羽のシナリオはこちらも花音同様、お家騒動絡み。
ただ、花音と違って、お家設定に伴う制約がルート中付きまとうので
単に〆の展開で使われるだけ、という話でもないところですね。
個人的には共通で語られた母親とその子供絡みとかまた出てくるのかな?
とも思っていたのですが、そちらは解決済ということであまり登場せずでした。
(家事情で)付き合わないけどセックスはしまくるみたいな展開になっているので、
人によっては受け付けない人もいるかも?と思いました。
ただ、ルート中付きまとう割には最後とエピローグはかなり軽めな感じなので
道中はなんだったんだ・・・という印象もあります。
上記を考慮すると、本作の中では1番エロ寄りの展開かなあと。
(他のキャラも大概いい勝負してるんですけどね)
キャラとしてはビジュアルはそこまでではないですが、面白いところが良いですね。
地味にサブキャラであるジェイク社長との絡みは好きだったりします。
シーン数は8。ルート中に6、アフターで2です。
礼羽はルート中の最後シーンで選択肢が発生します。
CG差分だけかと思ったら、選んだ選択肢によってエピローグの内容まで変わります。
(その関係で礼羽だけ1シーン数が多いです)
さすがの私も仮にも萌えゲで「ぶっかける」or「孕ませる」の選択肢を選んで
エンディング後のエピローグ展開まで変わるゲームやるのは始めてな気がするよ・・・。
■グラフィック
萌えゲメーカーとしては最高峰の原画と塗りだと思います。
塗りは少々、エロに特化している面もあるので、テカテカしすぎかなとも思いますが。
立ち絵、CG含めてまったく問題ありません。あとは原画の好みだけかなと。
シーン数も萌えゲとしては圧倒的な数とボリュームになってますので、
絵買いや抜き目的として買うのはオススメします。
その分、日常CGは少なめですが、
そもそも最近の作品はエロを頑張り、日常CGが少なめにある傾向だと思うので、
極端に少ないわけでもないのかなと。
個人的には日常CG大好物なので、あまり無さ過ぎると残念なんですが。
グッズ類や店舗特典について、これも好みの問題なんですが、
少々エロに走りすぎてると思うので、普通の萌えシチュとかも出してくれると嬉しいです。
個人的にはコンシューマ版の店舗特典で付くような絵柄のほうが好みであることが多いので。
ともあれ、ゲーム本編中のグラフィック周りには不満はありません。
■サウンド
BGMは日常や学園で使用する明るいものと洋菓子屋と表した優しい曲調のものがメイン。
特に優しい曲調のものは作風にあっていて良かったのではないかなと。
キャラクターBGMについては、上記でも書いたように紗々が1番好みです。
ボーカル曲については、意外と力入れてますね。これ。
オープニングはましまろホイップ。
お歌は月夜野兎姫さん(萌花ちょこさん)というメーカーを上手く使った配役。
初見で聴いたときは特に印象に残るものは無かったのですが、
作品をプレイして聴いていると次第にハマっていくスルメ曲だなと思います。
作中でも4種類くらいの様々なアレンジがされてBGMとして使用されています。
機会はないと思いますが、どこかの現場でふと聴けたらかなりアガってしまうと思います。
エンディングはキャラ毎に用意されています。計4曲。
事前の段階では全く知らなかったので、ここってそういうところに力入れてたっけ?と。
どれどれは名曲だなあ、といった印象はないですが、
どれもキャラクター(とそのシナリオ)に合わせてあるような曲でした。
■総評
ボリュームに不足もなく、良い萌えゲに仕上がっていると思います。
本作はお菓子のお店モノということで、
タイトルや設定をはじめとした作品自体の雰囲気も柔らかいところも良かったです。
シナリオ面では共通の尺が思ったよりも長く、山場も複数あり、
意外と丁寧な共通だった点はかなりポイントが高いです。
そのおかげでプレイヤー(俺)もマシュマロツリーに入っていける感じがありました。
個別に関してはエロに寄らせている関係もあり、少々シナリオは雑な面もありますが、
それでもコンパクトかつ無難に入っています。
思ってたのとは違いましたが、なんだかんだで王道パターンの花音は好きですね。
その他、グラフィックは最高峰、システムは高水準、サウンドも頑張ってました。
推しポイントとしてはやはりかなりエロ寄りの萌えゲといったところでしょうか。
萌えゲとして抑えるボリュームや展開も勿論ありますし、
セールスポイントであるエロに関してはかなり力を入れてます。
シナリオの完成度や面白さに対して購入はさすがにやめたほうが良いですが、
シナリオ含め、無難にまとまっている王道萌えゲであり、
かつグラフィック寄り、エロ寄り目的として購入するのであればオススメです。
個人的にはま~まれぇどへの需要をしっかり供給してくれたので良かったです。
次回作、多分ましまろFDとかは出ないんじゃないかな?とは思ってますが、
また結構スパンが空くかなあと思ってます。勿論チェックはすると思います。
ただ、その前にアリスティアちゃんのラブラブアフターがやりたすぎるのでそれを待ちます。
(発売から3ヶ月経ってから配信って長すぎでしょ・・・。存在を忘れちまうよ)
夏の連休まで仕事が忙しかったのですが、ようやく落ち着きました。
夏の連休は気の知れた友人と旅行いったり飲酒したりその他色々してましたが、
それも過ぎ去ったのでまた大人しい日々に戻りそうかなと。
ということで2ヶ月近く放置してましたが、
現在はピュアソングガーデンをプレイしてます。
気合入れれば仕事も忙しくないし、すぐ終わりそうだなとは思っているんですが、
今月の新作は私は何も買っていないので、まったりやってもいいかなと。
その分、ゲーセンにいってラブライブのアーケードゲームにまた少々熱を出してます。
実はピュアソングガーデンの他にも、
少し前の作品で1本やりたかった作品を購入して積んでいますし、
買ってはないけど暇あったらやりたいかも、という作品が2本くらいあるので、
やることはあるんですけどね。
まだ1ヶ月先ですが、9月の新作は2本予約しているので、購入予定です。
久々にプレミアムフライデー(自主)からの秋葉原出没かなと。
それまでにピュアソング+買ってある作品くらいはプレイしておきたいところです。
来週はKOTOKOさんの「アニソンゲーソン夏の陣」いうライブツアーに参戦予定です。
かなり期待できるセトリなので、楽しんできます。
それ以外は特にイベント事の予定はないので、在宅、遊び、飲酒を繰り返す秋になりそうです。
シナリオは4人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。攻略順はフリーです。
人数は少ない本作ですが、ボリュームは短くありません。
ルートそれぞれの時間は
共通 7h
花音 3h弱
汐 3h弱
紗々 3h弱
礼羽 3h弱
計18h
萌えゲとしてはどちらかと言うと長めなほうですね。
誰からプレイしても良いシナリオ構成なのでお好きな順でプレイして良いと思います。
■共通
世界観としては洋菓子屋さんを切り盛りしていくお仕事モノです。
登場キャラはまだ学園生のため、学園パートも存在しますが、影は薄いです。
学園パートいらないんじゃね?とも思いましたが、
ガッツリお仕事モノにすると萌えゲとしては少々雰囲気が重くなるかと思いますので
ヒロインの若さとか雰囲気をフレッシュにするために入れたのかなと個人的に思ってます。
ファンタジーや急展開といった要素はまったくありません。
肝心の洋菓子要素ですが、濃すぎず薄すぎず、程々の描写に収まってます。
ケーキのことばっかで展開が進むというわけでもないです。
王道萌えゲだと思って大丈夫かと。
洋菓子要素はどっちかというと恋愛ルセットのほうがお菓子要素は強かったなと。
それをプラスと取るかマイナスと取るかは人次第かなと思います。
月夜野兎姫ちゃんがほんのちょこっとだけゲスト出演したりするため
世界観はプライマルハーツシリーズと共有しているかとは思いますが、
内容には全く関係がないので前作をプレイしていなくてもOKです。
共通は行き倒れている主人公がヒロイン達が経営する洋菓子屋に拾われ
厳しかった洋菓子屋の状況を改善していくような流れになってます。
なかなか長い共通なので、道中でピンチや山場が3回くらいはあったかなと思います。
ドタバタモノというよりかは、まったりした雰囲気が好みの方にオススメです。
主人公はここのメーカーらしく、鈍感だけど結構デキる人間、という設定です。
舞台となるケーキ屋の初期メンツは花音、汐、JCの3人であり、
そこに主人公が拾われてくるところが本作の冒頭になりますが
残りのヒロイン2人が入ってくる過程が結構長く取られており、丁寧なのが好印象です。
(てっきり一瞬で仲間になりたそうにこちらを見ている、となるかと思ってたので)
ビジュアルの段階からそうなんですが、
やはりさそりがため先生原画の2キャラが個人的には好みです。
花音は分かりやすく「早く抜かせてください!」って感じだし
汐お姉ちゃんは最近の流行をよく汲み取ったバブみを感じるキャラに仕上がってます。
ただ、原画パワーによるところも大きいので、世間の人気は結構割れるかな?とは思います。
多分、汐お姉ちゃんが1番人気なのかなとは思ってますが。
■花音
2番目に攻略しました。
個別ルートの流れとしてはどのルートも似たような構成になっており、
「研修(合宿)パート(意識しだす)→恋人になるまでの過程→イチャラブ怒涛のエロ→〆」
という感じになってますね。
花音のシナリオは過去に出会った少年(初恋)絡みとお家騒動絡み。
プレイヤー目線では既に共通やってる時点で判明していることなんですが、
花音の初恋相手が主人公になっており、
それが露呈するのが個別に入ってからという流れですね。
例えば主人公と主人公の昔の友人が話している内容を偶然花音が聞いてしまい、
そっからドキドキトキメキみたいな流れになることを個人的には期待してたんですが・・・。
どちらかと言うと軽いノリで進んでいったのが少々残念だったかな?と。
判明した瞬間に主人公だいしゅきマンと化すので、
ものすごい勢いでセックスアピールし始めます(それはそれで良かったんですが)
お家騒動は割と〆るためにさくっと使われますが、
共通から地味に続いている流れとかも汲んでいてすごく適当というわけでもなかったです。
展開としては「うーん・・・」だったんですが、結末とかは結構良かったので○です。
キャラは勿論好きですね。買う前から「(この娘は抜けるでしょう!)」と思ってたので。
そういった方面でも結構良かったのでその点は満足です。
萌え方向としては結構バカっぽいところとか表情とかが良かったです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
アフターはタイトル画面に映っているキャラとクリックすることで選択できます。
さすがの数とクオリティです。
下手な抜きゲメーカーは真っ青な長さ、隠語盛り盛りっぷりを発揮してます。
後者は逆にすごすぎて正直ギャグかと笑っちゃうくらいの勢いになってます。
本メーカー定番の朝までセックス(最後にはレイプ目)は勿論搭載してますし、
授乳だのウェディングドレスだの、かなりなんでもアリでした。
(シーンは申し分ないけど、その分、日常CGが少なめなんですけどね・・・)
■汐
最後に攻略しました。
汐のシナリオは自身のケーキ作りスキルであったり、主人公のトラウマ克服絡み。
汐以外の3人は割と共通の時点で既に主人公ラブなんですが、
汐お姉ちゃんだけは共通ではまだ薄めですね。
そのあたりの発展から入っていくルートになってます。
個人的にものすごい好きなポイントがありまして、
勘違いやすれ違いから始まり、最終的にドア越しにもたれかかって会話する、みたいな
人生(アニメとアダルトゲーム)で30回くらいは見ただろみたいな定番シーンがあるのですが、
相変わらずアレに弱いんですよね。すごく良いです。
〆としては主人公のトラウマであるケーキが食べられないということを
解決するような形で終わります。
ハートフルなので良いんですが・・・、
解決のために作ったケーキが本物ラーメンにしか見えなかったのが少し。
もうちょっと他に適役がいたんじゃないかとかは思ってしまいます。
キャラとしては好きですが、1番ではないかなと。
人気な理由は勿論分かるんですが、個人的な好みとは少し違うかなといったところ。
ロリキャラというのもありますが、個人的にはロリキャラは
無駄に不幸な、とか不器用、とかで儚い感じのほうが好みなんですよね。
妹キャラってなってくるとまた話は違いますが・・・。
勿論、汐お姉ちゃんは節々で刺してくるので強力キャラなのは間違いないんですが。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらもさすがの数とボリュームとやりたい放題っぷりです。
放尿、青姦となんでもござれですね。
なかなかのロリキャラ仕立てなので厳しい人には厳しいとは思いますが・・・。
■紗々
最初に攻略しました。
紗々のシナリオは自身の成長と設定通り絵本作家絡み。
と、なんかいい話そうに見えるのですが・・・、
主人公をインポ野郎と勘違いして神社にお参りデートにいったり、
絵本で一儲けして主人公とのラブハウスを買おう!となったり、
結構ぶっ飛んでるシナリオだったかなと思います。
節々では結構笑いましたけど。お参りのところとか。
ということで、本作の中で明るく、ギャグ色も強いルートだったかなと思います。
紗々は完全に共通の時点で主人公ラブと化しているので、
ルート入った後からイチャラブにたどり着くまでの前半はかなり勢いがありました。
良いシナリオだったかというとそんなことはないので、おそらく印象には残りづらいです。
キャラとしては発売前はあまり興味無かったんですが、期待度以上でした。
まずは声と演技が思ったより好みでしたね。
誰かと思ったらあのお方でびっくりしましたけど。
言われてみれば確かに声質はそうだけど・・・。こういうキャラと声出来たんだ、と。
あとはネガティブに入るセリフが結構面白かったです。
可愛らしい小動物感と、周りから少々雑に扱われている感じも好みでした。
あと、何気にキャラBGMの中では紗々のテーマが1番好きです。
シーン数は7。ルート中に5、アフターで2です。
こちらも申し分ないですが、メガネ入りシーンがあれば良かったです・・・。
作中では残念おっぱいポジションだったけど、全然そんなことないよね・・・。
■礼羽
3番目に攻略しました。
礼羽のシナリオはこちらも花音同様、お家騒動絡み。
ただ、花音と違って、お家設定に伴う制約がルート中付きまとうので
単に〆の展開で使われるだけ、という話でもないところですね。
個人的には共通で語られた母親とその子供絡みとかまた出てくるのかな?
とも思っていたのですが、そちらは解決済ということであまり登場せずでした。
(家事情で)付き合わないけどセックスはしまくるみたいな展開になっているので、
人によっては受け付けない人もいるかも?と思いました。
ただ、ルート中付きまとう割には最後とエピローグはかなり軽めな感じなので
道中はなんだったんだ・・・という印象もあります。
上記を考慮すると、本作の中では1番エロ寄りの展開かなあと。
(他のキャラも大概いい勝負してるんですけどね)
キャラとしてはビジュアルはそこまでではないですが、面白いところが良いですね。
地味にサブキャラであるジェイク社長との絡みは好きだったりします。
シーン数は8。ルート中に6、アフターで2です。
礼羽はルート中の最後シーンで選択肢が発生します。
CG差分だけかと思ったら、選んだ選択肢によってエピローグの内容まで変わります。
(その関係で礼羽だけ1シーン数が多いです)
さすがの私も仮にも萌えゲで「ぶっかける」or「孕ませる」の選択肢を選んで
エンディング後のエピローグ展開まで変わるゲームやるのは始めてな気がするよ・・・。
■グラフィック
萌えゲメーカーとしては最高峰の原画と塗りだと思います。
塗りは少々、エロに特化している面もあるので、テカテカしすぎかなとも思いますが。
立ち絵、CG含めてまったく問題ありません。あとは原画の好みだけかなと。
シーン数も萌えゲとしては圧倒的な数とボリュームになってますので、
絵買いや抜き目的として買うのはオススメします。
その分、日常CGは少なめですが、
そもそも最近の作品はエロを頑張り、日常CGが少なめにある傾向だと思うので、
極端に少ないわけでもないのかなと。
個人的には日常CG大好物なので、あまり無さ過ぎると残念なんですが。
グッズ類や店舗特典について、これも好みの問題なんですが、
少々エロに走りすぎてると思うので、普通の萌えシチュとかも出してくれると嬉しいです。
個人的にはコンシューマ版の店舗特典で付くような絵柄のほうが好みであることが多いので。
ともあれ、ゲーム本編中のグラフィック周りには不満はありません。
■サウンド
BGMは日常や学園で使用する明るいものと洋菓子屋と表した優しい曲調のものがメイン。
特に優しい曲調のものは作風にあっていて良かったのではないかなと。
キャラクターBGMについては、上記でも書いたように紗々が1番好みです。
ボーカル曲については、意外と力入れてますね。これ。
オープニングはましまろホイップ。
お歌は月夜野兎姫さん(萌花ちょこさん)というメーカーを上手く使った配役。
初見で聴いたときは特に印象に残るものは無かったのですが、
作品をプレイして聴いていると次第にハマっていくスルメ曲だなと思います。
作中でも4種類くらいの様々なアレンジがされてBGMとして使用されています。
機会はないと思いますが、どこかの現場でふと聴けたらかなりアガってしまうと思います。
エンディングはキャラ毎に用意されています。計4曲。
事前の段階では全く知らなかったので、ここってそういうところに力入れてたっけ?と。
どれどれは名曲だなあ、といった印象はないですが、
どれもキャラクター(とそのシナリオ)に合わせてあるような曲でした。
■総評
ボリュームに不足もなく、良い萌えゲに仕上がっていると思います。
本作はお菓子のお店モノということで、
タイトルや設定をはじめとした作品自体の雰囲気も柔らかいところも良かったです。
シナリオ面では共通の尺が思ったよりも長く、山場も複数あり、
意外と丁寧な共通だった点はかなりポイントが高いです。
そのおかげでプレイヤー(俺)もマシュマロツリーに入っていける感じがありました。
個別に関してはエロに寄らせている関係もあり、少々シナリオは雑な面もありますが、
それでもコンパクトかつ無難に入っています。
思ってたのとは違いましたが、なんだかんだで王道パターンの花音は好きですね。
その他、グラフィックは最高峰、システムは高水準、サウンドも頑張ってました。
推しポイントとしてはやはりかなりエロ寄りの萌えゲといったところでしょうか。
萌えゲとして抑えるボリュームや展開も勿論ありますし、
セールスポイントであるエロに関してはかなり力を入れてます。
シナリオの完成度や面白さに対して購入はさすがにやめたほうが良いですが、
シナリオ含め、無難にまとまっている王道萌えゲであり、
かつグラフィック寄り、エロ寄り目的として購入するのであればオススメです。
個人的にはま~まれぇどへの需要をしっかり供給してくれたので良かったです。
次回作、多分ましまろFDとかは出ないんじゃないかな?とは思ってますが、
また結構スパンが空くかなあと思ってます。勿論チェックはすると思います。
ただ、その前にアリスティアちゃんのラブラブアフターがやりたすぎるのでそれを待ちます。
(発売から3ヶ月経ってから配信って長すぎでしょ・・・。存在を忘れちまうよ)
夏の連休まで仕事が忙しかったのですが、ようやく落ち着きました。
夏の連休は気の知れた友人と旅行いったり飲酒したりその他色々してましたが、
それも過ぎ去ったのでまた大人しい日々に戻りそうかなと。
ということで2ヶ月近く放置してましたが、
現在はピュアソングガーデンをプレイしてます。
気合入れれば仕事も忙しくないし、すぐ終わりそうだなとは思っているんですが、
今月の新作は私は何も買っていないので、まったりやってもいいかなと。
その分、ゲーセンにいってラブライブのアーケードゲームにまた少々熱を出してます。
実はピュアソングガーデンの他にも、
少し前の作品で1本やりたかった作品を購入して積んでいますし、
買ってはないけど暇あったらやりたいかも、という作品が2本くらいあるので、
やることはあるんですけどね。
まだ1ヶ月先ですが、9月の新作は2本予約しているので、購入予定です。
久々にプレミアムフライデー(自主)からの秋葉原出没かなと。
それまでにピュアソング+買ってある作品くらいはプレイしておきたいところです。
来週はKOTOKOさんの「アニソンゲーソン夏の陣」いうライブツアーに参戦予定です。
かなり期待できるセトリなので、楽しんできます。
それ以外は特にイベント事の予定はないので、在宅、遊び、飲酒を繰り返す秋になりそうです。
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category: アニメ・ゲーム
春音アリス*グラム レビュー
2017/07/29 Sat. 01:07 [edit]

更新
今日はNanawindの最新作、春音アリス*グラムのレビュー記事です。
確か自分は割と即予約をしていたのですが、
2016年11月発売予定がようやく先月発売、と大分待たされました。
予習、というつもりでもそんなになかったのですが、
前作であるALIA's CARNIVAL!もWパッケージ版を購入してプレイしておきました。
思ったよりも設定とか世界観とか共通だったので、やっといて良かったわけです。

つづき(ネタバレも含む可能性があります)
-- 続きを読む --
シナリオは5人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。攻略順はフリーです。
おそらくサブキャラや深いストーリーの話は前作同様、FDに持ち越しなのかな、と。
ルートそれぞれの時間は
共通 11h
優理 3h
一葉 3h
エリサ 3h
耶々 3h
雪 3h
計26h
学園モノ萌えゲー寄りの本作としてはかなり長いです。
ちなみに本作はマウスジェスチャーでプレイ時間表示機能がありますが、
自分はその機能上はプレイ時間34時間でした。
さすがにずっと集中してプレイしてるわけでもないですが、それでも長いです。
章構成で進行し、6章までが共通、7章~9章が個別となっています。
共通は1章あたり2h前後のボリュームでしょうか。
個別はアフター込で完走に3h程度の時間がかかりました。
共通は章ごとに学園で事件が起き、ドタバタするような形で進行します。
また、その際に各ヒロインに順番にスポットが当たっていきます。
優理→2章、エリサ→3章、雪→4章、一葉→5章、耶々→6章、です。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
設定は前作のALIA's CARNIVAL!と共通となっており、
超能力を発現できるアーケンカード、不思議空間である悠久の場所、
前作では失踪した扱いになっていたキャラ、不思議アイテムなども登場します。
ですので、必須ではないにしろ前作をやっていると楽しめる内容かなと思ってます。
本作には、生徒会組織的なものが二つ存在し、対立している設定です。
共通では、「ZEROという人物が巻き起こす事件に振り回され、
アーケンや不思議空間といったものにも触れつつ、最終的に二つの生徒会が協力し合う」
に至るところまでです。
その中で各章ごとにヒロインに焦点が当たり、
学園内で巻き起こる事件を通して各ヒロインと仲良くなる流れです。
本作の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、
共通が恐ろしく長い割に、特に物語が深く進展していくような作りにもなっていないため、
シナリオ重視で購入するのは控えたほうが良いと思います。
アーケンって一体?悠久の場所とは?主人公は何者?
といったようなガチガチ設定のシナリオゲーにはなっていません。
(個別ルートによっては少々それっぽいルートもあったりはしましたが)
ただ、学園モノの萌えゲーとして購入するのであれば、
設定やキャラも良質であり、進み方含めて楽しい学園モノになっていると個人的に思います。
ボリュームの割に設定の根幹に入っていくような作りにはなっていないですが、
各章ごとに事件や謎を解決する、という流れはあるので、自分はそこそこ楽しく読めました。
また、日付の分かれ目などに「HARUOTO idle Talk」といって
それぞれのキャラ視点の日常ミニシナリオの描写も入れてくるのも良かったかなと。
こういうキャラ自体の関係とか背景の描写はこのメーカー、本当に上手いんですよね。
楽しい学園モノがやりたいという方ならかなりボリューム満点なのでオススメです。
キャラクターも良質なものになっており、サブキャラ含め不快キャラはいませんでした。
ヒロインも原画の好みはあれど、バランスは良かったかなと思います。
表情は耶々がカワイイなー、挙動は雪がカワイイなー、
スプレッドアーケン!のセリフは一葉がいいなー、エッチさはエリサが良さげかなー、と、
自分はDDみたいな感情を抱いてプレイしていましたが。
やはり個人的に推しているキャラはやはり優理さんですかね。
女神すぎるんですよ・・・。良い学園モノという雰囲気を形作っているキャラだなと思います。
こんな生徒会長さんと一緒に学園を良くしていきたいものです。
■優理
最初に攻略しました。
シナリオは2つの生徒会の成り立ちや過去についてです。
アーケンなどの本作特有の設定はあまり登場せず、
本作の中でも1番萌えゲー寄りの印象を受けました。
どのルートも似たような構成ではありますが、個別に入って
7章は起、8章は承(エロシーンやイチャラブはここです)、9章が転結
といった具合になってます。
ここまでクソ長い共通を経た割には
優理ルートは引き込まれるような話でもなく、起伏は薄めです。
特に共通の事件の数々はなんだったのか、というレベルなので、
全体的な構成を踏まえるとイマイチだったかなと感じます。
自分は最初にプレイした上にメインヒロインでしたので、
「あれ?こんな当たり障りないシナリオで大丈夫かな…?他キャラも…?」
という感想でした。
キャラゲーとしては◯でしたので、極端につまらないという印象でもないですが、
なんか期待してた感じと違う…という印象は拭えないルートでした。
キャラはお気に入りです。こういう遥そらさんも良いですね。
元気をもらえるというか、頑張る気持ちになるというか、女神なんですよね。
眩しいキャラクターに日々の元気を分けてもらいたい方にはオススメです。
表情や立ち絵も好みでした。
特にしょんぼりしているような目がデフォルメされた立ち絵が好みです。
シーン数は4。ルート中に3とアフターで1です。
おっぱいゲーを謳う本作ですので、個人的にはシーン数は各キャラ5を期待していました。
シーン自体もCG含めて優理に関しては無難な印象です。
カワイイですが、それ目的という意味では多少厳しいかなと思います。
■一葉
4番目に攻略しました。
シナリオは主人公の家族周りの話や過去にあったことがメイン。
本ルートはそれに絡めてアーケン関係の背景や設定がそれなりに登場します。
主人公の持つ黒のアーケンカードの本質も判明しますし、
唯一Lv2アーケン(Lv3まであるはずだが)を使用するのも本ルートです。
ただ、展開は最終的に小物っぽい悪役に対して力づくでバトルして終わり、なので
「なんかゲーム変わってない!?謎はどうした?」と正直思いました。
FD出すなら一応繋がるような終わり方かなとは思います。
結局、主人公の黒のアーケンカードが頑張るの、本ルートとエリサくらいですしね。
そういった意味で、設定の割に物足りないシナリオかなと思います。
キャラとしては、このマジメなタイプはそこまで刺さらないので可もなく不可もなく。
何故か分からないけど、アーケン発動時のセリフは1番好みです。
共通でも比較的出番が少なく、不遇キャラ?みたいなポジションかなと。
(それにしても月詠といい、ここの金髪はマジメ風紀委員キャラが定番なんだろうか)
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
一葉はエロシーンは本作の中では1番良かったのではないかな!と。
CGもむっちりしてて良いものでしたし、内容もなかなか。
■エリサ
3番目に攻略しました。
シナリオは学園の時計塔の謎について。
ALIA's CARNIVALでも登場したグロウリア関連のアイテムも登場します。
また、共通では騒がせたZEROの正体も本ルートでは判明します。
本作の中ではここまでの流れを汲んだ設定寄りのシナリオだったかなと思います。
個人的には割と想定してた通りのシナリオでした。
本作で描写がある展開だけで、語られない部分は多いですけどね。
特に時計塔を攻略する部分では、
悠久の場所やナナ、主人公のアーケンカードなど、語られない部分が多く、消化不良です。
ZEROのくだりに関しても描写は薄く、物足りないです。
ただ、本作に沿ったシナリオではありますので、不満な方向でもなかったかなと。
キャラクターとしてはよく登場しますし、明るいキャラなので人気はありそうです。
おバカキャラな部分もあるため、共通で映えるキャラかなと思います。
エロシーンは4。ルート中に3、アフターで1です。
割と不安定なCGが多かったかな?と思ってます。
パンツこきなど、結構変態的なシーンは多めです。
■耶々
2番目に攻略しました。
シナリオは耶々の家族関係の背景と関係の修復がメイン。
なんとなく予想通りではありましたが、個人的にはもっとコテコテのシナリオが良かったかなと。
アーケンなどの本作特有の設定もあまり登場しません。
というのもキャラが大分面白いキャラになっているので、
共通であったような謎解きをメインにしたシナリオを期待していた面もあります。
キャラとしては孤高のようで可愛げのある良いキャラクターだったかなと。
表情や意外と分かりやすい性格もチャームポイントになっていました。
黄昏部ということで共通の出番や見せ場もそれなりに多く、優遇キャラかなと。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
オナニーシーンが初っ端とは思ってませんでした。不意打ちです。
キャラとしては好みで、エロシーン映えもするかなと思ってましたが、そうでもなかったです。
■雪
最後に攻略しました。
シナリオは悠久の場所を絡めたシナリオになっています。
それを察知して最後にプレイしましたが、悠久の場所自体というよりかは
きっかけとして使ってるだけ、という雰囲気ですので、
本ルートもどちらかといえば萌えゲー寄りのシナリオになってるかと思います。
こちらもきちんと描写するならFDへ、という感じでしょうかねえ。
(そもそもALIA's CARNIVALでの設定の細かいとこも既に若干忘れてる)
特にこれといった展開もなく、甘い展開ばかりで7章8章と進みますので、
本作の中でもだるみやすいルートになるかなと。
キャラが気に入っていれば、問題ありませんが。
キャラとしては、不器用キャラでほっこりする場面が多いので良かったです。
微妙に敬語になったり、ノリが良かったりと、共通では存在感ありました。
ただ、めんどくさがりなのに、
何故か新生会に所属している理由は最後までよく分からなかったです。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで3。
キャラクター(と声)的に個人的にはくるものはなかったです。
「私、ちっぱいですよ」には意味不明すぎて笑いましたが。
■グラフィック
少々、エロシーンが物足りないとしても萌えゲとしては最高峰かと思います。
ただ、日常CGも少なく、シーン数もさほどではないので全体的には少なめかなと。
日常CGの使いどころも微妙でした。
というか正直、登場シーンと個別以外にほとんどCGはありません。
グッズにはそれなりに力を入れている本メーカーですが、
もう少しゲーム本編は充実させて欲しいかなあと思いました。
何より学園モノであるにも関わらず、
全員で行うイベントというものが存在しないので、
グラフィック周りとしてはかなり弱い印象は受けました。
少なくともみんなでプールに行くところくらいは入れるべきでは?と。
立ち絵はかなり安定しているので、ハイレベルかなと思います。
キャラゲーな部分もあるので、表情もポイントになってます。
個人的には優理と耶々は良いものだったかなと。
CGに関しては印象に残ってるのは優理会長くらいでしょうか。
バレンタイン(兼告白)シーンのCGとか、勉強とか、本作の中では良かったかなと。
エロシーン絡みは一葉がCG面でもお気に入りです。
■サウンド
BGM、ボーカル曲共にかなり好みでした。
オープニングは春音*ベール。
この曲はTheme of Alicegramなど、BGMにも使われていて、
作中でも聞く機会が多かったこともあり、かなり好きな曲に昇格しました。
何よりサビが良いですね。そこまで狙ってる曲ではないですが、高まる印象を受けます。
どこかの現場で聴けたらいいなと思ってます。
エンディングはALICE GRADUATION。
この曲も黄昏部のテーマBGMに使用されていますが、良いですね。
ゲームの展開は物足りないですが、エンディングはかなり余韻に残るタイプの仕上がりだったかなと。
(いつまでもそうですが、卒業に弱いので◯◯ GRADUATIONという曲には弱いです)
BGMも日常のものからシナリオ絡みのものまで、ハイレベルだったかなと。
最近のゲームは曲タイトルが再生時に画面上に表示されるのが良いですね。
■総評
セールスポイントとしてはまずかなりボリュームはあります。
楽しい雰囲気の学園モノ共通をプレイする時間がかなり多く、
そういったものを求めている方は必見です。
(最近の作品は割と短いので、長い作品を求めている方もいるかと)
特に本メーカーはキャラの描写や楽しい世界観作りというものが上手です。
また、章構成になっており、それぞれの章に起伏があることから
共通部分についてはだるむこともなく、楽しくプレイすることが出来ました。
このため、共通部分に関しては評価は高めです。
絵やキャラで萌えるというよりかは楽しい学園生活を感じたい人向けです。
ただ、個別に関しては予想してたものの、広げた風呂敷を仕舞えている様子はなく、
尻すぼみであったり、設定と関係なかったりするルートがほとんどでしたので、
ALIA's CARNIVALから続け、そういった設定面の解決描写に期待するのはNGです。
本メーカーはFDをよく出すメーカー(かつFDは割と作るのが上手い)という印象ですので、
本作やALIA's CARNIVALが好みの方はFDに期待するしかないかなと思います。
個人的には少なくとも主人公周りの描写はしてほしいと思ってます。
(主人公が黒のアーケンカードを持つ理由は?そしてそれを使って何をする?など)
その他、システム、グラフィック、サウンド面は良いものに仕上がっています。
特にサウンド面は目を張るものがありました。
設定重視で夢中になる作品をお探しの方にはオススメできませんが、
全体的に良質な楽しい萌えゲーをお探しの方にはオススメしたい作品です。
自分は設定込みで萌えゲーとして楽しめたので、FDが出れば買うかなと思います。
長い萌えゲーだったこともあって3週間くらいかかってしまいました。
先月はピュアソングガーデンも購入しているので、
そちらをプレイかなと思っています(まだ冒頭シーンのみでほとんどやっていない)
ただ、金曜発売の今月の新作もお家に帰るまでがましまろですを予約しているので、
そちらをやっても良いなあと悩み中です。週末の気分で変えます。
最近は少々仕事も立て込んでおり、平日はなかなかプレイしない日も多いですが、
特に際立って待ち望んでいる新作も近々は無さそうなのでまったりプレイします。
(下手したら8月の新作は1本も買わないかも?)
今月はなかなかにアクティブだったので、在宅成分は控えめでした。
その中でもネタにすることと言えば、
先日はトラベリングオーガスト2017に参加して参りました。

トラベリングオーガストは初参加でしたが、とても楽しめて良い催しでした。
強いて言うなら、昼夜参加しましたがもっと色んな曲を聴きたかったな、と。
それにしてもオーガストは色んな意味で本当に優良メーカーだなあと身にしみました。
来月もお盆の長期休暇はアクティブに色々したいなと思ってますが、
ひとまずは小休止ということで在宅を満喫して休んでおきたいなと思います。
おそらくサブキャラや深いストーリーの話は前作同様、FDに持ち越しなのかな、と。
ルートそれぞれの時間は
共通 11h
優理 3h
一葉 3h
エリサ 3h
耶々 3h
雪 3h
計26h
学園モノ萌えゲー寄りの本作としてはかなり長いです。
ちなみに本作はマウスジェスチャーでプレイ時間表示機能がありますが、
自分はその機能上はプレイ時間34時間でした。
さすがにずっと集中してプレイしてるわけでもないですが、それでも長いです。
章構成で進行し、6章までが共通、7章~9章が個別となっています。
共通は1章あたり2h前後のボリュームでしょうか。
個別はアフター込で完走に3h程度の時間がかかりました。
共通は章ごとに学園で事件が起き、ドタバタするような形で進行します。
また、その際に各ヒロインに順番にスポットが当たっていきます。
優理→2章、エリサ→3章、雪→4章、一葉→5章、耶々→6章、です。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
設定は前作のALIA's CARNIVAL!と共通となっており、
超能力を発現できるアーケンカード、不思議空間である悠久の場所、
前作では失踪した扱いになっていたキャラ、不思議アイテムなども登場します。
ですので、必須ではないにしろ前作をやっていると楽しめる内容かなと思ってます。
本作には、生徒会組織的なものが二つ存在し、対立している設定です。
共通では、「ZEROという人物が巻き起こす事件に振り回され、
アーケンや不思議空間といったものにも触れつつ、最終的に二つの生徒会が協力し合う」
に至るところまでです。
その中で各章ごとにヒロインに焦点が当たり、
学園内で巻き起こる事件を通して各ヒロインと仲良くなる流れです。
本作の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、
共通が恐ろしく長い割に、特に物語が深く進展していくような作りにもなっていないため、
シナリオ重視で購入するのは控えたほうが良いと思います。
アーケンって一体?悠久の場所とは?主人公は何者?
といったようなガチガチ設定のシナリオゲーにはなっていません。
(個別ルートによっては少々それっぽいルートもあったりはしましたが)
ただ、学園モノの萌えゲーとして購入するのであれば、
設定やキャラも良質であり、進み方含めて楽しい学園モノになっていると個人的に思います。
ボリュームの割に設定の根幹に入っていくような作りにはなっていないですが、
各章ごとに事件や謎を解決する、という流れはあるので、自分はそこそこ楽しく読めました。
また、日付の分かれ目などに「HARUOTO idle Talk」といって
それぞれのキャラ視点の日常ミニシナリオの描写も入れてくるのも良かったかなと。
こういうキャラ自体の関係とか背景の描写はこのメーカー、本当に上手いんですよね。
楽しい学園モノがやりたいという方ならかなりボリューム満点なのでオススメです。
キャラクターも良質なものになっており、サブキャラ含め不快キャラはいませんでした。
ヒロインも原画の好みはあれど、バランスは良かったかなと思います。
表情は耶々がカワイイなー、挙動は雪がカワイイなー、
スプレッドアーケン!のセリフは一葉がいいなー、エッチさはエリサが良さげかなー、と、
自分はDDみたいな感情を抱いてプレイしていましたが。
やはり個人的に推しているキャラはやはり優理さんですかね。
女神すぎるんですよ・・・。良い学園モノという雰囲気を形作っているキャラだなと思います。
こんな生徒会長さんと一緒に学園を良くしていきたいものです。
■優理
最初に攻略しました。
シナリオは2つの生徒会の成り立ちや過去についてです。
アーケンなどの本作特有の設定はあまり登場せず、
本作の中でも1番萌えゲー寄りの印象を受けました。
どのルートも似たような構成ではありますが、個別に入って
7章は起、8章は承(エロシーンやイチャラブはここです)、9章が転結
といった具合になってます。
ここまでクソ長い共通を経た割には
優理ルートは引き込まれるような話でもなく、起伏は薄めです。
特に共通の事件の数々はなんだったのか、というレベルなので、
全体的な構成を踏まえるとイマイチだったかなと感じます。
自分は最初にプレイした上にメインヒロインでしたので、
「あれ?こんな当たり障りないシナリオで大丈夫かな…?他キャラも…?」
という感想でした。
キャラゲーとしては◯でしたので、極端につまらないという印象でもないですが、
なんか期待してた感じと違う…という印象は拭えないルートでした。
キャラはお気に入りです。こういう遥そらさんも良いですね。
元気をもらえるというか、頑張る気持ちになるというか、女神なんですよね。
眩しいキャラクターに日々の元気を分けてもらいたい方にはオススメです。
表情や立ち絵も好みでした。
特にしょんぼりしているような目がデフォルメされた立ち絵が好みです。
シーン数は4。ルート中に3とアフターで1です。
おっぱいゲーを謳う本作ですので、個人的にはシーン数は各キャラ5を期待していました。
シーン自体もCG含めて優理に関しては無難な印象です。
カワイイですが、それ目的という意味では多少厳しいかなと思います。
■一葉
4番目に攻略しました。
シナリオは主人公の家族周りの話や過去にあったことがメイン。
本ルートはそれに絡めてアーケン関係の背景や設定がそれなりに登場します。
主人公の持つ黒のアーケンカードの本質も判明しますし、
唯一Lv2アーケン(Lv3まであるはずだが)を使用するのも本ルートです。
ただ、展開は最終的に小物っぽい悪役に対して力づくでバトルして終わり、なので
「なんかゲーム変わってない!?謎はどうした?」と正直思いました。
FD出すなら一応繋がるような終わり方かなとは思います。
結局、主人公の黒のアーケンカードが頑張るの、本ルートとエリサくらいですしね。
そういった意味で、設定の割に物足りないシナリオかなと思います。
キャラとしては、このマジメなタイプはそこまで刺さらないので可もなく不可もなく。
何故か分からないけど、アーケン発動時のセリフは1番好みです。
共通でも比較的出番が少なく、不遇キャラ?みたいなポジションかなと。
(それにしても月詠といい、ここの金髪はマジメ風紀委員キャラが定番なんだろうか)
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
一葉はエロシーンは本作の中では1番良かったのではないかな!と。
CGもむっちりしてて良いものでしたし、内容もなかなか。
■エリサ
3番目に攻略しました。
シナリオは学園の時計塔の謎について。
ALIA's CARNIVALでも登場したグロウリア関連のアイテムも登場します。
また、共通では騒がせたZEROの正体も本ルートでは判明します。
本作の中ではここまでの流れを汲んだ設定寄りのシナリオだったかなと思います。
個人的には割と想定してた通りのシナリオでした。
本作で描写がある展開だけで、語られない部分は多いですけどね。
特に時計塔を攻略する部分では、
悠久の場所やナナ、主人公のアーケンカードなど、語られない部分が多く、消化不良です。
ZEROのくだりに関しても描写は薄く、物足りないです。
ただ、本作に沿ったシナリオではありますので、不満な方向でもなかったかなと。
キャラクターとしてはよく登場しますし、明るいキャラなので人気はありそうです。
おバカキャラな部分もあるため、共通で映えるキャラかなと思います。
エロシーンは4。ルート中に3、アフターで1です。
割と不安定なCGが多かったかな?と思ってます。
パンツこきなど、結構変態的なシーンは多めです。
■耶々
2番目に攻略しました。
シナリオは耶々の家族関係の背景と関係の修復がメイン。
なんとなく予想通りではありましたが、個人的にはもっとコテコテのシナリオが良かったかなと。
アーケンなどの本作特有の設定もあまり登場しません。
というのもキャラが大分面白いキャラになっているので、
共通であったような謎解きをメインにしたシナリオを期待していた面もあります。
キャラとしては孤高のようで可愛げのある良いキャラクターだったかなと。
表情や意外と分かりやすい性格もチャームポイントになっていました。
黄昏部ということで共通の出番や見せ場もそれなりに多く、優遇キャラかなと。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで1です。
オナニーシーンが初っ端とは思ってませんでした。不意打ちです。
キャラとしては好みで、エロシーン映えもするかなと思ってましたが、そうでもなかったです。
■雪
最後に攻略しました。
シナリオは悠久の場所を絡めたシナリオになっています。
それを察知して最後にプレイしましたが、悠久の場所自体というよりかは
きっかけとして使ってるだけ、という雰囲気ですので、
本ルートもどちらかといえば萌えゲー寄りのシナリオになってるかと思います。
こちらもきちんと描写するならFDへ、という感じでしょうかねえ。
(そもそもALIA's CARNIVALでの設定の細かいとこも既に若干忘れてる)
特にこれといった展開もなく、甘い展開ばかりで7章8章と進みますので、
本作の中でもだるみやすいルートになるかなと。
キャラが気に入っていれば、問題ありませんが。
キャラとしては、不器用キャラでほっこりする場面が多いので良かったです。
微妙に敬語になったり、ノリが良かったりと、共通では存在感ありました。
ただ、めんどくさがりなのに、
何故か新生会に所属している理由は最後までよく分からなかったです。
シーン数は4。ルート中に3、アフターで3。
キャラクター(と声)的に個人的にはくるものはなかったです。
「私、ちっぱいですよ」には意味不明すぎて笑いましたが。
■グラフィック
少々、エロシーンが物足りないとしても萌えゲとしては最高峰かと思います。
ただ、日常CGも少なく、シーン数もさほどではないので全体的には少なめかなと。
日常CGの使いどころも微妙でした。
というか正直、登場シーンと個別以外にほとんどCGはありません。
グッズにはそれなりに力を入れている本メーカーですが、
もう少しゲーム本編は充実させて欲しいかなあと思いました。
何より学園モノであるにも関わらず、
全員で行うイベントというものが存在しないので、
グラフィック周りとしてはかなり弱い印象は受けました。
少なくともみんなでプールに行くところくらいは入れるべきでは?と。
立ち絵はかなり安定しているので、ハイレベルかなと思います。
キャラゲーな部分もあるので、表情もポイントになってます。
個人的には優理と耶々は良いものだったかなと。
CGに関しては印象に残ってるのは優理会長くらいでしょうか。
バレンタイン(兼告白)シーンのCGとか、勉強とか、本作の中では良かったかなと。
エロシーン絡みは一葉がCG面でもお気に入りです。
■サウンド
BGM、ボーカル曲共にかなり好みでした。
オープニングは春音*ベール。
この曲はTheme of Alicegramなど、BGMにも使われていて、
作中でも聞く機会が多かったこともあり、かなり好きな曲に昇格しました。
何よりサビが良いですね。そこまで狙ってる曲ではないですが、高まる印象を受けます。
どこかの現場で聴けたらいいなと思ってます。
エンディングはALICE GRADUATION。
この曲も黄昏部のテーマBGMに使用されていますが、良いですね。
ゲームの展開は物足りないですが、エンディングはかなり余韻に残るタイプの仕上がりだったかなと。
(いつまでもそうですが、卒業に弱いので◯◯ GRADUATIONという曲には弱いです)
BGMも日常のものからシナリオ絡みのものまで、ハイレベルだったかなと。
最近のゲームは曲タイトルが再生時に画面上に表示されるのが良いですね。
■総評
セールスポイントとしてはまずかなりボリュームはあります。
楽しい雰囲気の学園モノ共通をプレイする時間がかなり多く、
そういったものを求めている方は必見です。
(最近の作品は割と短いので、長い作品を求めている方もいるかと)
特に本メーカーはキャラの描写や楽しい世界観作りというものが上手です。
また、章構成になっており、それぞれの章に起伏があることから
共通部分についてはだるむこともなく、楽しくプレイすることが出来ました。
このため、共通部分に関しては評価は高めです。
絵やキャラで萌えるというよりかは楽しい学園生活を感じたい人向けです。
ただ、個別に関しては予想してたものの、広げた風呂敷を仕舞えている様子はなく、
尻すぼみであったり、設定と関係なかったりするルートがほとんどでしたので、
ALIA's CARNIVALから続け、そういった設定面の解決描写に期待するのはNGです。
本メーカーはFDをよく出すメーカー(かつFDは割と作るのが上手い)という印象ですので、
本作やALIA's CARNIVALが好みの方はFDに期待するしかないかなと思います。
個人的には少なくとも主人公周りの描写はしてほしいと思ってます。
(主人公が黒のアーケンカードを持つ理由は?そしてそれを使って何をする?など)
その他、システム、グラフィック、サウンド面は良いものに仕上がっています。
特にサウンド面は目を張るものがありました。
設定重視で夢中になる作品をお探しの方にはオススメできませんが、
全体的に良質な楽しい萌えゲーをお探しの方にはオススメしたい作品です。
自分は設定込みで萌えゲーとして楽しめたので、FDが出れば買うかなと思います。
長い萌えゲーだったこともあって3週間くらいかかってしまいました。
先月はピュアソングガーデンも購入しているので、
そちらをプレイかなと思っています(まだ冒頭シーンのみでほとんどやっていない)
ただ、金曜発売の今月の新作もお家に帰るまでがましまろですを予約しているので、
そちらをやっても良いなあと悩み中です。週末の気分で変えます。
最近は少々仕事も立て込んでおり、平日はなかなかプレイしない日も多いですが、
特に際立って待ち望んでいる新作も近々は無さそうなのでまったりプレイします。
(下手したら8月の新作は1本も買わないかも?)
今月はなかなかにアクティブだったので、在宅成分は控えめでした。
その中でもネタにすることと言えば、
先日はトラベリングオーガスト2017に参加して参りました。

トラベリングオーガストは初参加でしたが、とても楽しめて良い催しでした。
強いて言うなら、昼夜参加しましたがもっと色んな曲を聴きたかったな、と。
それにしてもオーガストは色んな意味で本当に優良メーカーだなあと身にしみました。
来月もお盆の長期休暇はアクティブに色々したいなと思ってますが、
ひとまずは小休止ということで在宅を満喫して休んでおきたいなと思います。
category: アニメ・ゲーム
あなたに恋する恋愛ルセット レビュー
2017/06/28 Wed. 19:01 [edit]

更新
今日はユニゾンシフト ブロッサムの最新作、あなたに恋する恋愛ルセットのレビュー記事です。
ブロッサムは昔から好きなメーカーだったので期待していました。
ボリュームはさほど無いですが、
3週間くらいやっていたので、かなりまったり楽しんだ感じです。

つづき(ネタバレも含む可能性があります)
-- 続きを読む --
シナリオは4人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。
攻略順はフリーです。良いゲームですが、萌ゲーなのでオススメの攻略順とかもありません。
ルートそれぞれの時間は
共通 4h
ののか 2.5h
柚姫 2.5h
楓花 2.5h
美絵瑠 2.5h
計14h
本作は純粋な萌えゲーなのですぐに読み進めたいといったタイプでもなく、
ゆっくり進めてもこのくらいのボリュームです。ですので少々短めでしょうか。
特徴的なのはルートに入って仲良くなるまでの描写が丁寧で良いですね。
エロシーンを迎えてからは結構すぐに終わってしまう印象です。
本作の売りにもなっていますが、
小難しい話やよくある悪役を配置してのシリアス展開もなく
萌えゲーの中でも萌え寄りのゲームになっています。
悪くいえば起伏は薄いですが、丁寧に作られているので、不満足ということはありませんでした。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
超能力だの、魔法だの、ファンタジー要素は一切ありません。
専門授業を売りにしている学園で、
スイーツ男子の主人公が製菓の授業を選択するところから始まります。
共通は「製菓の授業を選択→製菓メインの学園生活→学園祭」までですね。
長さとしてはさほど長くありません。
キャッチコピー通り、甘い世界観でヒロインと仲良くなる過程を描きます。
尖った点はない本作ですが、丁寧に進行するので、
キャラがどうしても気に入らない方以外はニコニコと進められるものになってると思います。
主人公、サブキャラ含めて"良い人"ばかりなので余計なストレスも無いです。
あまり長い時間をぶっ通しでやると良さが薄れそうなので、
ゆーっくりやるのをオススメします。かなり蕩けます。
あとは本作の良いところなのですが、捨てキャラが全くいないんですよね。
共通で各ヒロインと触れ合ってて、いつでも甘くて幸せ!ってなれる点が強かったかなと。
個人的には第1印象の推しキャラはおっぱいに負けて楓花だったのですが、
共通をやってると柚姫と美絵瑠もいいな…と。
ののかに関しては口調と演技は好きだったのですが、若干パンチが弱いかなと。
個別でその印象も変わるのですけどね。
テーマにしている"お菓子"とゲームのコンセプトがマッチしていて、
尖りは無いのに退屈させない進行、キャラ、長さになっていて良い共通でした。
■ののか
最後に攻略しました。
個人的に共通と比べて個別で1番印象が化けたキャラです。
シナリオとしては、
製菓の大会に参加するという課題を通して、主人公と親密になり、
自分が望むお菓子作りということ自体について感じていくようなものになってます。
共通は「ノリが軽快で楽しさ満載な感じになるルートなのかな?」って思ってたんですが、
「めっちゃ女の子メーター振り切れてるじゃん!!」となったのが化けた理由です。
基本、自分はブロッサムには(キモオタが好む)女の子メーターを振り切るほどの
少女描写を望んでいる節があるので、「そうそれ!それを見たかったの!」と歓喜してました。
本作は基本主人公視点で進行しますが、
ふとした場面転換の際にはヒロイン目線のモノローグとかセリフが入ります。
それもブロッサムらしい良い具合で挟んでくるので、もうキモオタの心は鷲掴みです。
中でも、ののかは個人的に1番堪らんかったです。
布団で悶えるくらいには顔面崩壊してたと思います。
更に本作は恋人になるまでの過程がかなり丁寧に描かれており、
なった後(要するにHシーン後)はさほど長くない、という構成になっているので、
女の子メーターで身悶えている時間も比較的長く、非常に良かったです。
かといってルートを畳み掛ける後半も、設定を無駄にしないで
製菓について考えたり、成長したりと綺麗にまとめられているため、
全編通して、良い萌えゲーだった…となる点も良かったかなと。
告白シーンの一枚絵使うところとか、CGの使い所もかなりグッドです。
どのCGもいいところで入れてきたなーと感心してました。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
絵も良く、巨乳も多めな本作ではありますが、抜きゲではないので用途としては微妙な扱いです。
純粋に萌えゲの一環としての甘エロシーンと考えれば良いのでは?思います。
■柚姫
2番目にやりました。
ののか以外、どのルートでもそうなのですが、
共通後は製菓の課題をペアで行い、それを通してシナリオが進行する流れです。
シリアスもない本作なので、悪く言えばお菓子作ってるだけ、になります。
シナリオとしては
製菓の課題を通して成長し、向上するために推薦のあった留学を決意するもの。
留学のくだりはシリアスのようにも感じますが…、あまり描写もなく、
一瞬で過ぎ去ってしまうので、結末の持って行き方は微妙でした。
前半は他のルートと同じく、お菓子作りながら次第に親密になっていく
といった作りになってます。告白シーンとかも良かったです。
ですが、後半がイマイチなので、本作の中では微妙だった印象が残りました。
キャラはとても向上心があって魅力的なキャラだと思います。
共通とかやってる中ではシナリオ次第では化けるかも?とは思ってました。
ただ、全体的には良いですが、「ここが好き!」ってポイントもイマイチなかったです。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
単純に好みの問題かもしれませんが、本作の中ではHシーンは良かったです。
(いい加減、この声にも飽きてきたといえばそうなのですが)
■楓花
最初にやりました。
シナリオとしては
製菓のペアでの課題を通してお菓子作りと将来の進路を考えながら進行していくもの。
こんな凶悪な巨乳をしておいて意外とさっぱりしている点がツボでした。
基本的に男という生物に興味ありませんが?(無意識)といった
何気ない日常シーンがニコリとさせてくれます。
設定として実家が和菓子の名家ということで、
家族周りを絡めながら、お菓子作りと進路について悩みながら主人公と仲良くなっていきます。
こちらも後味良いシナリオになってましたが、他と比べると良さは薄めかな?
と個人的には思います。いや、つまらなくはないですけどね。
なんというか、あまりにも凹凸が無さすぎたような印象があります。
多分第1ビジュアルと体験版やった印象からあまり動くことなかったので
比較的、予想通りなルートだった。といったところでしょうか。
キャラとしては、黒髪、ゲーム1の巨乳、お淑やか、と
オタクが好きな要素を並べたようなキャラなので、勿論好きです。
特に口調とか、パティシエ服の髪型とか。細かいところでも好みにヒットしました。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
ビジュアルに文句はない楓花ですが、その割にはHシーンはイマイチでした。
おそらく個人的にCGが好みでなかっただけ、とか、期待値が高い、とかだと思いますが、
他キャラよりも萌え方向に取ってもエロ方向に取っても弱めだった気がします。
有償特典の布モノ、普通の店舗特典なら一択だったんですけどね…。
さすがに9nineで有償特典は懲り気味なのか、スルーしました(トレーダー購入)
■美絵瑠
3番目にやりました。
シナリオとしては
製菓のペア課題を通して主人公と上手くやっていきながら、
家族の仲の良さだったり、感謝だったりを描写して進行します。
本ルートはかなりハートフルで「優しい世界…」って印象です。
その中でも美絵瑠のキュートさがうまく混ざっていて、こちらも良かったです。
最後のエピローグが「あっ、そうなるんだ」ってちょっぴり意外でした。
ルートの過程をちゃんと反映していて、納得出来ました。
他ルートは割と製菓の課題メインで進行することに対して、
いかに主人公と協力して両親に喜んでもらえるか、というのがメインだったので、
その過程と結末も他ルートと区別出来ていて良かったかなと思います。
キャラとしては体験版をやった時点から美絵瑠が化けそうだなぁ、
と個人的には思ってたのですが、案の定、ぷりちーでしたね。
(私服の時の髪型のボリュームがすげえことになってる、と思いましたが)
うさうさのくだりとかも勿論ズルかったですし、
前半部分の製菓作りの時に主人公をなんだかんだ気にしてしまう描写とかもグッドでした。
ルートとしては2番目に好きなルートになるかなと思います。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
ヒロイン中、唯一の貧乳キャラですが、
萌えゲのシーンとしては入り方やシチュ含めて良かったと思います。
■グラフィック
原画に関しては好みは出るかもしれませんがレベルは高めです。
塗りに関してもレベルは高めで萌えゲーとして良いものに仕上がっているかなと。
ビジュアルに関しても服装によって髪型がコロコロ変わる、など力が入ってました。
シーン数も決して少なくはない関係で、日常CGの枚数は多くありませんが、
使い所はとても上手かったかなと思います。
個別のCGについては満足しているので、
個人的にはもう一つくらいみんなで行うイベント事があって、
ヒロイン同士の少しエッチ目な日常展開とCGとかあればもっと嬉しかったかなあと。
あとは一つ気になってたんですが、
立ち絵鑑賞モードで立ち絵を引きに出来ないですよね。よく分からなかったです。
■サウンド
安定の水月陵さんです。
この方、ブロッサムで書くときは本当に本気を出すイメージがあります。
ということでBGMは透明感があり、甘い世界観にピッタリで良いもの揃いでした。
個人的にはタイトル画面のBGMの時点でもう好きですね。
ブロッサムということで、ボーカル曲にも期待していたのですが、
そちらは少々期待ハズレだったかなぁと個人的には今は思ってます。
ななついろ、FH、レイラインと全く外さなかったので、かなり期待していたのですが。
■総評
純粋な萌えゲーで丁寧に作られている作品は久々でした。
萌えゲーとしてはかなり良かったと思ってます。
ひたすらヒロインと甘いことしてるゲームやりたい、という方や
1日少しずつ癒しを分けてもらいたい、という方にはオススメです。
ヒロインみんなそれぞれ良い子でキャラのバランスが良い点が魅力かなと思います。
あまり興味ないかな…というキャラがいないので、全体のバランスが非常に取れてます。
その上でキャラだけでなく、シナリオも不可なく丁寧に仕上がっているので
プレイしていて、楽しくない時があまりなかったという印象が強いです。
ただ、強いて言うなら無難すぎるくらい無難なゲームなので、
多くの本数をプレイした方が
「良い評判聞いたからやろうかな」と手を出すと微妙かもしれません。
「ハイレベルな普通の萌えゲー」といったところになるかと思います。
また、長い時間プレイするような作品でもないため、
夢中になるゲームを求めている方にはオススメ出来ないかなと思います。
ついでに、エロを求めて買うこともあまりオススメ出来ません。
どのルートも告白までの描写に力を入れているのが伝わってきました。
後半は若干エロシーンラッシュで、かつ何も無さすぎるものもあるかなとは思っていますが、
全体としても無難に良かったという評価になるかなと。
個人的には、特にののかルートが好みでした。
新生のブロッサムということでしたが、予想よりも良い作品でしたので、
次回作も購入するのではないかなと思います。
ただ、無難すぎるとも確かに思うので、
次回は歴代作品のようにファンタジー要素あるやつを見たいな、と思ってます。
かなりまったり楽しんでいましたが、もう6月の新作ですね。
自分は6/23発売のものは買う予定はないですが、
6/30発売のものは3本くらい買おうかなと思っているので数は多い月です。
(まあ予約していないのもあるので、1本くらいはすぐ買わずに様子見るかもしれませんが)
最近は少々仕事のほうが立て込んでいるので
今月は1回も秋葉原に行ってませんでしたが、今週は久々にふらふらする予定です。
何よりも購入者の発売記念抽選会が最近多すぎるのよね。
自分は出没可能な境遇なのでまあ良いんですが、秋葉原とか全く行かないが?
って人からしたらどうなのでしょうね。アレ。
ついでにその抽選会とか配布が平日なのも結構残念だなぁと。
"アダルト"ゲームなのに仕事抜けられない人に人権無さすぎてマジヲし辛い環境だなぁと。
マジヲなら何とかして来いってのは正論ではありますが、
世の中そう上手くいかない時もあるってのも事実なので、と自分は思ってます。
とりあえず今月は月末金曜の昼間に出没できそうです。
しかし7月以降、「んー、買おうかなぁ」くらいの作品はポツポツあっても
「震えて待ってる」みたいな新作が全くないんだけど、
そろそろ何か楽しみなのこないかなぁと最近は悶々としてます。
シナリオは4人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。
攻略順はフリーです。良いゲームですが、萌ゲーなのでオススメの攻略順とかもありません。
ルートそれぞれの時間は
共通 4h
ののか 2.5h
柚姫 2.5h
楓花 2.5h
美絵瑠 2.5h
計14h
本作は純粋な萌えゲーなのですぐに読み進めたいといったタイプでもなく、
ゆっくり進めてもこのくらいのボリュームです。ですので少々短めでしょうか。
特徴的なのはルートに入って仲良くなるまでの描写が丁寧で良いですね。
エロシーンを迎えてからは結構すぐに終わってしまう印象です。
本作の売りにもなっていますが、
小難しい話やよくある悪役を配置してのシリアス展開もなく
萌えゲーの中でも萌え寄りのゲームになっています。
悪くいえば起伏は薄いですが、丁寧に作られているので、不満足ということはありませんでした。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
世界観としては学園モノの萌えゲーです。
超能力だの、魔法だの、ファンタジー要素は一切ありません。
専門授業を売りにしている学園で、
スイーツ男子の主人公が製菓の授業を選択するところから始まります。
共通は「製菓の授業を選択→製菓メインの学園生活→学園祭」までですね。
長さとしてはさほど長くありません。
キャッチコピー通り、甘い世界観でヒロインと仲良くなる過程を描きます。
尖った点はない本作ですが、丁寧に進行するので、
キャラがどうしても気に入らない方以外はニコニコと進められるものになってると思います。
主人公、サブキャラ含めて"良い人"ばかりなので余計なストレスも無いです。
あまり長い時間をぶっ通しでやると良さが薄れそうなので、
ゆーっくりやるのをオススメします。かなり蕩けます。
あとは本作の良いところなのですが、捨てキャラが全くいないんですよね。
共通で各ヒロインと触れ合ってて、いつでも甘くて幸せ!ってなれる点が強かったかなと。
個人的には第1印象の推しキャラはおっぱいに負けて楓花だったのですが、
共通をやってると柚姫と美絵瑠もいいな…と。
ののかに関しては口調と演技は好きだったのですが、若干パンチが弱いかなと。
個別でその印象も変わるのですけどね。
テーマにしている"お菓子"とゲームのコンセプトがマッチしていて、
尖りは無いのに退屈させない進行、キャラ、長さになっていて良い共通でした。
■ののか
最後に攻略しました。
個人的に共通と比べて個別で1番印象が化けたキャラです。
シナリオとしては、
製菓の大会に参加するという課題を通して、主人公と親密になり、
自分が望むお菓子作りということ自体について感じていくようなものになってます。
共通は「ノリが軽快で楽しさ満載な感じになるルートなのかな?」って思ってたんですが、
「めっちゃ女の子メーター振り切れてるじゃん!!」となったのが化けた理由です。
基本、自分はブロッサムには(キモオタが好む)女の子メーターを振り切るほどの
少女描写を望んでいる節があるので、「そうそれ!それを見たかったの!」と歓喜してました。
本作は基本主人公視点で進行しますが、
ふとした場面転換の際にはヒロイン目線のモノローグとかセリフが入ります。
それもブロッサムらしい良い具合で挟んでくるので、もうキモオタの心は鷲掴みです。
中でも、ののかは個人的に1番堪らんかったです。
布団で悶えるくらいには顔面崩壊してたと思います。
更に本作は恋人になるまでの過程がかなり丁寧に描かれており、
なった後(要するにHシーン後)はさほど長くない、という構成になっているので、
女の子メーターで身悶えている時間も比較的長く、非常に良かったです。
かといってルートを畳み掛ける後半も、設定を無駄にしないで
製菓について考えたり、成長したりと綺麗にまとめられているため、
全編通して、良い萌えゲーだった…となる点も良かったかなと。
告白シーンの一枚絵使うところとか、CGの使い所もかなりグッドです。
どのCGもいいところで入れてきたなーと感心してました。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
絵も良く、巨乳も多めな本作ではありますが、抜きゲではないので用途としては微妙な扱いです。
純粋に萌えゲの一環としての甘エロシーンと考えれば良いのでは?思います。
■柚姫
2番目にやりました。
ののか以外、どのルートでもそうなのですが、
共通後は製菓の課題をペアで行い、それを通してシナリオが進行する流れです。
シリアスもない本作なので、悪く言えばお菓子作ってるだけ、になります。
シナリオとしては
製菓の課題を通して成長し、向上するために推薦のあった留学を決意するもの。
留学のくだりはシリアスのようにも感じますが…、あまり描写もなく、
一瞬で過ぎ去ってしまうので、結末の持って行き方は微妙でした。
前半は他のルートと同じく、お菓子作りながら次第に親密になっていく
といった作りになってます。告白シーンとかも良かったです。
ですが、後半がイマイチなので、本作の中では微妙だった印象が残りました。
キャラはとても向上心があって魅力的なキャラだと思います。
共通とかやってる中ではシナリオ次第では化けるかも?とは思ってました。
ただ、全体的には良いですが、「ここが好き!」ってポイントもイマイチなかったです。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
単純に好みの問題かもしれませんが、本作の中ではHシーンは良かったです。
(いい加減、この声にも飽きてきたといえばそうなのですが)
■楓花
最初にやりました。
シナリオとしては
製菓のペアでの課題を通してお菓子作りと将来の進路を考えながら進行していくもの。
こんな凶悪な巨乳をしておいて意外とさっぱりしている点がツボでした。
基本的に男という生物に興味ありませんが?(無意識)といった
何気ない日常シーンがニコリとさせてくれます。
設定として実家が和菓子の名家ということで、
家族周りを絡めながら、お菓子作りと進路について悩みながら主人公と仲良くなっていきます。
こちらも後味良いシナリオになってましたが、他と比べると良さは薄めかな?
と個人的には思います。いや、つまらなくはないですけどね。
なんというか、あまりにも凹凸が無さすぎたような印象があります。
多分第1ビジュアルと体験版やった印象からあまり動くことなかったので
比較的、予想通りなルートだった。といったところでしょうか。
キャラとしては、黒髪、ゲーム1の巨乳、お淑やか、と
オタクが好きな要素を並べたようなキャラなので、勿論好きです。
特に口調とか、パティシエ服の髪型とか。細かいところでも好みにヒットしました。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
ビジュアルに文句はない楓花ですが、その割にはHシーンはイマイチでした。
おそらく個人的にCGが好みでなかっただけ、とか、期待値が高い、とかだと思いますが、
他キャラよりも萌え方向に取ってもエロ方向に取っても弱めだった気がします。
有償特典の布モノ、普通の店舗特典なら一択だったんですけどね…。
さすがに9nineで有償特典は懲り気味なのか、スルーしました(トレーダー購入)
■美絵瑠
3番目にやりました。
シナリオとしては
製菓のペア課題を通して主人公と上手くやっていきながら、
家族の仲の良さだったり、感謝だったりを描写して進行します。
本ルートはかなりハートフルで「優しい世界…」って印象です。
その中でも美絵瑠のキュートさがうまく混ざっていて、こちらも良かったです。
最後のエピローグが「あっ、そうなるんだ」ってちょっぴり意外でした。
ルートの過程をちゃんと反映していて、納得出来ました。
他ルートは割と製菓の課題メインで進行することに対して、
いかに主人公と協力して両親に喜んでもらえるか、というのがメインだったので、
その過程と結末も他ルートと区別出来ていて良かったかなと思います。
キャラとしては体験版をやった時点から美絵瑠が化けそうだなぁ、
と個人的には思ってたのですが、案の定、ぷりちーでしたね。
(私服の時の髪型のボリュームがすげえことになってる、と思いましたが)
うさうさのくだりとかも勿論ズルかったですし、
前半部分の製菓作りの時に主人公をなんだかんだ気にしてしまう描写とかもグッドでした。
ルートとしては2番目に好きなルートになるかなと思います。
シーン数は5。本編で4、ルートクリア後にオマケで1となってます。
ヒロイン中、唯一の貧乳キャラですが、
萌えゲのシーンとしては入り方やシチュ含めて良かったと思います。
■グラフィック
原画に関しては好みは出るかもしれませんがレベルは高めです。
塗りに関してもレベルは高めで萌えゲーとして良いものに仕上がっているかなと。
ビジュアルに関しても服装によって髪型がコロコロ変わる、など力が入ってました。
シーン数も決して少なくはない関係で、日常CGの枚数は多くありませんが、
使い所はとても上手かったかなと思います。
個別のCGについては満足しているので、
個人的にはもう一つくらいみんなで行うイベント事があって、
ヒロイン同士の少しエッチ目な日常展開とCGとかあればもっと嬉しかったかなあと。
あとは一つ気になってたんですが、
立ち絵鑑賞モードで立ち絵を引きに出来ないですよね。よく分からなかったです。
■サウンド
安定の水月陵さんです。
この方、ブロッサムで書くときは本当に本気を出すイメージがあります。
ということでBGMは透明感があり、甘い世界観にピッタリで良いもの揃いでした。
個人的にはタイトル画面のBGMの時点でもう好きですね。
ブロッサムということで、ボーカル曲にも期待していたのですが、
そちらは少々期待ハズレだったかなぁと個人的には今は思ってます。
ななついろ、FH、レイラインと全く外さなかったので、かなり期待していたのですが。
■総評
純粋な萌えゲーで丁寧に作られている作品は久々でした。
萌えゲーとしてはかなり良かったと思ってます。
ひたすらヒロインと甘いことしてるゲームやりたい、という方や
1日少しずつ癒しを分けてもらいたい、という方にはオススメです。
ヒロインみんなそれぞれ良い子でキャラのバランスが良い点が魅力かなと思います。
あまり興味ないかな…というキャラがいないので、全体のバランスが非常に取れてます。
その上でキャラだけでなく、シナリオも不可なく丁寧に仕上がっているので
プレイしていて、楽しくない時があまりなかったという印象が強いです。
ただ、強いて言うなら無難すぎるくらい無難なゲームなので、
多くの本数をプレイした方が
「良い評判聞いたからやろうかな」と手を出すと微妙かもしれません。
「ハイレベルな普通の萌えゲー」といったところになるかと思います。
また、長い時間プレイするような作品でもないため、
夢中になるゲームを求めている方にはオススメ出来ないかなと思います。
ついでに、エロを求めて買うこともあまりオススメ出来ません。
どのルートも告白までの描写に力を入れているのが伝わってきました。
後半は若干エロシーンラッシュで、かつ何も無さすぎるものもあるかなとは思っていますが、
全体としても無難に良かったという評価になるかなと。
個人的には、特にののかルートが好みでした。
新生のブロッサムということでしたが、予想よりも良い作品でしたので、
次回作も購入するのではないかなと思います。
ただ、無難すぎるとも確かに思うので、
次回は歴代作品のようにファンタジー要素あるやつを見たいな、と思ってます。
かなりまったり楽しんでいましたが、もう6月の新作ですね。
自分は6/23発売のものは買う予定はないですが、
6/30発売のものは3本くらい買おうかなと思っているので数は多い月です。
(まあ予約していないのもあるので、1本くらいはすぐ買わずに様子見るかもしれませんが)
最近は少々仕事のほうが立て込んでいるので
今月は1回も秋葉原に行ってませんでしたが、今週は久々にふらふらする予定です。
何よりも購入者の発売記念抽選会が最近多すぎるのよね。
自分は出没可能な境遇なのでまあ良いんですが、秋葉原とか全く行かないが?
って人からしたらどうなのでしょうね。アレ。
ついでにその抽選会とか配布が平日なのも結構残念だなぁと。
"アダルト"ゲームなのに仕事抜けられない人に人権無さすぎてマジヲし辛い環境だなぁと。
マジヲなら何とかして来いってのは正論ではありますが、
世の中そう上手くいかない時もあるってのも事実なので、と自分は思ってます。
とりあえず今月は月末金曜の昼間に出没できそうです。
しかし7月以降、「んー、買おうかなぁ」くらいの作品はポツポツあっても
「震えて待ってる」みたいな新作が全くないんだけど、
そろそろ何か楽しみなのこないかなぁと最近は悶々としてます。
category: アニメ・ゲーム
ニュートンと林檎の樹 レビュー
2017/05/31 Wed. 01:08 [edit]

更新
今日はLaplacianの最新作、ニュートンと林檎の樹のレビュー記事です。
メーカー2作目となる本作ですが、1作目は存在は知ってたものの購入してません。
本作は体験版も面白かったですし、
何より他メーカーにはないユニークさが満載でしたので、期待してました。

つづき(ネタバレも含む可能性があります)
-- 続きを読む --
シナリオは5人。最初は四五とラビが攻略できます。
開放されていない選択肢はグレーアウトするので分かりやすいですが、
春、エミー、アリスはラビ攻略後でないと開放されません。
またラビルートは周回するとシナリオが変化します。
上記はとても気付き辛いですので、プレイした方も気付いていなければ必見です。
アリスルートはクリア後におまけから「強くてコンティニュー」が追加されます。
一応アリスルート後のシナリオになりますが、
かなりお遊びのオマケルートなので、プレイするタイミングは要注意です。
また、こちらも気付き辛いですが、
テキストウィンドウ右下のオブジェクトをクリックすると用語集に飛べます。
内容はおふざけが入っているものもありますので、見ると面白いかもしれません。
ルートそれぞれの時間は
共通 6h
アリス 2h
四五 1h強
春 1h強
ラビ 1.5h
エミー 1h弱
計13h
※共通は日付が変わる際のアイキャッチがキャラ(個別)でない部分を指します
※ラビはEND2込み、アリスは強くてコンティニュー込みの時間です。
テキストの分量としては平均より少し短めかなと思います。
ただ、ジャンル的に鈍足で楽しむような作品ではありませんので、
時間にするとかなり早めに終わってしまいます。
■共通
本作のシナリオはタイムトラベルモノらしく、階段式になっていますので、
攻略は四五→ラビ→ラビ(2周目)→春→エミー→アリスの順で自分はプレイしました。
一応、オススメの攻略順です。
上記からどこからどこまでが共通と言うのは書きづらいですが、
分岐する日付は以下のようになってます。
・四五 → 16th Day
・ラビ → 17th Day
・春 → 24th Day
・エミー → 33th Day
・アリス → 上記の分岐をすべて回避後
■アリス
最後に攻略しました。
33th Dayのエミー分岐を回避すると突入します。
概要は一言で言うと
「プリンキピアを書き上げ、正しい歴史に戻し、主人公は元の時代にルート」
非常に王道で良いですね。
ここまでのルートで主人公が居残るルートは散々見てきましたので、
ちゃんと帰るルートもあって良かったです。別れの美学という感じです。
エミールート直前のくだりを受け継いでいますので、
プリンキピアを2人で書くという展開はこれまた斬新だなと。
エミーをやった時から思ってましたが、他の展開のほうが好みではあるかな思います。
個人的には
「アリスのピンチを主人公が正体バラしつつも助ける。
タイムパラドックスを避けるためにアリスと別れ、主人公は元の時代に帰る必要がある」
あるいは「それを避けるために再度、タイムマシンを使って過去に戻る必要がある」
みたいな山場の持って行き方かなぁと勝手に妄想していましたので。。
しかしながらアリスルートは結末としてはかなり好きです。
主人公が元の時代に帰ろうとするシーンとか、
現代に戻ってきてからじいちゃんと図書館で本を開く流れとか。
王道ながら良いものですね。EDの風の唄でそれなりに余韻を感じることができました。
一応、登場するキャラ全員正しい形でハッピーな終わり方でもあります。
(ちょっとラビだけは物悲しいような気もしますが)
アリスルートクリア後にオマケから「強くてコンティニュー」が追加されます。
こちらも長くはなく、時系列としてはアリスルートクリア直後のオマケルートになっていま。、
開始時の注意にあるように、余韻は薄れますので、ご注意ください。
キャラとしては好きです。
すごく舌足らずなセリフが多いところがなかなかにチャーミングです。
本作前半は春とアリスの出番があまりないので、
会話したような気があまりしないのがキャラとしては残念なポイントでしょうか。
ムービーは「アップルパイでティータイム」。
アリスルートで演出が入ります。
てっきり秋野花さんをふんだんに使った
「バカ!アホ!童貞!死ね!」みたいなムービーかと思ってたら
アリスルート終盤の話と絡めた、もの哀しいムービーで一本取られました。
ホロリとくるような、とても良いムービー演出でした。
シーン数は5。
ルート中に3、オマケで1、強くてコンティニューで1です。
予想通り、おしっこシーンは勿論ありました。
■四五
最初に攻略しました。
16th Dayで1番最初に分岐します。
概要は一言で言うと
「四五と過ごす、救うために世界を元の形に修復することを諦めるルート」
タイムトラベルモノなので序盤、グッと設定で引き込んでくる本作ですが、
四五ルートは中でも若干キャラゲー寄りです。
長さもさほど長くなく、割と色々な設定を投げ捨てて完結します。
細かいことはいいんだよ!がコンセプトの本作なので、目くじらは立てないですが、
他ルートと比較しても物語的には雑な作りだったかなと思います。
転の部分もタイムトラベル部分としては捻りもなく、
病気になって命の危機だから〜、と安直なところもあったかなと思います。
それに対する主人公の思慮の浅さもポイントは低いです。
結末もキャラを選ぶが故、世界はハッピーエンドと言えない形になるため、
意見が割れるかなと思っているルートです。
個人的には、ありがちですがシュタゲのように何かの二者択一や事情があって
世界を戻すことに成功しなかったルートも何かしらあるかなと思っていたので、
結末自体は嫌いではありません。
キャラとしては
ビジュアル、変人過ぎるところ、かなり一途なところ、不器用なところ
が好みではありますが、
結末は想定内としても、道中が少々期待ハズレだったのでイマイチな印象が残りました。
少々、他ルートでは報われないキャラなので不遇かなとは思います。
アリスルートで完走した際だけ少々マシといったところですね。
ムービーは「人類が万有引力の法則を失った場合の考察」
本作序盤で演出が入ります。
体験版をプレイしてこのムービーで購入を決めた方もいるのではないでしょうか。
個人的にはプレイヤーを引き込む意図を考慮すると四五のムービーが1番秀逸だと感じています。
シーン数は4。
ルート中に2、クリア後のオマケで2になっています。
王道なシーンが多いですが、少々CGが不安定だったような気がします。
■春
3番目に攻略しました。
24th Dayで3番目に分岐します。
概要は一言で言うと
「春と一緒に過ごすために元の時代に帰ることを止めるルート」
春ルートは本作の中では1番キャラゲー寄りです。
ラビルートを経て、元の歴史に戻すための重要な要素である
「春とアリスが仲直りし、プリンキピアを自費出版する」道には進みます。
が、春とイチャつくあまり、アリスとエミーを放置した結果、
その先の第3編の執筆には至らず、正しい歴史に戻す機会を失うといった流れです。
上記ですので、ルート分岐後はキャラとの甘い生活シーンがメインです。
ここまで展開が急ぎ足気味だったのに対し、
ラビルート以降の後半は春ルート含め、少々気が緩むようなパートが多かったかなと思います。
個人的には相変わらず個別が短めだったことは残念ですが、
可愛さ満点のルートを満喫出来て、面白いというよりかはニコニコでした。
キャラとしては勿論好きです。
巨乳のほんわかしている性格のお姉さん(尚、自分よりは歳下)、立ち絵の表情、何よりこの声。
プレイ中の私はさぞ顔面崩壊していたことかと思います。
ただ、こちらも出番がとても少なかったように感じるのが非常に残念なポイントです。
(春よりもエミーのほうが出番多いのでは・・・?)
ムービーは「やまと・ナ・Disco」
春ルート分岐後に演出が入ります。
他が尖っているので、目立ちませんが、キャラ(可愛さ)重視で思わず私もニッコリです。
シーン数は4。
ルート中に2。オマケで2になっています。
てっきりおしっこ担当はアリスなのかな、と思ってたのですが、
春にも入れてくるとは、さすがベコ太郎先生です。。
シーン中ではないですが、シーン後の一緒に寝そべっているピロートークのCG、
出てくる度に思うのですが、あれ本当に好きです。どの作品も搭載して欲しい。
あとは強くてコンティニューのおまけルートのEDを見てる最中に思ったのですが、
春のSDCGで「人類初のパイスラッシュ!」のやつってどこで表示されました・・・?
なんか見覚えなかった上にギャラリーにも見当たらなかったので。
■ラビ
2番目に攻略しました。
17th Dayで分岐します。
概要は一言で言うと
「ラビの後悔を晴らし、本筋の話をその先の展開に進めるためのルート」
元々、ラビは事前段階で面白そうだなと期待していたのですが、
シナリオとしては良い意味でブラックホースでした。
シナリオはラビに焦点が当たって基本的には進みますが、
その過程で主人公たちが気付かなければいけない設定なども盛り込まれており、
作品としてかなり上手いルートになっていると感じます。
結末も階段式のシナリオを上手く使った、
タイムトラベルモノらしい物悲しい展開になっており、
ラビ攻略後出ないと先に進めないという作りにしたのも満足です。
キャラとしては
ただのキマった面白いキャラかと思いきや、
ルートの最後、またその先の展開の献身的な姿でやられた方も多いのでは。
アリスや春といった主要キャラは思わぬ歴史上の人物であることが語られますが、
実はラビもそうだということが、1番最後のアリスルートで判明します。
1周目は報われないルートになっていますが、2周目はシナリオが変化します。
2周目は終わり方が薄いというか、
あれ?この先の展開は?ないの?と個人的になりましたが、それでも必見です。
また春以降のルートでは、そんなに出番はありませんが、
ラビはラビルートの記憶があるラビもいると推測されるので、
所々セリフがズルいです。
アリスルート終盤の「ラビは、楽しかったゾ…」みたいなセリフ。かなり良かったです。
ムービーは「ラビリコ・ピリララ・ラビラボラトリー」。
ラビルートで演出が入ります。結構後半なので最初アレ?飛ばした?と思ってました。
音ゲーマーが好きそうな電子音で良かったですが、面白さは四五には敵わず、という印象。
シーン数は4。
ルート中に2。オマケで2になってます。
本キャラらしく、いきなり爆乳、ふたなり、とやりたい放題なシーンが多いです。
■エミー
4番目に攻略しました。
33th Dayで分岐します。
概要は一言で言うと
「プリンキピアをエミーが執筆し、エミーと過ごすために元の時代へ帰ることを止めるルート」
こうして書くと、展開は春と似ていますね。
エミーはサブキャラなのかメインなのか完全によく分からない立ち位置になっています。
時間は短いですが、設定も内容もかなり予想外の方向に逸れていきます。
個人的には面白おかしくやるサブルートかな?と思ってたので、割と大真面目で驚愕です。
アリスが思い付くはずだった、万有引力の法則をエミーが思い付くという
非常に斬新な展開ですが、プレイ中は「うーん…」といった具合で
個人的にはあまり好みではなかったです。
つまらないとかではなく、単純に
「紆余曲折ありながらも王道にアリスが思い付き、アリスがプリンキピアを執筆して欲しかった!」
という意味ですね。
エミールート前くらいからかなり物語が駆け足なのも気になります。
面白くなってきてからの着地点に辿り着くまでの間がかなり物足りなく感じます。
エミーが万有引力の法則を思い付き、プリンキピアを執筆することで
正しい歴史に戻りますが、エミーを1人に出来ないが故に
主人公は元の時代に帰るのは止めるといった流れです。
時間は他ルートよりも更に短めでしたし、
アリスはプリンキピアの執筆を諦め、寮のメンツは離れ離れになり、
四五に至っては1人で元の時代に帰されるという、
あまり後味も良くないルートだったかなと思います。
ムービーは「ディグ・ダグ・男爵」。
エミールートで演出が入ります。
予想はしてましたが、かなり電波ではっちゃけているムービーでした。
シーン数は3。
ルート中に2。オマケで1になってます。
ただ、エミーのオマケはアリスとの3Pになっているので、開放はアリスルートクリア後です。
■グラフィック
なかなか萌えゲ寄りの可愛らしい原画をしている本作ですが、
少々不安定なCGも目立ちました。特に気になるほどでもないですが。
SDCGを含むため、CGの枚数は少なめ。
日常CGもシーン数もさほど多くはありません。
演出面という意味では道中のムービーに力を入れているので満足ではあります。
個人的にはエミーが私服を作成するのはかなりGJでした。
アリスも可愛らしいですし、春さんのタートルネックのセーターが堪らんかったです。
というわけで、キャラグラフィック周りは可もなく不可もなく、という印象です。
逆にキャラ以外の背景などはなかなかレベルが高かったかなと思っています。
最後に一点、スタッフロールを見ると「おしっこ監修:ベコ太郎」と流れてきて笑いました。
■サウンド
ボーカル曲は2曲。
OPである「風の唄」はアリスルートのEDでもアレンジされて使用されています。
このOPですが、かなり良い曲ですね。
アリスルートのEDで流れた時は読破感も感じることが出来ました。
(ただ、やはり期待値に対して少々ボリューム不足だよなあとは思いつつ)
EDである「空の約束」
こちらは個人的にはあまり印象に残りませんでした。
少々不気味なイントロは良いかな?と思ったのですが。
本作のBGMはかなりハイレベルなものになっています。
世界観が世界観なので、ケルト風なものが多く、
非常に耳に残りやすいものになってたかと思います。かなり満足しています。
■総評
コミカルなタイムトラベルモノとして期待を集めていた本作。
その名の通り、かなり軽快なテキストがまず1つの特徴かなと思います。
何気ないシーンもギャグが効いていて正直、結構笑わせてもらいました。
ただし、少々ノリが過ぎるかなと思わなくもない部分はありますので、
歳を取ったオッサン世代だとノリという名のエネルギーに付いていけない人もいるかもしれません。
それでいて、タイムトラベルモノである本作ですが、本来は
・いかに緻密に設定を練り上げていて矛盾がないか
・小さな行動により大きく事象が変化するという点を利用した意外な展開
・どこか不気味で怖さを感じる雰囲気
・主人公が取るに取れない二者択一の選択をしなければいけないという切迫感
このあたりがタイムトラベルモノが面白く、夢中に読める人が多い要因かなと思ってます。
その点、本作は設定面では叩けばホコリがいくらでも出てくるようなものになっています。
「ラビママの持っていた現代の物理学的にもあり得ない品々」など
そもそもが空想の創作物が出てくる、という設定がある分には全く構わないのですが、
その空想の設定内でも矛盾点はいくらでも出てくる、という意味です。
その割には因果、タイムパラドックスを気にする描写も結構含まれますので、
人によっては「コミカルなの?マジメなタイムトラベルモノなの?キャラゲなの?」と
中途半端な印象を受けるかもしれません。
そもそもが「細かいことは考えない」を文句にしている本作ですので、
一般的なクオリティの高いタイムトラベルモノを期待するのはオススメしません。
逆に「タイムトラベルモノ?面白そうじゃん!細かいこたぁ作中面白ければなんでもいいよ!」
という気がある方ならば、本作は大いにオススメします。
個人的には所々の結末や道中の展開に不満がまったく無いわけではないものの
ここ最近の作品の中では道中はかなり楽しく、
かつ、このような他にあまり見ないユニークな作品がプレイできたので満足しています。
強いて言うのでしたらシナリオ部分での不満はやはりボリュームでしょうか。
階段式の分岐を取っている作品であるため、個別が短めになるのは分かるかなと思います。
それにしても春とアリスの不仲が解決してからの後半は
「あれ?もしかしてもうゴールに向かっちゃう?」と駆け足の印象を受けました。
ここを境にいわゆる「先が気になって仕方ない」という感情に区切りが付いたように感じます。
ですので、本筋にもう一山あるようなシナリオ構成だったらより良かったかもしれません。
その他、
・サウンドは世界観に助けられている部分もあるが、かなりハイレベル
・グラフィックは質、量含めもう一声がんばって欲しいところ
・ムービーはとてもユーモアに溢れていてとても秀逸だった
・システム面は平均的。ただ、ゲーム網羅が若干不親切
・次回作も他には無い、ユニークな作品を期待しています
上記のような評になるかなと思っています。
まだ2作目である本作ですが、インパクトの強い本作で知名度も上がったかと思いますので、
ここから更にハードルが上がる3作目も期待しています。おそらく、買うと思います。
5月はもう1本、恋愛ルセットを購入しましたので、
そちらを良い意味で脳死させながらまったりやります。
(裸パッチを現住所ではない家に忘れてきて凹んでます。さほど問題はないですが)
ハイクオの面影レイルバックが発売日通りに出るのか未だに怪しいですが、
恋愛ルセットやってたらちょうどそのくらいになるのかなと思ってます。
シナリオは5人。最初は四五とラビが攻略できます。
開放されていない選択肢はグレーアウトするので分かりやすいですが、
春、エミー、アリスはラビ攻略後でないと開放されません。
またラビルートは周回するとシナリオが変化します。
上記はとても気付き辛いですので、プレイした方も気付いていなければ必見です。
アリスルートはクリア後におまけから「強くてコンティニュー」が追加されます。
一応アリスルート後のシナリオになりますが、
かなりお遊びのオマケルートなので、プレイするタイミングは要注意です。
また、こちらも気付き辛いですが、
テキストウィンドウ右下のオブジェクトをクリックすると用語集に飛べます。
内容はおふざけが入っているものもありますので、見ると面白いかもしれません。
ルートそれぞれの時間は
共通 6h
アリス 2h
四五 1h強
春 1h強
ラビ 1.5h
エミー 1h弱
計13h
※共通は日付が変わる際のアイキャッチがキャラ(個別)でない部分を指します
※ラビはEND2込み、アリスは強くてコンティニュー込みの時間です。
テキストの分量としては平均より少し短めかなと思います。
ただ、ジャンル的に鈍足で楽しむような作品ではありませんので、
時間にするとかなり早めに終わってしまいます。
■共通
本作のシナリオはタイムトラベルモノらしく、階段式になっていますので、
攻略は四五→ラビ→ラビ(2周目)→春→エミー→アリスの順で自分はプレイしました。
一応、オススメの攻略順です。
上記からどこからどこまでが共通と言うのは書きづらいですが、
分岐する日付は以下のようになってます。
・四五 → 16th Day
・ラビ → 17th Day
・春 → 24th Day
・エミー → 33th Day
・アリス → 上記の分岐をすべて回避後
■アリス
最後に攻略しました。
33th Dayのエミー分岐を回避すると突入します。
概要は一言で言うと
「プリンキピアを書き上げ、正しい歴史に戻し、主人公は元の時代にルート」
非常に王道で良いですね。
ここまでのルートで主人公が居残るルートは散々見てきましたので、
ちゃんと帰るルートもあって良かったです。別れの美学という感じです。
エミールート直前のくだりを受け継いでいますので、
プリンキピアを2人で書くという展開はこれまた斬新だなと。
エミーをやった時から思ってましたが、他の展開のほうが好みではあるかな思います。
個人的には
「アリスのピンチを主人公が正体バラしつつも助ける。
タイムパラドックスを避けるためにアリスと別れ、主人公は元の時代に帰る必要がある」
あるいは「それを避けるために再度、タイムマシンを使って過去に戻る必要がある」
みたいな山場の持って行き方かなぁと勝手に妄想していましたので。。
しかしながらアリスルートは結末としてはかなり好きです。
主人公が元の時代に帰ろうとするシーンとか、
現代に戻ってきてからじいちゃんと図書館で本を開く流れとか。
王道ながら良いものですね。EDの風の唄でそれなりに余韻を感じることができました。
一応、登場するキャラ全員正しい形でハッピーな終わり方でもあります。
(ちょっとラビだけは物悲しいような気もしますが)
アリスルートクリア後にオマケから「強くてコンティニュー」が追加されます。
こちらも長くはなく、時系列としてはアリスルートクリア直後のオマケルートになっていま。、
開始時の注意にあるように、余韻は薄れますので、ご注意ください。
キャラとしては好きです。
すごく舌足らずなセリフが多いところがなかなかにチャーミングです。
本作前半は春とアリスの出番があまりないので、
会話したような気があまりしないのがキャラとしては残念なポイントでしょうか。
ムービーは「アップルパイでティータイム」。
アリスルートで演出が入ります。
てっきり秋野花さんをふんだんに使った
「バカ!アホ!童貞!死ね!」みたいなムービーかと思ってたら
アリスルート終盤の話と絡めた、もの哀しいムービーで一本取られました。
ホロリとくるような、とても良いムービー演出でした。
シーン数は5。
ルート中に3、オマケで1、強くてコンティニューで1です。
予想通り、おしっこシーンは勿論ありました。
■四五
最初に攻略しました。
16th Dayで1番最初に分岐します。
概要は一言で言うと
「四五と過ごす、救うために世界を元の形に修復することを諦めるルート」
タイムトラベルモノなので序盤、グッと設定で引き込んでくる本作ですが、
四五ルートは中でも若干キャラゲー寄りです。
長さもさほど長くなく、割と色々な設定を投げ捨てて完結します。
細かいことはいいんだよ!がコンセプトの本作なので、目くじらは立てないですが、
他ルートと比較しても物語的には雑な作りだったかなと思います。
転の部分もタイムトラベル部分としては捻りもなく、
病気になって命の危機だから〜、と安直なところもあったかなと思います。
それに対する主人公の思慮の浅さもポイントは低いです。
結末もキャラを選ぶが故、世界はハッピーエンドと言えない形になるため、
意見が割れるかなと思っているルートです。
個人的には、ありがちですがシュタゲのように何かの二者択一や事情があって
世界を戻すことに成功しなかったルートも何かしらあるかなと思っていたので、
結末自体は嫌いではありません。
キャラとしては
ビジュアル、変人過ぎるところ、かなり一途なところ、不器用なところ
が好みではありますが、
結末は想定内としても、道中が少々期待ハズレだったのでイマイチな印象が残りました。
少々、他ルートでは報われないキャラなので不遇かなとは思います。
アリスルートで完走した際だけ少々マシといったところですね。
ムービーは「人類が万有引力の法則を失った場合の考察」
本作序盤で演出が入ります。
体験版をプレイしてこのムービーで購入を決めた方もいるのではないでしょうか。
個人的にはプレイヤーを引き込む意図を考慮すると四五のムービーが1番秀逸だと感じています。
シーン数は4。
ルート中に2、クリア後のオマケで2になっています。
王道なシーンが多いですが、少々CGが不安定だったような気がします。
■春
3番目に攻略しました。
24th Dayで3番目に分岐します。
概要は一言で言うと
「春と一緒に過ごすために元の時代に帰ることを止めるルート」
春ルートは本作の中では1番キャラゲー寄りです。
ラビルートを経て、元の歴史に戻すための重要な要素である
「春とアリスが仲直りし、プリンキピアを自費出版する」道には進みます。
が、春とイチャつくあまり、アリスとエミーを放置した結果、
その先の第3編の執筆には至らず、正しい歴史に戻す機会を失うといった流れです。
上記ですので、ルート分岐後はキャラとの甘い生活シーンがメインです。
ここまで展開が急ぎ足気味だったのに対し、
ラビルート以降の後半は春ルート含め、少々気が緩むようなパートが多かったかなと思います。
個人的には相変わらず個別が短めだったことは残念ですが、
可愛さ満点のルートを満喫出来て、面白いというよりかはニコニコでした。
キャラとしては勿論好きです。
巨乳のほんわかしている性格のお姉さん(尚、自分よりは歳下)、立ち絵の表情、何よりこの声。
プレイ中の私はさぞ顔面崩壊していたことかと思います。
ただ、こちらも出番がとても少なかったように感じるのが非常に残念なポイントです。
(春よりもエミーのほうが出番多いのでは・・・?)
ムービーは「やまと・ナ・Disco」
春ルート分岐後に演出が入ります。
他が尖っているので、目立ちませんが、キャラ(可愛さ)重視で思わず私もニッコリです。
シーン数は4。
ルート中に2。オマケで2になっています。
てっきりおしっこ担当はアリスなのかな、と思ってたのですが、
春にも入れてくるとは、さすがベコ太郎先生です。。
シーン中ではないですが、シーン後の一緒に寝そべっているピロートークのCG、
出てくる度に思うのですが、あれ本当に好きです。どの作品も搭載して欲しい。
あとは強くてコンティニューのおまけルートのEDを見てる最中に思ったのですが、
春のSDCGで「人類初のパイスラッシュ!」のやつってどこで表示されました・・・?
なんか見覚えなかった上にギャラリーにも見当たらなかったので。
■ラビ
2番目に攻略しました。
17th Dayで分岐します。
概要は一言で言うと
「ラビの後悔を晴らし、本筋の話をその先の展開に進めるためのルート」
元々、ラビは事前段階で面白そうだなと期待していたのですが、
シナリオとしては良い意味でブラックホースでした。
シナリオはラビに焦点が当たって基本的には進みますが、
その過程で主人公たちが気付かなければいけない設定なども盛り込まれており、
作品としてかなり上手いルートになっていると感じます。
結末も階段式のシナリオを上手く使った、
タイムトラベルモノらしい物悲しい展開になっており、
ラビ攻略後出ないと先に進めないという作りにしたのも満足です。
キャラとしては
ただのキマった面白いキャラかと思いきや、
ルートの最後、またその先の展開の献身的な姿でやられた方も多いのでは。
アリスや春といった主要キャラは思わぬ歴史上の人物であることが語られますが、
実はラビもそうだということが、1番最後のアリスルートで判明します。
1周目は報われないルートになっていますが、2周目はシナリオが変化します。
2周目は終わり方が薄いというか、
あれ?この先の展開は?ないの?と個人的になりましたが、それでも必見です。
また春以降のルートでは、そんなに出番はありませんが、
ラビはラビルートの記憶があるラビもいると推測されるので、
所々セリフがズルいです。
アリスルート終盤の「ラビは、楽しかったゾ…」みたいなセリフ。かなり良かったです。
ムービーは「ラビリコ・ピリララ・ラビラボラトリー」。
ラビルートで演出が入ります。結構後半なので最初アレ?飛ばした?と思ってました。
音ゲーマーが好きそうな電子音で良かったですが、面白さは四五には敵わず、という印象。
シーン数は4。
ルート中に2。オマケで2になってます。
本キャラらしく、いきなり爆乳、ふたなり、とやりたい放題なシーンが多いです。
■エミー
4番目に攻略しました。
33th Dayで分岐します。
概要は一言で言うと
「プリンキピアをエミーが執筆し、エミーと過ごすために元の時代へ帰ることを止めるルート」
こうして書くと、展開は春と似ていますね。
エミーはサブキャラなのかメインなのか完全によく分からない立ち位置になっています。
時間は短いですが、設定も内容もかなり予想外の方向に逸れていきます。
個人的には面白おかしくやるサブルートかな?と思ってたので、割と大真面目で驚愕です。
アリスが思い付くはずだった、万有引力の法則をエミーが思い付くという
非常に斬新な展開ですが、プレイ中は「うーん…」といった具合で
個人的にはあまり好みではなかったです。
つまらないとかではなく、単純に
「紆余曲折ありながらも王道にアリスが思い付き、アリスがプリンキピアを執筆して欲しかった!」
という意味ですね。
エミールート前くらいからかなり物語が駆け足なのも気になります。
面白くなってきてからの着地点に辿り着くまでの間がかなり物足りなく感じます。
エミーが万有引力の法則を思い付き、プリンキピアを執筆することで
正しい歴史に戻りますが、エミーを1人に出来ないが故に
主人公は元の時代に帰るのは止めるといった流れです。
時間は他ルートよりも更に短めでしたし、
アリスはプリンキピアの執筆を諦め、寮のメンツは離れ離れになり、
四五に至っては1人で元の時代に帰されるという、
あまり後味も良くないルートだったかなと思います。
ムービーは「ディグ・ダグ・男爵」。
エミールートで演出が入ります。
予想はしてましたが、かなり電波ではっちゃけているムービーでした。
シーン数は3。
ルート中に2。オマケで1になってます。
ただ、エミーのオマケはアリスとの3Pになっているので、開放はアリスルートクリア後です。
■グラフィック
なかなか萌えゲ寄りの可愛らしい原画をしている本作ですが、
少々不安定なCGも目立ちました。特に気になるほどでもないですが。
SDCGを含むため、CGの枚数は少なめ。
日常CGもシーン数もさほど多くはありません。
演出面という意味では道中のムービーに力を入れているので満足ではあります。
個人的にはエミーが私服を作成するのはかなりGJでした。
アリスも可愛らしいですし、春さんのタートルネックのセーターが堪らんかったです。
というわけで、キャラグラフィック周りは可もなく不可もなく、という印象です。
逆にキャラ以外の背景などはなかなかレベルが高かったかなと思っています。
最後に一点、スタッフロールを見ると「おしっこ監修:ベコ太郎」と流れてきて笑いました。
■サウンド
ボーカル曲は2曲。
OPである「風の唄」はアリスルートのEDでもアレンジされて使用されています。
このOPですが、かなり良い曲ですね。
アリスルートのEDで流れた時は読破感も感じることが出来ました。
(ただ、やはり期待値に対して少々ボリューム不足だよなあとは思いつつ)
EDである「空の約束」
こちらは個人的にはあまり印象に残りませんでした。
少々不気味なイントロは良いかな?と思ったのですが。
本作のBGMはかなりハイレベルなものになっています。
世界観が世界観なので、ケルト風なものが多く、
非常に耳に残りやすいものになってたかと思います。かなり満足しています。
■総評
コミカルなタイムトラベルモノとして期待を集めていた本作。
その名の通り、かなり軽快なテキストがまず1つの特徴かなと思います。
何気ないシーンもギャグが効いていて正直、結構笑わせてもらいました。
ただし、少々ノリが過ぎるかなと思わなくもない部分はありますので、
歳を取ったオッサン世代だとノリという名のエネルギーに付いていけない人もいるかもしれません。
それでいて、タイムトラベルモノである本作ですが、本来は
・いかに緻密に設定を練り上げていて矛盾がないか
・小さな行動により大きく事象が変化するという点を利用した意外な展開
・どこか不気味で怖さを感じる雰囲気
・主人公が取るに取れない二者択一の選択をしなければいけないという切迫感
このあたりがタイムトラベルモノが面白く、夢中に読める人が多い要因かなと思ってます。
その点、本作は設定面では叩けばホコリがいくらでも出てくるようなものになっています。
「ラビママの持っていた現代の物理学的にもあり得ない品々」など
そもそもが空想の創作物が出てくる、という設定がある分には全く構わないのですが、
その空想の設定内でも矛盾点はいくらでも出てくる、という意味です。
その割には因果、タイムパラドックスを気にする描写も結構含まれますので、
人によっては「コミカルなの?マジメなタイムトラベルモノなの?キャラゲなの?」と
中途半端な印象を受けるかもしれません。
そもそもが「細かいことは考えない」を文句にしている本作ですので、
一般的なクオリティの高いタイムトラベルモノを期待するのはオススメしません。
逆に「タイムトラベルモノ?面白そうじゃん!細かいこたぁ作中面白ければなんでもいいよ!」
という気がある方ならば、本作は大いにオススメします。
個人的には所々の結末や道中の展開に不満がまったく無いわけではないものの
ここ最近の作品の中では道中はかなり楽しく、
かつ、このような他にあまり見ないユニークな作品がプレイできたので満足しています。
強いて言うのでしたらシナリオ部分での不満はやはりボリュームでしょうか。
階段式の分岐を取っている作品であるため、個別が短めになるのは分かるかなと思います。
それにしても春とアリスの不仲が解決してからの後半は
「あれ?もしかしてもうゴールに向かっちゃう?」と駆け足の印象を受けました。
ここを境にいわゆる「先が気になって仕方ない」という感情に区切りが付いたように感じます。
ですので、本筋にもう一山あるようなシナリオ構成だったらより良かったかもしれません。
その他、
・サウンドは世界観に助けられている部分もあるが、かなりハイレベル
・グラフィックは質、量含めもう一声がんばって欲しいところ
・ムービーはとてもユーモアに溢れていてとても秀逸だった
・システム面は平均的。ただ、ゲーム網羅が若干不親切
・次回作も他には無い、ユニークな作品を期待しています
上記のような評になるかなと思っています。
まだ2作目である本作ですが、インパクトの強い本作で知名度も上がったかと思いますので、
ここから更にハードルが上がる3作目も期待しています。おそらく、買うと思います。
5月はもう1本、恋愛ルセットを購入しましたので、
そちらを良い意味で脳死させながらまったりやります。
(裸パッチを現住所ではない家に忘れてきて凹んでます。さほど問題はないですが)
ハイクオの面影レイルバックが発売日通りに出るのか未だに怪しいですが、
恋愛ルセットやってたらちょうどそのくらいになるのかなと思ってます。
category: アニメ・ゲーム
ちいさな彼女の小夜曲 レビュー
2017/05/26 Fri. 22:50 [edit]

更新
今日はfengの4年弱前の作品、ちいさな彼女の小夜曲の記事です。
こちらもGWに暇を持て余したので購入しました。
実はfengの作品はほとんどやったことがないですね。
星かかはアニメは見ましたが、ゲームは買っておりません。
となると、青空の見える丘とあかね色くらいでしょうか。
本作を買った理由としては完全に歌がきっかけです。
こんな素晴らしいOP、EDの作品買うに決まっているだろう!と
(世間の評判はそこまで高くないことを知りつつ)

それではいつも通りいきます。
つづき(ネタバレも含む可能性があります)
-- 続きを読む --
シナリオは5人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。
攻略順はフリーのようです。
ルートそれぞれの時間は
共通 3.5h
汐音 2.5h弱
茉莉 2.5h弱
水夏 2.5h弱
楓 2.5h弱
花梨 2.5h弱
計15h
分岐自体は7話の水着を選ぶシーンで分岐しますが、
細々とした会話は変わるものの共通自体は9話まで続きます。
10話から個別に入り、大体15話くらいまで続きます。キャラによって多少ブレます。
大体1話あたり30分かからない程度のボリュームでしょうか。
分量もかなり平均的なうえに、話数構成なのは工夫してるなーと。
本作は起伏はかなり薄いため、長くてもおそらくダレます。
そういう意味で短すぎず、ちょうど良い分量かなと思ってます。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
舞台は海辺の町、主人公の家は喫茶店を営んでおり、
メインヒロインと出会うところから話は始まります。
聖地は江ノ島になるのでしょうか。作中、横浜とかも出てきます。
基本的には学校と部活、アルバイトが中心で進みます。
夏休み期間中になるので学園生活感は少々薄いかもしれません。
毎日イチャコラ楽しく遊んでいる様が多いです。
主人公はなかなかのハーレム状態ゲーなので、耐性無い方はキツイと思われます。
話数区切りがありますので、自分はそこまでだれる印象はありませんでした。
共通は主に汐音以外の4人のキャラがバランスよく効いてるおかげで楽しめたのかなと。
その中で各ルートへの繋ぎになる描写は所々は入りますが、ほんの僅かです。
共通で弱いなと思う部分は毎日遊んでるだけで、大きいポイントに欠けるかなと。
それは学校行事でも良いし、旅行とかでもなんでもいいんですが、
せいぜい目の前の海行くくらいで、「特別なこと」が盛り込まれてないのは
エロゲとしては弱いかなあと思います。変化が無いというか。
というわけで共通はかなり退屈な普通の萌えゲと感じる人もかなりいるかなあ、と思います。
個人的には主に水夏とわわわ様のおかげでなんとかなりました。
■汐音
最後に攻略しました。
シナリオとしては
母親との仲違いを中心にした話になっています。
共通以降、メインヒロインなのに1番影が薄いんじゃね?思ってた汐音さんです。
共通冒頭の話を思い出したかのようにシナリオは展開します。
歌が異常に上手い設定とか、町の人魚伝説とかもありましたので、
竜宮城に返るわ的な不思議展開もありえなくはないのかな?
と思ってたんですが、至って内容はよくあるシナリオでした。
本作全体の特徴になるのですが、
本当に分かりやすい悪役とかシリアス展開とかはあまりないです。
ですので、シナリオとしての起伏にはかなり欠けるかなと思います。
個人的には後半の母親との話よりかは
恋人になる前ののヤキモキしてる部分のほうが好きでした。
他のルートも無難でしたので、
このルートくらいはっちゃけても良かったのよ?と個人的には思ってます。
キャラとしてはカワイイですが、存在感なさ過ぎるかなと。
ただそれ故にじわる場面もいくつかありました。
シーン数は6。
メインヒロインながらの数になっており、
地味にシチュエーションもマニアックなものになっていて刺さる人はいるかも…。
■茉莉
4番目に攻略しました。
シナリオとしては
人魚伝説を通して恋人へ→特に何事もなく終了
シナリオの前半は町の人魚伝説を一緒に調査、という形で進みますので、
「もしかしてこのルートこそ不思議展開とかあったりするのかな?」
なんて思っていたりしたのですが、全くそんなことはありませんでした。
前半を通して恋人になりますが、その後はかなり何事もなくEDまでいきます。
お嬢様設定なので、お家問題のシナリオかな?とプレイ中は思ってました。
(実際、それを匂わせるような描写は少しながらありました)
ところがほとんど何もなくEDまでいってしまったので、
「えっ?」って感想がかなり強いルートでした。
あまりにも凹凸に欠けすぎているルートでイマイチだったかなと思います。
共通をそのままやっているような気分になりました。
キャラとしては、可もなく不可もなく。
さっぱりしていて登場人物としては良いキャラではありますが、
ヒロイン的には特にくるものはない、といった立ち位置です。
声は若干気づきにくいですが、あの方のようです。雪菜ぁ。
個人的にはわわわ様を煽ってる時が1番面白くて好きですね。
シーン数は5。
どのルートでもそうですが、唐突にエロラッシュに入る節があります。
■水夏
最初に攻略しました。
シナリオとしては
近すぎた今までの関係にドキマギ→イチャラブと父親関係
共通では主人公と一緒に風呂に入るとか
色々無垢でポンコツ感満載の行動をカマしてくれた水夏さんですが、
その行動に違和感を感じるところから恋人へと繋がります。
後半は水夏の父親が出てきて、苦手な主人公と話題を呼んで完です。
本ルートは会話の掛け合いは結構気に入っていて楽しかったのですが、
後半は魅力が落ちて微妙だったかなと。
でも、何故か最後の最後の結末は好きだったりします。
本作の中で1番丸いルートかなと思ってます。
何よりポンコツ度が高いキャラのおかげで救われてるという印象が強いかなと。
キャラとしてはなかなか好きです。
かなりアホっぽいセリフとか行動が気に入っていました。
立ち絵とかも本作の中では1番好みです。
シーン数は5。
個人的にはルートよりも共通の無垢すぎる行動のほうがエロさを感じたという。
■楓
2番目に攻略しました。
シナリオとしては
昔に主人公との間にあった出来事→イチャラブ生活
共通から匂わせていた「昔なんかあった感」を回収して恋人になります。
本作の中では尖った部類のシナリオかなと思います。
内容も思ったよりもしっかりしていて、良い具合にすれ違いが描写されていたかなと。
ですので恋人になるまでの前半部分は良かったです。
後半はお付き合いの仕方だったり、イチャラブだったりがメインです。
さほど長くはないですが、少々退屈だったかもしれません。
キャラが気に入っていれば良いのでしょうが。
どうでもいいですが、本ルートは最後は季節が冬になります。
「あっ、このゲーム冬になるんだ」と思いました。
個人的にはキャラは普通です。
声はとても良いのですけど。気に入ってるのはそこだけかなと。
むしろ共通や他ルートの楓のほうが主人公とのズレを楽しめて好きです。
シーン数は6。
本作の中では安定したほうですが、やはりそういう作品でもないかなと。
結構な淫乱属性なおかげか、シーン数は多めです。
■花梨
3番目に攻略しました。
シナリオとしては
恋人になるまでのアレコレ→厨二病と自身について
厨二病キャラである花梨ですが、話もそれメインのものになってます。
こちらもいかにも普通なルートですが、個人的に良かった箇所がいくつか。
・恋人になるまでの過程が意外と良い
・恋人になってからの会話テンポが軽快で面白くて良い
といったところでしょうか。
ですので、普通なシナリオながら、なかなか楽しく読ませて頂きました。
これといったシリアスもなく、全体的に軽い感じに終わるところも
このキャラには合っていて良かったかなと。
キャラとしても、わわわ様はなかなかに好きです。
弄られキャラで面白い、声が甲高くて可愛い、割と素直なのが可愛い
といったところが個人的にポイント高いです。
シーン数は5。
平均以上にありますが、こちらもルート終盤での怒涛のエロ感がかなりありました。
■グラフィック
見ての通りかと思いますが、最近のゲームにしては癖は強めです。
原画は線は多いものの、なかなか不安定なCGも多いです。
塗りもあまり肉感のない(テカテカムッチリしていない)淡色になっています。
これはこれで好みの方はいるかもしれません。
2013年の本作ですが、さらに一昔前の萌えゲをやっている感じにかなり近いです。
最近ということを考えるとレベルは低めですが、慣れている方なら全く問題ないかと。
CGの枚数は少ないとは全く思いませんでしたが、
SDも含むため、多い方でもないかなと思います。
最近の流れに則り、
シーン数は予想外に多めでしたが、見た通り、どれも実用には至らないです。
何より、どのルートも終盤でエロラッシュ気味なので、唐突感がものすごいです。
導入や使い方に関してはかなりヘタクソだなぁと思いました。
おそらくエロに関しても並以上にしたかったのだろうという
気概は伝わってきますが、空回りしている印象です。
■サウンド
ボーカル曲はOPとEDの2曲です。
OP曲は「マリンブルーに沿って」
こちら、第1印象から良かったんですが、スルメ曲でもありますね。
メロディーや打ち込み音がキャッチで細かく、本作にぴったりで爽やかですし、
ボーカルと歌詞には勢いがありつつ、せつなさも感じます。
というわけで大好きです。
元々、本作は尖った部分は全く無いにしろ、雰囲気はかなり好きな部類に入ってます。
そこんところをかなり上手く昇華させてくれてる1曲だなと感じてます。
自分はこの曲はイントロアウトロとサビの入りが本当に好きですね。
最初はメロディーが好印象だったのですが、ここにきて歌詞が効いてきているな、と。
ED曲は「キスのひとつで」
こちらは好きな人なら1発で心を持っていかれる系の曲ですね。勿論、大好きです。
EDらしい入りも良いですが、個人的にはBメロからサビへの繋がりが最高だと思ってます。
こちらの歌詞も良く、思考を朝焼けのほうに持っていってくれます。
この曲のすごいところは、今までこれだけの美少女ゲームをやってきたのに
「あっ、このゲーム、特徴という特徴は無いけど、やって良かったなこれ」みたいな、
はじめてこの手のゲームに触れたときのようなモチベを思い出させてくれるところです。
実際、自分は「本当に雰囲気ゲーだなー、割と好きだが・・・面白いとは言わんな」
と思いながらずっとやってたんですが、EDで1発で気分を持っていかれました。
自分でも何故か分からないけど天井見上げて「あー・・・」ってなる
自分が本当に好きな部分に触れることが出来たときの美少女ゲーム特有のアレです。
ムービーで「ちいさな彼女の小夜曲」ってロゴが浮かび上がってくるところ、
雰囲気満点で最高でした。ああいう単純なものに意外と弱かったりします。
実はこのOPとED、現場で2回ほど聴いたことあるのですよね。
1回目はこの手のゲーム復帰して間もなかったので、「何の曲だよ」と。
2回目は完全に思考がやられてしまいました。
可能であれば、ゲームもちゃんとやった今、もう1回でいいから聴きたいかなと思ってます。
(どうやら当然のように人気曲のようなので、行くところ行けばほぼやるみたいだが)
このOPとED、作中でもインストでアレンジされて色々な箇所にフレームが使われます。
そのほかのキャラBGMなども良いほうかなと思います。
パッケージから想像できる、爽やかさ満点の世界観、BGMが保障します。
というわけでサウンド面はここ数年では屈指のレベルだと心から思ってます。
もしも歌を聴いて興味を持ち、パッケージを見て
「あっ、これ結構好きなタイプの作品かもなー」と思ったら
保障はしませんが、評判を気にせず凸してみるのもオススメかなと思います。。
■総評
面白いとは言えんので、他人には積極的に勧めたりすることはないです。
でも、「けど俺、やって良かったかな」っていう作品に出会えたかなと思ってます。
この手のゲームをやり、こういう作品に出会えるのは本当に嬉しいことです。
個人的には「話が面白すぎてクリックが止まらん!」「ゲームが面白すぎて時間泥棒!」
というタイプの作品よりも、「こういうの、好きだな。やってよかった」
と思える作品のほうが貴重だと思っているので。
(TVアニメなども全体的に意外とそういう傾向があるのですけどね。自分は)
やはり雰囲気と世界観がとても綺麗で落ち着くものになっているのがかなり大きいかなと。
その好きだなぁって気持ちをとても良いBGMとボーカル曲のおかげで昇華させてます。
(まあ逆に言うと、「ここが良かった!」と公言出来るのはそこだけなのですが)
シナリオもありきたりですが、
長さや構成の仕方を考えると、物によっては自分は悪くないものもあったかなと。
キャラ別の感想にも書きましたが、キャラによって
意外と背景作りが出来ていて、それを次第に解決するまでの過程があるルート
会話が軽快で、小さい話の区切り方も悪くなく、テンポ良く進められるルート
など、それなりに色があって「内容自体は普通すぎるけど、×じゃない」
という感想を持つルートがいくつかあったのもポイントが高いです。
惜しかったのは雰囲気かなと。
さっき良かったって言ったじゃん!といった具合ですが、活かしきれてない部分もあったなと。
もっと爽やかなCGとか使って心地よいシナリオを付けれたのかなと思います。
思い当たる中ではPULLTOPのころげて、や、見上げて、とかですかね。
あそこまで青春でなくてもいいですが、近い雰囲気は出せたんじゃないかなと。
そこまで出来ていたら勿論評判も良かったのでしょうが。
ということで、シナリオのレベル自体は決して高くはないので、期待は禁物です。
その他、2013年のゲームにしては少々古臭い雰囲気が残っている作品ですので
何もかもハイレベルにまとまっている作品ではないですが、
光るものはあった、と自分は思った作品です。
なんか、懐かしい気持ちに返れました。
キリがよく持っていたものを完遂したので、新作です。
立て込んでいて、今日(月末金曜)は赴くことが出来ませんでしたが。明日行きます。
とりあえずはニューリンと恋愛ルセットを今月購入しますが、
前者は「早くやりたい!」という気持ちを抱えていて、
後者は「噛み締めながらじっくりやりたいなぁ」と思っています。
最近、仕事が忙しくなってきている傾向なので
平日にやるペースは6月は大分落ちるかもしれませんが、楽しんでいきたいところです。
シナリオは5人。TRUEやサブキャラの攻略はありません。
攻略順はフリーのようです。
ルートそれぞれの時間は
共通 3.5h
汐音 2.5h弱
茉莉 2.5h弱
水夏 2.5h弱
楓 2.5h弱
花梨 2.5h弱
計15h
分岐自体は7話の水着を選ぶシーンで分岐しますが、
細々とした会話は変わるものの共通自体は9話まで続きます。
10話から個別に入り、大体15話くらいまで続きます。キャラによって多少ブレます。
大体1話あたり30分かからない程度のボリュームでしょうか。
分量もかなり平均的なうえに、話数構成なのは工夫してるなーと。
本作は起伏はかなり薄いため、長くてもおそらくダレます。
そういう意味で短すぎず、ちょうど良い分量かなと思ってます。
というわけでそれぞれのシナリオなどの感想を。
■共通
舞台は海辺の町、主人公の家は喫茶店を営んでおり、
メインヒロインと出会うところから話は始まります。
聖地は江ノ島になるのでしょうか。作中、横浜とかも出てきます。
基本的には学校と部活、アルバイトが中心で進みます。
夏休み期間中になるので学園生活感は少々薄いかもしれません。
毎日イチャコラ楽しく遊んでいる様が多いです。
主人公はなかなかのハーレム状態ゲーなので、耐性無い方はキツイと思われます。
話数区切りがありますので、自分はそこまでだれる印象はありませんでした。
共通は主に汐音以外の4人のキャラがバランスよく効いてるおかげで楽しめたのかなと。
その中で各ルートへの繋ぎになる描写は所々は入りますが、ほんの僅かです。
共通で弱いなと思う部分は毎日遊んでるだけで、大きいポイントに欠けるかなと。
それは学校行事でも良いし、旅行とかでもなんでもいいんですが、
せいぜい目の前の海行くくらいで、「特別なこと」が盛り込まれてないのは
エロゲとしては弱いかなあと思います。変化が無いというか。
というわけで共通はかなり退屈な普通の萌えゲと感じる人もかなりいるかなあ、と思います。
個人的には主に水夏とわわわ様のおかげでなんとかなりました。
■汐音
最後に攻略しました。
シナリオとしては
母親との仲違いを中心にした話になっています。
共通以降、メインヒロインなのに1番影が薄いんじゃね?思ってた汐音さんです。
共通冒頭の話を思い出したかのようにシナリオは展開します。
歌が異常に上手い設定とか、町の人魚伝説とかもありましたので、
竜宮城に返るわ的な不思議展開もありえなくはないのかな?
と思ってたんですが、至って内容はよくあるシナリオでした。
本作全体の特徴になるのですが、
本当に分かりやすい悪役とかシリアス展開とかはあまりないです。
ですので、シナリオとしての起伏にはかなり欠けるかなと思います。
個人的には後半の母親との話よりかは
恋人になる前ののヤキモキしてる部分のほうが好きでした。
他のルートも無難でしたので、
このルートくらいはっちゃけても良かったのよ?と個人的には思ってます。
キャラとしてはカワイイですが、存在感なさ過ぎるかなと。
ただそれ故にじわる場面もいくつかありました。
シーン数は6。
メインヒロインながらの数になっており、
地味にシチュエーションもマニアックなものになっていて刺さる人はいるかも…。
■茉莉
4番目に攻略しました。
シナリオとしては
人魚伝説を通して恋人へ→特に何事もなく終了
シナリオの前半は町の人魚伝説を一緒に調査、という形で進みますので、
「もしかしてこのルートこそ不思議展開とかあったりするのかな?」
なんて思っていたりしたのですが、全くそんなことはありませんでした。
前半を通して恋人になりますが、その後はかなり何事もなくEDまでいきます。
お嬢様設定なので、お家問題のシナリオかな?とプレイ中は思ってました。
(実際、それを匂わせるような描写は少しながらありました)
ところがほとんど何もなくEDまでいってしまったので、
「えっ?」って感想がかなり強いルートでした。
あまりにも凹凸に欠けすぎているルートでイマイチだったかなと思います。
共通をそのままやっているような気分になりました。
キャラとしては、可もなく不可もなく。
さっぱりしていて登場人物としては良いキャラではありますが、
ヒロイン的には特にくるものはない、といった立ち位置です。
声は若干気づきにくいですが、あの方のようです。雪菜ぁ。
個人的にはわわわ様を煽ってる時が1番面白くて好きですね。
シーン数は5。
どのルートでもそうですが、唐突にエロラッシュに入る節があります。
■水夏
最初に攻略しました。
シナリオとしては
近すぎた今までの関係にドキマギ→イチャラブと父親関係
共通では主人公と一緒に風呂に入るとか
色々無垢でポンコツ感満載の行動をカマしてくれた水夏さんですが、
その行動に違和感を感じるところから恋人へと繋がります。
後半は水夏の父親が出てきて、苦手な主人公と話題を呼んで完です。
本ルートは会話の掛け合いは結構気に入っていて楽しかったのですが、
後半は魅力が落ちて微妙だったかなと。
でも、何故か最後の最後の結末は好きだったりします。
本作の中で1番丸いルートかなと思ってます。
何よりポンコツ度が高いキャラのおかげで救われてるという印象が強いかなと。
キャラとしてはなかなか好きです。
かなりアホっぽいセリフとか行動が気に入っていました。
立ち絵とかも本作の中では1番好みです。
シーン数は5。
個人的にはルートよりも共通の無垢すぎる行動のほうがエロさを感じたという。
■楓
2番目に攻略しました。
シナリオとしては
昔に主人公との間にあった出来事→イチャラブ生活
共通から匂わせていた「昔なんかあった感」を回収して恋人になります。
本作の中では尖った部類のシナリオかなと思います。
内容も思ったよりもしっかりしていて、良い具合にすれ違いが描写されていたかなと。
ですので恋人になるまでの前半部分は良かったです。
後半はお付き合いの仕方だったり、イチャラブだったりがメインです。
さほど長くはないですが、少々退屈だったかもしれません。
キャラが気に入っていれば良いのでしょうが。
どうでもいいですが、本ルートは最後は季節が冬になります。
「あっ、このゲーム冬になるんだ」と思いました。
個人的にはキャラは普通です。
声はとても良いのですけど。気に入ってるのはそこだけかなと。
むしろ共通や他ルートの楓のほうが主人公とのズレを楽しめて好きです。
シーン数は6。
本作の中では安定したほうですが、やはりそういう作品でもないかなと。
結構な淫乱属性なおかげか、シーン数は多めです。
■花梨
3番目に攻略しました。
シナリオとしては
恋人になるまでのアレコレ→厨二病と自身について
厨二病キャラである花梨ですが、話もそれメインのものになってます。
こちらもいかにも普通なルートですが、個人的に良かった箇所がいくつか。
・恋人になるまでの過程が意外と良い
・恋人になってからの会話テンポが軽快で面白くて良い
といったところでしょうか。
ですので、普通なシナリオながら、なかなか楽しく読ませて頂きました。
これといったシリアスもなく、全体的に軽い感じに終わるところも
このキャラには合っていて良かったかなと。
キャラとしても、わわわ様はなかなかに好きです。
弄られキャラで面白い、声が甲高くて可愛い、割と素直なのが可愛い
といったところが個人的にポイント高いです。
シーン数は5。
平均以上にありますが、こちらもルート終盤での怒涛のエロ感がかなりありました。
■グラフィック
見ての通りかと思いますが、最近のゲームにしては癖は強めです。
原画は線は多いものの、なかなか不安定なCGも多いです。
塗りもあまり肉感のない(テカテカムッチリしていない)淡色になっています。
これはこれで好みの方はいるかもしれません。
2013年の本作ですが、さらに一昔前の萌えゲをやっている感じにかなり近いです。
最近ということを考えるとレベルは低めですが、慣れている方なら全く問題ないかと。
CGの枚数は少ないとは全く思いませんでしたが、
SDも含むため、多い方でもないかなと思います。
最近の流れに則り、
シーン数は予想外に多めでしたが、見た通り、どれも実用には至らないです。
何より、どのルートも終盤でエロラッシュ気味なので、唐突感がものすごいです。
導入や使い方に関してはかなりヘタクソだなぁと思いました。
おそらくエロに関しても並以上にしたかったのだろうという
気概は伝わってきますが、空回りしている印象です。
■サウンド
ボーカル曲はOPとEDの2曲です。
OP曲は「マリンブルーに沿って」
こちら、第1印象から良かったんですが、スルメ曲でもありますね。
メロディーや打ち込み音がキャッチで細かく、本作にぴったりで爽やかですし、
ボーカルと歌詞には勢いがありつつ、せつなさも感じます。
というわけで大好きです。
元々、本作は尖った部分は全く無いにしろ、雰囲気はかなり好きな部類に入ってます。
そこんところをかなり上手く昇華させてくれてる1曲だなと感じてます。
自分はこの曲はイントロアウトロとサビの入りが本当に好きですね。
最初はメロディーが好印象だったのですが、ここにきて歌詞が効いてきているな、と。
ED曲は「キスのひとつで」
こちらは好きな人なら1発で心を持っていかれる系の曲ですね。勿論、大好きです。
EDらしい入りも良いですが、個人的にはBメロからサビへの繋がりが最高だと思ってます。
こちらの歌詞も良く、思考を朝焼けのほうに持っていってくれます。
この曲のすごいところは、今までこれだけの美少女ゲームをやってきたのに
「あっ、このゲーム、特徴という特徴は無いけど、やって良かったなこれ」みたいな、
はじめてこの手のゲームに触れたときのようなモチベを思い出させてくれるところです。
実際、自分は「本当に雰囲気ゲーだなー、割と好きだが・・・面白いとは言わんな」
と思いながらずっとやってたんですが、EDで1発で気分を持っていかれました。
自分でも何故か分からないけど天井見上げて「あー・・・」ってなる
自分が本当に好きな部分に触れることが出来たときの美少女ゲーム特有のアレです。
ムービーで「ちいさな彼女の小夜曲」ってロゴが浮かび上がってくるところ、
雰囲気満点で最高でした。ああいう単純なものに意外と弱かったりします。
実はこのOPとED、現場で2回ほど聴いたことあるのですよね。
1回目はこの手のゲーム復帰して間もなかったので、「何の曲だよ」と。
2回目は完全に思考がやられてしまいました。
可能であれば、ゲームもちゃんとやった今、もう1回でいいから聴きたいかなと思ってます。
(どうやら当然のように人気曲のようなので、行くところ行けばほぼやるみたいだが)
このOPとED、作中でもインストでアレンジされて色々な箇所にフレームが使われます。
そのほかのキャラBGMなども良いほうかなと思います。
パッケージから想像できる、爽やかさ満点の世界観、BGMが保障します。
というわけでサウンド面はここ数年では屈指のレベルだと心から思ってます。
もしも歌を聴いて興味を持ち、パッケージを見て
「あっ、これ結構好きなタイプの作品かもなー」と思ったら
保障はしませんが、評判を気にせず凸してみるのもオススメかなと思います。。
■総評
面白いとは言えんので、他人には積極的に勧めたりすることはないです。
でも、「けど俺、やって良かったかな」っていう作品に出会えたかなと思ってます。
この手のゲームをやり、こういう作品に出会えるのは本当に嬉しいことです。
個人的には「話が面白すぎてクリックが止まらん!」「ゲームが面白すぎて時間泥棒!」
というタイプの作品よりも、「こういうの、好きだな。やってよかった」
と思える作品のほうが貴重だと思っているので。
(TVアニメなども全体的に意外とそういう傾向があるのですけどね。自分は)
やはり雰囲気と世界観がとても綺麗で落ち着くものになっているのがかなり大きいかなと。
その好きだなぁって気持ちをとても良いBGMとボーカル曲のおかげで昇華させてます。
(まあ逆に言うと、「ここが良かった!」と公言出来るのはそこだけなのですが)
シナリオもありきたりですが、
長さや構成の仕方を考えると、物によっては自分は悪くないものもあったかなと。
キャラ別の感想にも書きましたが、キャラによって
意外と背景作りが出来ていて、それを次第に解決するまでの過程があるルート
会話が軽快で、小さい話の区切り方も悪くなく、テンポ良く進められるルート
など、それなりに色があって「内容自体は普通すぎるけど、×じゃない」
という感想を持つルートがいくつかあったのもポイントが高いです。
惜しかったのは雰囲気かなと。
さっき良かったって言ったじゃん!といった具合ですが、活かしきれてない部分もあったなと。
もっと爽やかなCGとか使って心地よいシナリオを付けれたのかなと思います。
思い当たる中ではPULLTOPのころげて、や、見上げて、とかですかね。
あそこまで青春でなくてもいいですが、近い雰囲気は出せたんじゃないかなと。
そこまで出来ていたら勿論評判も良かったのでしょうが。
ということで、シナリオのレベル自体は決して高くはないので、期待は禁物です。
その他、2013年のゲームにしては少々古臭い雰囲気が残っている作品ですので
何もかもハイレベルにまとまっている作品ではないですが、
光るものはあった、と自分は思った作品です。
なんか、懐かしい気持ちに返れました。
キリがよく持っていたものを完遂したので、新作です。
立て込んでいて、今日(月末金曜)は赴くことが出来ませんでしたが。明日行きます。
とりあえずはニューリンと恋愛ルセットを今月購入しますが、
前者は「早くやりたい!」という気持ちを抱えていて、
後者は「噛み締めながらじっくりやりたいなぁ」と思っています。
最近、仕事が忙しくなってきている傾向なので
平日にやるペースは6月は大分落ちるかもしれませんが、楽しんでいきたいところです。
category: アニメ・ゲーム